シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【大阪/茨木市】竜王山宝池寺へサイクリング

月に一度の宝池寺へ。

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個人的に宝池寺の狛犬さんは好みで、この愛嬌のある顔についつい写真を撮ってしまいます。(もう何回撮っているんやろうか(笑))
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こちらはちょっと強面。f:id:roy-7303-pkbs:20210916132141j:image

だけど心根は優しい。

 

今日は朝早くの参拝で人気は全くなく、一人のんびり約束の時間まで気の向くままにお参り。

 

こちらは寺務所前に数か月前に置かれた『竜王山トンネルの貫通石』
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立札には、

 

トンネル貫通の際に採れる石は安産のお守りとされてきました。

『難関突破 初志貫徹』から合格祈願の利益も

 

とありました。

 

いつもは自分のお願いごとはしないのですが、ふと、頭をよぎったのは今年になって新たに始めたこと。

出来れば死ぬまでやっていきたいと思っており、『初志貫徹』にあやかって手をかざしてきました。

 

じんわりと両手が暖かくなってきたのはサイクリング後の私の火照った身体のせいなのか、はたまた気のせいなのか。

 

その最中、『ドン!』とものすごい大きな音がし、寺務所の窓ガラスが震えるほどの振動。

 

2022年に完成予定の安威川ダムの工事の音なのでしょうか。

貫通石からの『その願い叶えたり!』の合図だと嬉しい(笑)

 

さて、2021年に入ってから毎月一度、宝池寺へは自転車で通っておりますが、随分と慣れてきたとはいえどもやはり自宅から続く上り坂は毎度のことながらしんどく、ただ今回初めて難所の2番目ポイント(車作村バス停~忍頂寺小学校前バス停)を今までの中で最短で走ることが出来ました。

ちなみに私が勝手に作っている難所は3つあり、

 

 ・1つ目は大門司トンネルまでの坂道

 ・2つ目は車作村バス停~忍頂寺小学校前バス停

 ・3つ目は忍頂寺小学校前バス停から竜王山宝池寺

 

当初は30分はかかっていたであろう上り坂を16分。

コツコツと続けていたことが形となって表れ始めてきた瞬間です。

 

そんな私の成長を支えてくれる愛車のシロンプトン。

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この子なしでは私はこんなに走れなかったことは絶対で、絶大なる信頼をおいております。

タイヤすっごい小さいんで、これで走っているというとたいてい驚かれますけどね(笑)

 

そんな愛車と気付けばお参りブログを始めて2年と少し。

ここ最近、新たな場所へのお参りはありませんが、それでも買い物がてらのふらりとお参りのお供はシロンプトン。

パンは体質が変わってきたのかあまり食べたいと思うことが無くなってきてしまい、あれだけ好きだったはずなのに登場することはほぼほぼなくなってきてしまいました(^^;

 

人は変わるものなのだと思います。

変わらないことで安心することも多々あるのですが、変わることも必要なのだと思います。

そんな風に実感したのは、今日のサイクリングで私の頑固な癖を少し手放せたことが大きく。

 

『許す』

『赦す』

 

口で言うのは簡単なのですが、本音と口から出る言葉は裏腹。

今日ほど本音と言葉が一致したと感じたことはありません。

 

大きな一歩は踏み出せなくとも、日々の生活の中で自身を向上できることは沢山あります。

 

滝行をせずとも。

断食をせずとも。

 

毎日が学びであり修行だと改めて感じたお参りとなりました。

 

【奈良/吉野】不動鍾乳洞

大台ケ原からの帰り道、吉野川沿いにある『ホラ!あな』と、そのまんまなネーミングの喫茶店で鍾乳洞への拝観料を支払い、その喫茶店から吉野川へと下った先に目指す鍾乳洞はありました。

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鍾乳洞の手前で管理されている方から内部の説明を聞き、いざ鍾乳洞へ。
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最後部は気温14度と、この日の外気温が37度とは思えないくらいの肌寒い気温だそう。

 

