シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【大阪/三島郡島本町】水瀬神宮 離宮の水と茅の輪

毎週お世話になっている大阪府三島郡にある水無瀬神宮境内から湧き出るお水。

離宮の水。

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昭和60年に、唯一大阪府内で全国名水百選に選ばれたお水。

時間帯によっては30分程列に並ぶこともあり、それでも家族一同が好きなこともあり毎週列に並んでいます。

この日は5月の最終週でしたが、すでに茅の輪が設置されていました。
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例年であれば6月30日に夏越し大祓が執り行われるのでしょうが、コロナ禍で一般参列は中止とのこと。

水無瀬神宮 公式HP

 

そもそも、水無瀬神宮のお水を頂くようになったのは遡ること一年前。

shironpton.hatenablog.com

 

茨木市にある佐奈部神社の神主さんに、

高槻市在住であれば水無瀬神宮さんにお参りに行かれたら良いですよ。』

とお声がけいただいたのが事の始まり。

 

まさか、それから毎週お水を汲みに行くことになろうとはその時は全く思いもせず、予期せぬご縁に今となっては感謝しかありません。

 

水道の蛇口をひねれば綺麗な水は途切れることなく溢れ、水を汲みにいかなくとも何の不便もないのですが、何故だか我が家のノースピリチュアルな主人が、お水を毎週汲みに行くことが義務であるかのごとく、週末の予定の中に必ず水無瀬神宮へのルートを組み込んできます(笑)

 

私の若干スピっ気に反して、ノースピな主人は『神社のお水だから』といった風ではなさそうですが。

 

それでも、何かはわらかないものの、何かに守られているような気はするらしく(阪神淡路大震災の時はスノボ、大阪北部地震の時は朝から家族で愛知県へと遊びに行っており、大難が小難になる人です。)、なんとなくお墓参りはしておこう、という気はあるようです。

 

気付けば家族で本格的にお参りさせて頂くようになって2年。

一人でお参りに行くようになって4年が経過しました。

 

なぜ神社が好きなのかはいまだに分かりませんが、電車の窓から眺める景色の中に、車の助手席から眺める景色の中に、明らかに鎮守の森だろうと思われる木々の一画を見つけると、居ても立ってもいられなく、何故だかその場に行ってみたいと小さい頃から感じていました。

 

今、その居ても立ってもいられないソワソワした気持ちだった日々を実行に移すことが出来て、その場を訪れることで様々な発見や気付きがあり、相変わらず見えたり聞こえたりはしませんが、その発見や気付きが本来の私の目的なのではないのかと、うっすらぼんやり感じています。

 

先日、お世話になっているお寺の庵主さんとの最近の会話の中で、

 

『見える聞こえるといった能力はなにも特殊な能力でもなく、目が見える、喋れるといった同じ機能の一つ。大事なのはそこではない。自身が努力して得た能力こそが大事。仕事で得た能力。日々の生活で培った家事育児。資格勉強をして得た知識や技能。それらは、自分が努力して得たスキル。そのスキルは無くなることはなく、必ずや自分の血肉となり、自身を育むもの。

何も努力せずに(見えないものが)見える・聞こえるは、機能の一つ。

そこに固執はしてはいけない。自分は特別なのではなく、そういった面があるだけだとそのまま受け入れること。えらいわけでも何でもない。』

 

と、小さい頃から見えて・聞こえてしまう庵主さんは、切々と仰っていました。

 

友達との話しの流れで神社に行くと話すと、『何かあるの?』とか、『そっち系?』と言われたりもし、私自身、良く分からないけれども行く流れになったり、行かなきゃならなくなったりで、ただそんなことを話すと更に妙な雰囲気になってしまうので、『なんか昔から好きやねん。』と、実際その通りなので嘘ではない返答をしています。

 

そんな中、つい最近初めてできた神社友達に、『また自転車でふらっとお参りに行く時は声かけて~♪』と誘ってもらったのですが、そんな時に限って神社センサー無反応(笑)

 

時が熟せば、また一人ふらっとお参りに行くこともあろうかとは思うのですが、どうやらまだその時ではないようで、おかげで家の掃除と断捨離が進んで仕方なく(笑)

 

外にばかり求めずに、まずは自分の足元(生活をする拠点)を見直しなさいということなのでしょう。

 

このままではお参りブログではなく、お掃除ブログになりそうです(笑)