洞窟に入る前にご挨拶。
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足元は前日の大雨の影響もあって、つるつると滑り気を付けて歩かないとすってんころりすっとんとんな路面。
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一の門をくぐって早速左手には役行者
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このあとは洞窟の幅が狭くなったり高さが低くなったりで写真を撮る余裕もなく、いきなり最深部。
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すごい勢いの水が水しぶきを上げて後から後から流れてきており、地上で見る川の表情とは全く異なる荘厳さ。
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その側には不動尊がお祀りされていました。
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不動尊の後ろ手にある巨岩とそばを流れる滝の迫力が相まって、自然と畏怖の念を感じる場所。
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洞窟内は、不動尊より先へと続く道があるのですが、前日の大雨の影響で洞窟内に水が浸水しておりこれ以上先には進めないとのこと。
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あと15mほどで洞窟の最深部となるのですが仕方ありません。
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不動尊のお祀りされている一帯は天井が高く、川の流れと辺り一帯の静寂感もあり更に神秘的な感じがします。
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小天井は鍾乳洞内の12番目にあたる箇所だったようで、次の13番目は三途の川。

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増水で行けなくて良かったのかもしれません(^^;


あっという間の初鍾乳洞体験でしたが、いつかは鍾乳洞へ行ってみたいと言っていた息子にはとても楽しい経験になったようで、また別の鍾乳洞にも行ってみたいと不思議大好き度が更に増したよう。

まだまだこれからも家族でのミステリーツアーは続きそうです(笑)

 

さて、鍾乳洞を出た目の前には雄大吉野川
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奥吉野の不動明王様は、案内板によると

 

『人々のどんなにあつかましい世俗的な願い事であっても全力をあげてその実現の為に奔走してくれる』

 

とのことで、人間が長きにわたってやりたい放題な地球への環境汚染を棚に上げて、私利私欲の願い事はどうなんだろうと、目の前の雄大な自然を見ながらふと思いました。


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帰り道、鍾乳洞の涼しさはどこへやらな外気温37度にヘロヘロになり、その土地に来たらば、その土地のモノをで選んだのは涼を求めてのアイス。
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道の駅でみつけた本葛入りのあいすばー。

 

小豆味の私と主人に、抹茶味の娘。和の素材に和の甘みは絶妙で全員満足な味。

その中一人、なぜだかイチゴ味を選んだ息子は最後の最後まで納得のいかない顔であいすばーを食べていました(笑)

 

今回は珍しく自転車もお参りも出てこない一日でしたが、大台ケ原では神武天皇の石像に出会い、鍾乳洞では役行者、滝、不動明王のサイン。

そして、自宅近くの闘鶏山古墳で彩雲。
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お参りに行かなくとも、感謝をささげる場所はそこかしこにあり、と実感です。

 

【奈良/吉野】大台ヶ原

あまり主張をしない主人から珍しく行きたい場所の提示。

奈良県吉野郡 大台ヶ原

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奇しくも8月8日はオリンピックの関係で山の日。

 

自宅を5時に出発して8時到着と、渋滞とは無縁の快適ドライブ。

神社もお寺も自転車もないお出かけ。

まずは日出ヶ岳目指してハイキング。
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大台ヶ原の標高は1,695m。

車を降りた途端、服装を間違えてしまったのではないかと思う涼しさ。(というより、寒い(笑))
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展望三叉路からの景色。

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地球は、自然はやはり美しいと感じる瞬間。

 

その美しさを見る為の現実は、目の前の階段をひたすら上を目指して上がる階段地獄(笑)
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一番最初の目的地、日出ヶ岳へ到着。
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周りを見渡すと、抜ける空と眼下に広がる雲。
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さてお次は、来た道を戻り反対側の尾根伝いに大台ヶ原の名所といえばな大蛇嵓へと向かいます。
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牛石ヶ原には八咫烏に先導される神武天皇の石像がありました。
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先を進むと、これは見逃せないと家族一同鼻息が荒くなった巨樹。
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その近くに突如として磐座のような一帯。
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ここに至るまで同じような道が続くことに正直少々飽き飽きしていたのですが、この一帯で元気復活。