 

良い週末をお過ごし下さい。

 

【京都/亀岡市】大本教の本部 亀岡城址と天上の木

遡ること2ヵ月とほんの少し前。

まだまだ寒さが残る3月の週末。

麒麟が来る!』の総集編の放送があることを知り、録画でその気になったのか『亀岡城に行ってみよう!』と。

家族一同、一度も『麒麟が来る!』を見たことないのですけどね(笑)

 

麒麟が来る!』=明智光秀亀岡城

 

の分かりやすい図式で高槻から一山超えて亀岡市へ。

 

亀岡運動公園で車を停めて、ここからはサイクリング。

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Googleマップを頼りに進んでいくと、亀岡城址とは思えない何とも立派な建物の前に到着。

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側にあった案内図を見ると、どうやらこちらの立派な建物は大元本部らしく、更にお目当て亀岡城址はこちらの大元本部の敷地内にある模様。

 

信者でもないし、はてさてどうしたものかと立ちすくんでいると、大本教の関係の方と思われる方が声をかけて下さいました。

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麒麟が来る!』の影響もあって、一般の方の拝観が増えているとのこと。

本部の受付で拝観料を支払えば(確か2~300円だったかと)、あとは館内でも神泉苑でも一般解放されている場所はお好きにご覧下さいとのこと。

 

亀岡城址に来たはずが、思いもよらぬ大本教本部への潜入となりました。

 

大本教のことは、戦前大掛かりな宗教弾圧があったとか、大本心諭、出口なお艮の金神、などなど、キーワードを断片程度の知識。

ちょうど館内で大本教の歴史の映像が上映されており、せっかくなので見てみることに。

 

その際、館内で『ご自由にどうぞ』のエリアから頂いてきた冊子等々。

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活字中毒ですが、積読の本の中に埋もれている状況です^^;

 

さて、館内を出て今日の目的は亀岡城址。

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歩きだして早速目についたのがこちらの幹が捩じれている赤松。

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広い敷地内を、案内板を頼りに散策。

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こちらの石に掘られた紋様のようなものは、天下普請の際、大名達が残した刻印。家紋。

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天下普請(てんかぶしん)とは?

江戸幕府が全国の諸大名に命令し、行わせた土木工事のこと。なかでも城郭普請が有名であるが、道路整備や河川工事などインフラストラクチャー整備などの工事も含んでいる。

【出典元:天下普請 - Wikipedia

 

経年劣化で消えかかっている刻印もあると受付で伺い、その間、息子は何故、石に刻印があるのかなどなど興味津々で受付の方に質問攻め(笑)

熱意が伝わったのか、受付の方が家紋の一覧表のようなプリントを息子にプレゼントして下さいました。

で、そのプリントを片手に一人必死に家紋を探すの図(笑)

石好き、ミステリー好きにはたまらん遊びです(^^)



歩いていくと、目の前に整然と積まれた石垣。
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お目当ての亀岡城天守台址はこの石垣の上。

 

階段を上がった先に立派な木がありました。

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辺りは神域の為これ以上立ち入ることは出来ず、石垣と立派な木が見れただけでも充分だと各々言い聞かせ(笑)、先に進みます。


亀岡城址のお堀に沿うように小径があり、周りの木々は手入れがされているのか程よく日が差し込み、とても気持ちの良い空間。
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ぐるりと一周して元来た場所へ戻って来ました。
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お昼ご飯は、そんな亀岡城址のお堀が外から見える場所でおにぎりを。
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さて、この場所からふと右手を見やると何とも気になる木を発見してしまいました。
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木を見たら素通りするわけにも行かず、喜々として側へ。

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木の根元にはお地蔵様。

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お地蔵様のお名前は、南郷地蔵。

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案内板によると江戸時代から南郷池のそばにいらっしゃる十一体のお地蔵さまになるのだそう。

 

そして、そのお地蔵様を後ろからお守りするかのようにエノキの御神木。

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天上の木のネーミングが気になり調べてみたところ、単なる木にはない不思議な魅力を持ち、勇気や癒し、感動を与えてくれる木を「天上の木」とし、京都府内に選ばれし40選の天上の木があるそうです。

森の京都「天上の木」40選/京都府ホームページ

 

・・・これはちょっと、行った方が良いんとちゃうんやろうかと、トップバッターの丹波国分寺町のイチョウの木の画像を見てビビビッときてしまいました。

 

さて、イチョウの木も立派ですが、目の前に迫るエノキのこの幹回り。

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惚れ惚れとしてしまう佇まい。

 

空に広がる枝ぶりも勢いがあり、まだまだ元気なご様子。

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亀岡城址の外堀に面してお祀りされているお地蔵様とご神木。

 

この地が聖地であるが故に、お城が建てられてのか。

はたまた、お城が建てられたが故に、お守りとしてお地蔵様とご神木が配されたのか。

 

真相は分かりませんが、いずれにせよ、亀岡城とお地蔵様、御神木は存在する上で一体であるかのような印象を受けました。

 

私一人であれば、行くことはなかったであろう亀岡城址。

思わぬ木との出会いに感謝です。

 

【大阪/高槻市】宮田町の春日神社

地元にある大好きな神社。

高槻市は宮田町にある春日神社。

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境内の目の前には駅と山間部を繋ぐ主要道路があり、結構な交通量なのですが境内に入ると一変します。
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手水舎の側の木はいつ見ても惚れ惚れとしてしまい、
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その手水舎から見渡す反対側の木もこれまた素晴らしく、
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決して広くはない境内。

決して大きくはない鎮守の森。

それでも、一本一本の木々の存在感が素晴らしく、とても気持ちの良い空間です。

 

拝殿の左手に続く道の先には、
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稲荷社の白玉大明神。
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その左手には、立派な木の側に地蔵菩薩

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こちらのお地蔵様はよほど大切にされているのか、いつもお花が供えられています。

この日はあいにくとザザ振りの雨だったせいかお花はありませんでしたが。

 

拝殿の周りはぐるりと一周できるようになっており、その拝殿のちょうど真後ろ。
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枝が選定された跡がありますが、立派な木が拝殿を護るかのよう。
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拝殿右手の木もご覧の通りの力強さ。
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ぐるっと一周して手水舎そばの木。
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近くを通る度に素通りすることが出来ず、いつもお参りさせて頂く春日神社。

shironpton.hatenablog.com

 

雨の日でしたが、お参りが終わった後はとても清々しく感じました。

 

帰り道。

さぁ、もうそろそろ自宅近くの場所で私の目をかすめたもの。
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サワガニ。

 

2年前。

大雨の翌日、自宅前の扉にいたサワガニを思い出しました。

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ほんのひと夏の思い出ですが『カニ丸』と名付け、一緒に過ごしたことが懐かしく。

両方のハサミで器用に島原のそうめんを持って、美味しそうに食べていた姿は何度見ても見飽きません。

 

雨の中、たまたま近くを立ち寄った春日神社でのお参りで思わぬ出会いがあり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

目新しいことはなくとも、自分の足元(地盤)を疎かにすることのないようと気付かされたような気がします。

 

さて、そんなことを言いながらも週末は少し雨の合間の一日がありそうな天気予報。

新しい出会いをちょっと期待したりもしています(笑)

 

【大阪/門真市】三島(みつしま)神社 樹齢千年の御神木

週末の朝、『家から自転車で行ってみ—ひん?』

と主人から提示された場所は門真市

自宅のある高槻市からは片道25キロのサイクリング。

 

ここ最近、めっきり私の神社センサー(そんなものはないのですが、勝手に命名。)が作動しておらず、お参り頻度がダダ下がり。

 

そんな中、立派なご神木がある神社が提示されれば行かない理由もなく、なんやかんやと私のお参りライフは、『主人が何気なく提示する場所から始まっているのでは?』とここ数か月思い始めていただけに(とはいっても、主人は全く興味なし)、往復50キロのサイクリングへ即座にゴーサイン。

 

ルートは淀川沿いをひたすら走るルートに決定。

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息子には早々に置いて行かれ、
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主人にも追い抜かれる(笑)
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淀川沿いの走りやすかった道から一変して、京阪門真市付近の道はご覧の通り。
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走るというより、自転車を運ぶ、押すが増えて一気にテンションが下がる息子。

トップの座を主人に明け渡すの図(笑)

 

さて、もう見るからに『ここでしょ?』な木が見えてきた門真市三ツ島の住宅街。
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カーブ上に見えてきたのはこちらの御神木。
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残念ながらというのか、嬉しい叫びといえば良いのか、もう全くフレームにはおさまらないサイズの御神木。
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さて、自転車をどこに停めたものかとふと目の前を見ると箒でお掃除されている方の姿が。