ここから目指す大蛇嵓はもうすぐそこ。
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断崖絶壁なこの一帯が大蛇嵓。
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先端にいる方は、ビックリしたことに両手でカメラを持って写真撮影。
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その後ろを先端部分から飄々とした体で帰ってきているのは主人ですが、風が吹いてなかなか怖かったと言われてもあまり説得力の無い風貌(笑)
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大蛇嵓から来た道を戻り、どこをどう間違えたのか私以外の3人は行きに磐座と感じた一帯の上部から下りて来ていました。
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この一帯は、今写真を見返していても素晴らしい場所でした。

 

さて、この後は来た道を途中で逸れ、シオカラ谷の吊り橋へ。
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せっかく水場の綺麗な所に来たので、川に点在している岩にめいめい座ってお昼ご飯。
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再度、シオカラ谷吊り橋を渡って、後は起伏の激しい山道を駐車場目指してひたすらハイキング。
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9時スタートのハイキングは駐車場に着く頃にはもう13時。

 

暑い夏の日を忘れさせてくれる、気持ちの良い大台ヶ原のハイキング。

 

4時間も歩いて子供達もさぞや疲れただろうと思っていたのは親だけで、ビックリしたことに帰ったはたから子供達が『また行きたい!』と。

 

私は私で、大台ケ原というよりはたまたまGoogleマップで見つけた大台ヶ原への道中にある丹生川上神社が気になっており、私一人だけでなく家族みんなが楽しめるのであれば、これは次回もあり得そうな予感です。

 

さてさて、結構グッタリな身体ですが時間はまだあります。

この後は、息子が行きに気になっていた鍾乳洞へ。

 

つづきます。

 

【京都/北区】岩屋山 志明院からの帰路 厳島神社の磐座 そしてヒル

行きの上り坂はどこへやら。

帰りはスイスイ下り坂。

志明院を後に向った先は、行きに通り過ぎた厳島神社
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家族全員、境内外からでも分かる木の大きさに興味津々。
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『やっぱり神社の方が好きやわ~』と言いながら鳥居をくぐった娘を追って境内へ。
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拝殿右手には摂社がズラリと。
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木の格子戸の規則正しさが美しく、
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その格子戸に張られていた張り紙。
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息子が気付き、せっかくなので格子戸を開けてお参り。
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お参りが済み、ふと右手を見ると本殿の右手に巨岩を発見。
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こうなると、近くまで行ってみないと全員気が済まず、本殿裏手へ。

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2つの巨岩が15メートル程離れて存在しており、鳥居手前の由緒書きに記載されていた厳島神社のご祭神 天津岩門別稚姫(あまついわとわけわかひめ)が出現された石門岩になるかと思われます。

 

さて、思わぬところで巨岩に会えたことに感謝。

巨岩のある傾斜を下って、ふと本殿後ろを見ると足元にお地蔵様。
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真言は『オン カカカビ サンマ エイ ソワカ

 

気になっていた厳島神社への参拝も済み、あとは上賀茂神社近くのコインパーキングまでひたすら漕いで漕いでの12キロ。
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ここからは閲覧注意!

 

コインパーキングで自転車を畳み帰り支度をしている最中、帰路からずっと左足首が痒くふと足元を見てみると、やってしまいました。
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一年ぶりの山ヒル

 

shironpton.hatenablog.com

 

出かける前、水のきれいな山間部に行くのであれば足首は出ていない方が良いのではと思いつつも、まぁ大丈夫だろうとタカをくくって出かけたのが間違いでした。

レギンスと靴下のほんの数センチ。

やられた場所はきっと厳島神社の本殿裏の巨岩に至る湿気を含んだ枯葉でフカフカの道。

 

男子チームは肌モロ出しにも関わらず無傷で、前回私と一緒に山ヒルに散々血を吸いつくされた主人の安堵感たるや(笑)

 

さて、その安堵感満々の主人をよそに、私は2回目でも若干パニック。

そして、山ヒルを初めて見る娘もパニック。

更には、前回私と主人の流血現場を見ている息子もやはりパニック(笑)

 