こちらの木の側に停めても良いとのことで、停めさせて頂きました。
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御神木と一緒に撮れてちょっと嬉しい(笑)f:id:roy-7303-pkbs:20210515170828j:image

ただ、今日のお目当ての御神木はこちらの御神木ではなく、奥に見える存在感大の御神木。
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四方八方に広がる枝ぶりが、天を覆いつくさんばかり。
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【三島(みつしま)神社】
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【手水舎】
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こちらの手水舎で私たち家族より先に来ていた家族の方が手水を使用されていたのですが、お父さんは手水を使用せずそのまま境内へ。

それを見た娘さんがお父さんを引き留め、手水の作法を教えていた姿にはビックリしました。

小学校の高学年かもしくは中学生くらいのお子さんだと思うのですが、お父さんにお作法を教えれるだなんてしっかりされていますね。

 

『我が親は我が子なり』

『我が子は我が親なり』

 

いのちの法則というのだそうで、あるサイトで知りました。

要は先代の分御魂が次代に受け継がれることを意味するのだそう。

 

娘さんとお父さんのやりとりは、そんな言葉の意味がストンと腑に落ちる一場面でした。

 

【由緒書き】
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こちらの由緒書きに記載されている、天然記念物の薫蓋樟との対面が今日の目的です。

 

目の前に、境内全体を覆いつくすかのような姿のこちらの木が薫蓋樟。

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ここから私は一気に興奮状態。

 

目の前の方がお参りされているのを拝殿前で待っていると、急に風がビュ~ッと吹いたかと思うと薫蓋樟の花なのか小さい実なのかがバラバラッとシャワーのように頭上から降り注ぎ、さながらお清めの雨のよう。

 

拝殿前の狛犬さんの間を通り抜け、


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さて、いよいよ私たちのお参りの順番。
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拝殿よりも何よりも、右手の薫蓋樟が気になって仕方なく、でもお参りが先。

はやる気持ちは抑えようもなく、お参りが終わった途端、薫蓋樟とご対面。

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薫蓋樟の幹周りは大阪府では最大の13. 1m。更に、樹高は24m、樹齢は1000年にもなる巨樹で国の天然記念物に指定されているそうです。

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ここにきて息子が良い仕事をしてくれます。

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薫蓋樟と息子の対比。

 

拝殿の右手に薫蓋樟に沿って道があり、奥にお社がもう一つあるようです。

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反対側に回り込んできました。

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薫蓋樟の周りをぐるりと一周出来るようになっており、
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入ってきた場所とは反対側の拝殿から出てきました。
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牛の絵から想像されるのは須佐之男命で、三島神社にお祀りされているのはもちろん須佐之男命。
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さて、御朱印を頂こうと社務所を覗くも開いておらず、本日の御朱印の張り紙がありましたがそれらしきものが見当りません。

更には小銭もなかったことから今回はご縁がなかったということで、側にあった由緒付きの暦を頂いて帰りました。
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因みに5月の暦のページはこちら。

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この日は15日。

葵祭の日だったようですが、コロナ禍で今年も中止。

祇園祭と並んで京都三大祭の一つである葵祭祇園祭と同様2年連続開催されない異常事態です。

三代祭りの残る一つは時代祭

秋の大祭ですのでまだ開催まで日があります。今年こそ開催されると良いのですが。

 

さて、お次に向かった先は鶴見緑地公園。

これまた立派な楠の下でおにぎりタイム。
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帰りは少し遠回りにはなるものの、守口市から淀川に入るコースへ。 

道中、以前大阪市に向かう道すがら通り過ぎた気になった場所。
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shironpton.hatenablog.com

 

早速その場で調べてみたところ、白龍稲荷大明神(八坂瓊神社)というお社だそう。
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お参りに立ち寄るには少々時間が押しており、ご縁があればきっと訪れることが出来るでしょう。

 

さて鳥飼大橋を渡って、淀川を挟んで対岸の摂津市へ。
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そのまま淀川沿いを北上し、高槻市を流れる芥川まで戻って来ました。
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このカラス、私達が側で休憩しているにもかかわらず全く逃げず、なぜかと思いきや遠くに聞こえるのは腹式呼吸をふんだんに活用されているであろうおじいさんの歌声。

どうやらその歌声に聞き入っている模様。

ずっと歌声のする方角を見つめており、おじいさんの姿は見えませんがこんなに遠く離れた場所に嬉しい観客です(^^)

 

今回訪れた三島神社

三島神社の文字を見て真っ先に浮かんだのは、瀬戸内海に浮かぶ島、大三島にある大山祇神社

三島神社の総本社です。御祭神は大山祇神

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そして、その三島神社のルーツとされているのが高槻市にある三島鴨神社。

こちらも御祭神は大山祇命

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今回訪れた門真市三島神社の御祭神は大己貴命(おおみなちのみこと)

別名、大国主命とも大物主命(おおものぬしのみこと)ともいわれる神様。

 

古くは山王権現といい、明治3年4月に現在の社名「三島(三ッ島/三嶋)神社」に改められた。

明治5年に郷社に列し、明治41年8月には稗島の堤根神社(祭神/天照皇大神)を合祀。(後、昭和28年には稗島・桑才の住民の希望により堤根神社は元の地に復帰)、明治42年8月に神饌幣帛料供進社に指定された。

 

【出典元:三島神社 (門真市) - Wikipedia

 

Wikipedia文中にある『古くは山王権現』というところから、

 

山王権現比叡山山岳信仰神道天台宗が融合した神仏習合の神)

日吉大社

大山咋神

 

さらには三輪山をご神体とする大神神社から大物主神大己貴神の和魂とされる)比叡山に勧請されており

 

比叡山山王権現日吉大社大山咋神大物主神大己貴神の和魂)

 

の図式で門真市の三島(みつしま)神社の御祭神 大己貴命と繋がります。

 

ちょっと整理。

 

大山祇神社大山咋神日吉大社山王権現

・三島鴨神社=大山咋神日吉大社山王権現

・三島(みつしま)神社=大己貴命日吉大社山王権現

 

門真市三島神社は読みが『みつしま』ですが、漢字は三島。

神社名といい、御祭神といい三島神社との繋がりを感じずにはおれず、こんな気付きがお参りの醍醐味の一つでもあります(^^)

 

関西はとうとう梅雨入りしてしまい更にお参り頻度が下がりそうですが、必要であればまた主人からお達しがあることでしょう(笑)

 

久々のお参りでしたが、良きお参りとなりました。

【大阪/茨木市】牟禮神社と大徳屋の福餅

今日のお目当てはパンではなく和菓子。

珍しく息子と二人っきりの週末。

ピアノの先生に大目玉を食らった息子のレッスンのお持たせに、一緒に和菓子を買いに行くことに。

 

道中、初めて通る道沿いに立派な木のある一画を見つけ、二人一緒に出た言葉は

『あれは絶対に神社やな。』

似たもの同士です(笑)

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【牟禮(むれ)神社】

御祭神:建速素盞嗚尊、天児屋根命

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鳥居をくぐる前からすでに気になった右のエリア。
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立派な木には反応せずにはおれません。

 

拝殿前の狛犬さんに注目。
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この狛犬さんの頭上は反則。


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こんなお茶目なことをする方がお参りに来られている時点で、こちらの神社がとても大事にされていることが分かります。

 

拝殿左手の石のエリア。

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石が好きな息子はこういうのを見ると楽しいようで、ここ最近のお気に入りはストーンサークルとモアイ像。

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 『これなんやと思う?』

と息子に聞かれ、

ストーンサークルとモアイ像』

と答えた私はなかなか優秀な息子の生徒だと思います。

きっとこの絵を見ても誰も分からない(笑)

 

さて、その石エリアの左手に閉まってはいましたが社務所があり、となるとこの不思議なエリアは社務所のお庭ではなかろうかと。

 

境内には面白い木があり、特にこの瘤のある木は目を惹きました。
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頭上の枝ぶりも素晴らしい。
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こちらの木は、息子と『神社や!』と気付いた木。
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立札からすると、茨木市の保存に指定されているクスノキのようです。
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お次は境内の右手側。

鳥居の奥に一本の木。
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鳥居右手の石碑には『遥拝所』と彫られていましたが、伊勢神宮なのでしょうか。

 

この根の感じは京都は長岡京市にある神足神社を彷彿とさせます。
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shironpton.hatenablog.com

 

上部の枝ぶりも伸びやかに
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遥拝所の鳥居奥にある木も、茨木市の保存樹になるようです。
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周りにある木も根の張りは保存樹のクスノキには及ばないものの、とても立派な木ばかり。