ヒルは無理に引き剥がすと皮膚を傷つけてしまいます。

確か、ヒルに有効的なのは火だったはず、とすぐ側にあるコンビニへと男子チームを走らせ、あとは成す術もなく立ちすくむ私とその足元を見守る娘(笑)

 

ふと、いつもサイクリングバックに入れている虫よけスプレーを思い出し、おもむろに山ヒルへ一吹き。

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成分はご覧の通り『ザ・自然派!』
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なので、あまり期待もせずに使用したところ、あれだけ頑固に私に食らいついていた山ヒルが面白いようにポロリと地面へ。

 

このあと、ヒルとおさらばした私がコンビニまで一目散へと走り、レジで今まさにライターを片手に小銭を出そうとしている主人を間一髪で引き留め、ライターがアイスコーヒーとジュースへ早変わり(笑)

 

色々なサインが重なりやっと訪れることが出来た雲ケ畑の地。

家族4人揃ってのサイクリングも久し振りで、『これは何かあるカモ?』なんてちょっと期待していましたが、期待していたことは特になく、あったとしたら期待していなかった事ばかり(笑)

 

まぁ、それはそれで良いのでしょう。

 

役行者が開基され、空海さんが再興された志明院

志明院の御本尊は不動明王

更に、その志明院の麓にある厳島神社は明治以前は石門別弁財天と称されていたようで、雲ケ畑の地でも、役行者空海さん、不動明王、弁財天(瀬織津姫)の繋がり。

その側には必ずと言って清らかな水の存在。

 

そんな空間に来れただけでも、満足。

 

今月は私の誕生日月ということもあり、また家族でお参りに行けるようなので次回を楽しみにしつつ、様々なご縁に感謝☆

【京都/北区】岩屋山 志明院で喜神と悪神について考える

山間部を奥に進めば進むほど透明度を増していく川の水。

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この小さな川の流れが、いずれ大きな鴨川へと。

 

そんなことを思いながら、どんどんきつくなってきた坂に、いい加減ゴールはまだかと漕ぎ続けるもこの辺りでとうとう挫折。
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あと少しで志明院だったのに。
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自転車を降りたついでではないですが、せっかくなので目に入った祠で手を合わせます。

 

さて、そんな敗北感たっぷりの私の目の前をスッと一台の自転車が通り過ぎていきました。
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最初から最後までずっと最後尾だった息子はひたすらマイペースを守り続け、最後まで一度も立つことなく続く坂道を走破!

 

『自分のペースで走ったからいけた!』

と自信満々な息子の姿が一回り大きくなったように感じました。

 

さて、自転車を降りておしまいではなく、ここから志明院へ続く石階段を上がります。
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境内はコロナ対策として最大5人までの参拝との案内があり、大人数で参拝される予定がある方は要注意です。
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階段を上り切ったところで、ご住職の奥様と思しき老婦人の姿が。

 

ここから参拝にあたっての説明があり、手荷物は山門前での預かり、飲食不可、マスクは不織布マスクを使用するようにとのことで、ウレタンマスクはNGだそうです。

(張り紙には人数制限しか記載がありませんが、今後不織布マスク着用の旨、張り紙に記載をしようと考えているとのことでした。)

 

私と主人はスポーツ用のフェイスカバーだった為、カバンに予備用マスクとして入れている不織布マスクで事なきを得ましたが、もしお参りに行かれるのであれば人数同様マスクの種類についても要注意です。

 

この後ウレタンマスクがいかに無意味か、不織布マスクがいかに優れているか、そんなことはテレビを見ていれば知っていて当たり前でしょうとの話しがあり、なんとなく『テレビを見ていません。。。』とも言えない雰囲気(^^;

 

マスク講義が終わった後は、おもむろに『この写真を携帯電話で撮って下さい』と。
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山門より奥、携帯電話の使用、撮影は一切禁止。

ただし、この地図を見る際に限り携帯電話の使用は可とのこと。

 

あくまでも修行の場、聖域に入るとの認識を持ち、他にお参りされている方の迷惑にならないように静かにお参りするようにとのこと。

 

これ以外にも、お参り前から色々と注意事項が多く、事前にネットで情報を得ていた私は想定内でしたが、私以外の家族はあまりの注意事項の多さに面食らっていました(^^;