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保存樹はクスノキだけではなく、こちらはイチョウの木。

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紅葉の時期にまた見に来ようと思います。

 

さて、遥拝所奥の境内から伸びる道を見つけ行ってみることに。
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安威川の堤防に出てきました。
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この川沿いを南下すれば目指す和菓子屋さんです。

 

さて境内に戻って、最後に木にご挨拶。
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境内入ってすぐ一匹の猫ちゃんがいたのですが、帰り際にも別の子が。
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白猫ちゃんは一瞬こちらを見たものの、獲物がいるのかあとはひたすら用水路に頭を突っ込んで相手にしてくれませんでした(笑)

 

さて、予定していなかったお参りも出来て目指す和菓子屋さんはもうすぐそこ。

 

【大徳屋】
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店内には関西ローカルのTV番組の『よ~いどん!』の『本日のおすすめさん』ステッカーがあり、今まさに調べたところ梅沢富美男さんが日本一の苺大福として紹介されたお店のようです。

店内にはこれまた関西TVの『ちちんぷいぷい』のステッカーもあり、どうやらとても有名なお店だったようです(^^;

 

さて肝心要の商品なのですが、コロナの影響なのか商品があまりなく、目に入った『よもぎ福餅』とちょっと忘れてしまいましたがバラ売りの日持ちのするお菓子を先生へのお持たせに。

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息子と私は『店内で焼いてから』の一文で即決したみたらし団子をサイクリングのおやつに。
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早速安威川沿いでお昼ご飯のあとのデザートに食べたのですが、お餅が柔らか過ぎて私と息子は『思っていたみたらし団子とは違う・・・。』で一致。

この柔らかさが人気なのでしょうが、私と息子の好みではありませんでした(^^;

 

ただ、先生へのお持たせとは別に家族へのお土産に購入した『よもぎ福餅』は絶品!

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梅沢富美男さん一押しの苺大福は要冷蔵だったこともあり、日差しのキツイ更に自転車での持ち帰りは憚られ購入出来ませんでしたが、よもぎ福餅は個人的におススメです(^^)

 

自転車で走った以上に食べた気がしないでもない一日でしたが、お参りも出来て良き一日となりました。

 

【大阪/茨木市】道祖神社とパンと酵母の発酵研究所 梟

ここ最近ご縁がないのか珍しくお参りとは無縁な日々。

だからといって無理をして行くものでもなく、さりとて何かを祈願しているわけでもなく、また必要になればご縁が生じるのでしょう。

 

さて、珍しく主人が休みな平日。

どうしても紹介したいパン屋さんがあり、自転車を走らせました。

 

【パンと酵母の発酵研究所 梟】

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高槻市昭和台町の住宅街にある酒屋さん。

そのお店の一画を改装されて、金・土・日のみ営業されているお店。

 

『今日は朝からとっても忙しくて、もうあんまりパンが残っていないんです・・・。』とは店主さん。

 

9時オープンで11時頃に伺いましたが、すでに売り切れている商品が多く、それでもどれも美味しそうなのは前回同様。

 

気になった数種類を購入して、お昼ご飯を食べる場所を探しに茨木市をブラブラと。

桜通り沿いを走行中、何気なく入った小径で目にしたのはこの巨木。
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道祖神社/塞神神社】

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道祖神社の御祭神は道開きの猿田彦大神
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塞神神社とあることから分かるのは要塞のお役目。

外界(異界)からの侵入を防ぐお働き。

 

こんな知識も神社のお参りを続けることで授かった恩恵です。

shironpton.hatenablog.com

 


水神社、道祖神社と彫られた石碑。
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その左手には、向かって右手から水神社、そして道祖社。
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【水神社】

・波邇彌須毘古大神(はにやすひこおおかみ)
・美都波能賣大神(みつはのめおおかみ)
・高島伊太郎命

 

波邇彌須毘古大神が気になりした。

 

ハニヤスは、日本神話に登場する土の神である。

古事記』では、火之夜芸速男神を産んで死ぬ間際の伊邪那美命の大便から波邇夜須毘古神・波邇夜須毘売神の二神が化生したとする。『日本書紀』では埴安神と表記される。他に、神社の祭神で埴山彦神埴山姫神の二神を祀るとするものもある。

なお「ハニ」(埴)とは土のことである。 

【出典元:ハニヤス - Wikipedia

 

ハニ=埴(埴輪)から連想される通り、土の神とのこと。

更には、一緒にお祀りされている美都波能賣大神(罔象女・美都波能賣大神)とはどうやら姉妹になるようです。

 

日本書紀』には、伊邪那美尊が死のうとするとき、埴山媛(土神)と罔象女の二神を生み この二神の間に生れた稚産霊神の、頭上に蚕と桑、臍の中に五穀が生じたとある。

【出典元:埴安神:玄松子の祭神記

 

『この二神の間に生まれた稚産霊神・・・』

とありますが、この二神は媛神。

 

調べていくと、稚産霊神カグツチと埴山媛の間に生まれた神様のようです。

稚産霊神の頭上からは蚕と桑が生じたとあり、お蚕さんの食べ物は桑の葉

ここから繋がるのは養蚕・織物。

となると、短絡的な私は養蚕=秦氏の図式(笑)

秦氏とご縁のある神様になるのでしょうか。

 

さて話しが随分と脱線してしまいましたが、気になるハニヤス埴安神もしくは、波邇夜須毘古神・波邇夜須毘売神の男女二神)の記述に戻ります。

 

火之夜芸速男神(ひのやぎはやをのかみ)はカグツチ

伊邪那美命が火之夜芸速男神を産んで死ぬ間際に埴山媛(土神)と罔象女の二神を生み、生じたエネルギーは火・土・水

 

ここから連想されるのは、陰陽五行の木・火・土・金・水。

火は土を生じ(火生土)、土は水を剋する(土剋水)。

 

立派な木がお社近くにあることから、となると木のエネルギーもあり、であれば土が生じて金であれば循環の流れになりそうでしたが、あいにくと金を見つけることは出来ず、土が水を剋するイメージとなってしまいました(^^;

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水神社の右手にあった立派な木。
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こちらは、水神社の手前の木。

この木に呼ばれました。
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思わぬところで素敵な木に出会えたことに感謝。

 

美味しいパンを鞄に詰めてホクホク。

立派な木に出会えてホクホク。

 

さてここから向った先は薔薇公園。

薔薇を撮らずにパンを撮る(笑)
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アールグレイとホワイトチョコのパンはお腹がいっぱいで断念。

我が家の冷凍庫で少しの間お眠り頂くことにします。

 

今回食べたパンの中での一押しはこちら。

【ショコラロデヴ】
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濃厚なカカオの香りのままの苦味のある生地に、くるみとクランベリーがぎっしり。

 

本日の二番手はこちら。

【塩麴のアリコルージュ】
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アリコルージュというからにはうぐいす豆を想像していましたが、食べてビックリの小豆。

 

気になって調べてみると、フランスではアズキのことをアリコルージュというのだそう。

そして、インゲンマメはアリコ。

どちらも間違いではないのですね。

 

さて、お豆の問題も解消してスッキリ。

それにしても、前回同様期待を上回る美味しさ(^^)

 

 

そんな気配を察知して、目の前にはスズメがソワソワと行ったり来たり(笑)
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久し振りにブログ件名を思い起こした、自転車とパンとお参りになりました。

 

【京都/城陽市】水渡神社 親子の御神木

いつもの八幡市にあるさくら出会い館を出発して、今回は京都市内(桂川沿い)には向かわず別のルートが良いと息子。

 

木津川沿いを走ることに。

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見えてきたのは時代劇の撮影にも使用される流れ橋
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前回、木津川沿いのサイクリング時には橋が流れたままになっていたのですが、工事が完了したようです。

shironpton.hatenablog.com

 

せっかくなので対岸まで渡ってみることに。
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石を使って、思い思いにメッセージを残されています。
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さてここからは、木津川沿いを走ってGoogleマップと相談。

面白い神社名を見つけました。

 

【水渡(みと)神社】
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山道とありますが、車が往来する道路。

 

【一の鳥居】
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途中には踏切まであり、昔々は境内へと続く長い参道だったのかもしれません。

 

【二の鳥居】
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予想していなかった木々の多さに、私はちょっと興奮気味です(笑)
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境内入ってすぐ左手に小径。

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龍王神社】
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お社の目の前には砂が山のように盛られた形跡が左右にあり、立砂でしょうか?

立砂といえば、上賀茂神社の立砂が思い起こされます。

 

立砂とは?