 

さて、気を取り直して山門です。
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あとは、中に入った方のみぞ知る世界。

 

なのですが、今調べながらブログの文章を起していますが、結構写真を撮られている方が多いことにビックリです。

 

お参りは30分もあれば一巡できる広さで、なんだか家族一同想像していた感じではなかったようで、足早に境内をあとにしたい雰囲気がありありと(笑)

 

そんな中、ふと寺務所を見ると御朱印の文字。

珍しく主人から『せっかくやし頂いてきたら』の言葉が聞こえていたのか、どこからともなく老婦人の姿。

 

御朱印を頂きたい旨を伝えると、『御朱印はお参りの前に言ってくれないと、時間がかかります。』と言われてしまい、『では、また頂きに来ます。』ととっさに口から出たものの、果たして次回があるのかどうかは私も不明(笑)

 

その場を後にしようとしたところ、『少し時間を頂けるのであれば、書きますけど、御朱印は最初に伝えるのが常識です。』と、言われてしまいました(^^;

 

更には寺務所前で御朱印を待とうとしていた私に、階段を降りた先の駐車場で待っているようにとの指示。

 

今にして思えば、コロナの空気感染がよっぽど怖かったのではなかったと思うのですが、その時は珍しい注文だなと、言われるがままに階段を降り家族のいる元へ。

ほどなくして階段の上から『出来ました!』の老婦人の声に、再度この階段をのぼり、

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お財布を開けるとまさかの一万円札しかなく・・・。

ダメ元でお釣りがあるかどうか伺ったところ、『銀行に行くもの大変なので、困ります。どうにかして下さい。』と言われてしまい、まぁ、事前に財布の中身を確認していなかった私が悪いので再度階段を降り、ありがたいことに小銭を持っていた主人から小銭を借りて再度階段をあがり・・・。

って、なんだかこれでは罰ゲームのよう(笑)

 

御朱印を頂くだけで、色々ありましたが頂いた御朱印はこちらです。

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帰り際、普段温厚な主人が珍しく『御朱印はお参りした後に頂くものとちゃうの。』と、憤っていたのには驚きでした。

一度も御朱印頂いたことがないくせに(笑)

 

今まで色々な所にお参りに行かせて頂いていますが、こんなにも終始全く歓迎されないお参りは初めてで、色んな意味でビックリなお参りとなりました。

 

以前の私であれば、一言モノ申していたのかもしれませんが、不思議とそんな感覚には全くならず、それ以前に都会から離れた山奥でTVの情報が全てな生活であれば、(場所によっては携帯電話は圏外でした。)コロナ感染に必要以上に怯えてしまうのも仕方ないのではないかと。

ただし、御朱印を出すタイミングの常識はコロナとは関係はなく、その点は何とも言えませんが(笑)

 

私はどちらかというと、思い込みが激しく頑固、意固地になりがちな性格です。

半面、一度決めたらやり抜く意志はなかなかな根性物語です(笑)

 

『長所は短所にもなり得、短所は長所にもなり得る。』

 

少し偉そうかもしれませんが、老婦人に少し自分と同じ感覚を覚えました。

 

自分の思う正しいは自分を確立するためには大切だけれども、人には押し付けない。

頑なにならず、柔軟に。

 

良い面(喜神)も度を過ぎれば、悪い面(悪神)として出てしまう。

どちらも自分。

 

どのように自分と付き合い、よりよく生きていくか。

 

今私が始めている勉強とリンクするところも多く、色々と考えさせられるお参りとなりました。

 

さて、肝心要の志明院の話しはあまりないのですが、司馬遼太郎氏の著書『司馬遼太郎が考えたこと』の石楠花妖話に志明院の奇怪な話しが掲載されています。

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宮崎駿監督が司馬遼太郎との対談時に志明院の話しを聞き、その話しを元に『もののけ姫』が着想されたとは有名な話しのよう。

 

司馬遼太郎氏が体験されたような不思議な体験は家族一同ありませんでしたが、私にとっては得難い経験となりました。

 