盛砂(もりずな)とも云い、「たつ」とは神様のご出現に由来した言葉であり、神代の昔ご祭神が最初に降臨された、本殿の後二kmにある円錐形の美しい形の神山(こうやま)に因んだもので、一種の神籬(ひもろぎ)(神様が降りられる憑代(よりしろ))である鬼門・裏鬼門のお砂を撒き清めるのは此の立砂の信仰が起源で、「清めのお砂」の始まりである。

 

さて、境内中央の参道に戻ります。
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左手にまたしてもお社。

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お稲荷さんの一帯です。
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参道左手に並ぶ摂社。
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形は崩れてはいるものの、お社前に立砂。

 

気持ちの良い鎮守の森の中、視界が開けた先には拝殿。
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【由緒書き】
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この丸い珠は何なのでしょう?

 

【御祭神】

天照皇大御神
・高御産靈神(造花三神の一柱)
・少童豐玉姫命(わだつみとよたまひめのみこと)

 

御祭神に豊玉姫のお名前があり、豊玉姫といえば父上は海神の大綿津見神

綿津見神といえば、潮満珠(しおみつたま・潮干珠(しおひるたま)が思い起こされ、もしやその珠のどちらかのモチーフ?

なんてことがふと頭をよぎります。

 

拝殿の前にはまたしても立砂。
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年季を感じさせる狛犬さん。

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本殿周りを時計回りにぐるりと。
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本殿左手の摂社にまたしても立砂と思しき形跡。
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松尾神社
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本殿をぐるりと回って、拝殿のある境内へ。

こちらにも摂社があり、例外に漏れず立砂。
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こちらには鳥居があり、他の摂社とは趣が異なりました。
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天地神祇の石碑
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天地神祇の右手には裏手にある鴻の巣山へと続く道があり、境内から感じる木々の感じから、お山へ登ってみることにしました。
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【神籬】の立札があることから、水渡神社の裏手にある鴻の巣山は御神体のようです。
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天地神祇の石碑の裏手にある木。
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気持ちの良い道。
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こちらの立派な木は赤松。
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頂上の展望台までは15分程で到着でしたが、この日は朝から暑く、あまりの暑さに気付けば写真を撮ることもなく下山しておりました(^^;

 

そして、戻ってきた境内。

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拝殿の反対側には社務所
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御朱印をいただきました。

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さて、御朱印を頂いている間、息子に呼ばれ社務所そばの御神木へ。

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息子がこちらの御神木について何やら熱弁をふるっております。
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立札によると、推定樹齢300年以上のシイノキになるそうです。
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御神木の裏側を見ると、表とは様相が異なります。
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ちょうど真ん中から新しい木が生えており、左右の木は枯れ死したのでは?と息子主人と話していたところ
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社務所で対応して下さった女性の方が色々とお話しして下さいました。
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この裏側の数本の木のように見えるものは、実は『根』だそうで、中心から新しく生えた木の『根』になるそうです。
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そして、枯れ死したと思われる表面の左右の木は、中心の木のお父さんとお母さんにあたり、まだ生きているとのこと。
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お父さんとお母さんが大事に育ててきた子供が中心から生え、土の中で根を張るのではなく、お父さんとお母さんの幹の中で根を張っていたようです。
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その子供の根を覆っていた父母の表面の木の皮がめくれて、子供の根が露になったとのこと。

お話しを聞かなければ、絶対に分からないご神木の生態でした。

 

外から見るだけでもエネルギーが沢山の水渡神社。

二の鳥居を後にし、
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行きに通った参道を下ります。

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行きは上りで車の往来もあったことから撮影を断念したこちらの木。
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帰りに撮ることが出来ました。

息子曰く竜の木だそうです。

 

今回も予想外のお参り。

ただ、予想していないだけに発見の連続で、知識欲の塊の私には

 

『知らないことで知る楽しみ』

 

の恩恵が多いように感じます。

 

事前知識(神社の規模の大小や有名無名など)が私には思い込みや枠を作ってしまうことになり、知識によってかえって不自由に(^^;

知識が先行して自由に感じることが出来なくなってしまいます。

 

流れ橋が見えてきました。
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体を動かして、感じるままに感じ、思うままに行動する。

 

シンプルですが、とても楽しく、シンプルゆえに飽きることがありません。

どんどん無駄を削ぎ落していくと、本質に近付いていくような感じがします。