さて、帰路は家族全員が行きに気になっていた神社へお参りです。

 

つづきます。

【京都/北区】岩屋山 志明院へ、惟喬神社

京都 玄武神社、交野市 磐船神社、そしてもののけ姫から繋がった岩屋山 志明院

shironpton.hatenablog.com

 

例年は山の日の8月11日。

山犬の姫 サンと同じ山繋がりの日にサイクリングには最適な曇天の中、志明院へ向けて出発です。

 

まずは、鴨川でお昼ご飯。

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鴨川と並走するかのような龍の背の雲を左手に、あとはひたすら鴨川沿いを北上。
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山間部に入ると8月とは思えない涼しさ。
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ここからは写真を撮る余裕もなく、ひたすら黙々と走り続け『岩屋山 志明院』の標識が見える分岐までやって来ました。
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片道12キロの道のりもあと残すところ3.6㎞。

 

ここまで急な坂道もなく、曇り空も手伝って快適なサイクリング。

ここからは主人に代わってサイクリングにあまり好意的でない娘が珍しく先頭へ(笑)
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またしても分岐地点。
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橋の下を流れる川は、鴨川の源流とされている川のうちの一つ。

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正面には見るからに標識な岩。
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目指す岩屋山 志明院はあと少し。
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その前に、見えてきたのは惟喬神社。
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こちらの神社は惟喬親王がお祀りされている惟喬神社。

shironpton.hatenablog.com

 

階段を上がると左手には苔むした建物。
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右手には、木の幹からさぞや立派であったであろうと思われる木の根。
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狛犬さんの後ろ手にも幹は細いものの、立派な木の根。


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拝殿は古めかしいもののスッキリとした空間。

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扁額の雌宮が気になり調べてみると、Wikipediaに下記記述。

 

惟喬親王が愛育されていた雌鳥(蒼鷹・オオタカという説がある)が死んだこの地に祠を建てられたと云われている。また惟喬親王が亡くなられた時に雌鳥の鳴き声がしたと云われていることから、惟喬神社は雌宮や雌鳥社とも呼ばれている。

【出典元:惟喬神社 - Wikipedia

 

雌の文字に動物を想像していましたが、惟喬親王が可愛がられていた雌鳥がいたとは初めて知りました。

 

さて、その扁額のある本殿からすぐ後ろを振り返るとこの景色。
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境内は小さいながらもその小さい空間を護るかのような木々達。

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さて、ここから志明院まではあと少し。

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この地にご縁を繋いで下さった惟喬親王へ感謝の気持ちをお伝えして、さて坂道サイクリングです。

 

つづきます。

【京都/北区】もののけ姫繋がり、岩屋不動 志明院

主人が図書館で借りてきた本。

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ほんの数年前までは車の助手席から、夏の暑い日や坂道など、車を乗っている側から見ればしんどいと思われる道を自転車で走る人を見ては『すごいなー!』と言っていた側の人間ですが、まさか山間部の坂道を走ることになろうとは(笑)

 

いや、でも見ると実際やるは本当に別物で、暑い夏の日差しからサヨナラするように山道へと進み、しんどいはずなのに(実際しんどい)、どんどん涼しくなってくる山道は気持ち良くすらあり、実際やってみたほうが楽しいと実感。

 

何度も言いますが、しんどいことに変わりはありません(笑)

 

さて、一読した本ですが週末何の気なしにパラパラとページをめくり、お世話になっている自転車屋さんが紹介されているコースを見ながら、涼しくなったら行ってみようだとかの再確認をしつつ、ふと目に留まったページ。

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雲ケ畑。

志明院

 

このキーワードから思い起こされるのは、今年の3月にお参りに行った京都市にある玄武神社。

 

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雲ケ畑は、玄武神社にお祀りされている惟喬親王皇位継承より遠ざけられ隠居された土地。

 

志明院(しみょういん)は、京都市北区雲ケ畑にある真言宗系の単立寺院。

山号を岩屋山、寺号を金光峯寺という。通称は岩屋不動。本尊は不動明王淳和天皇の勅願に依り弘法大師空海)の直作と伝えられている。

なお、山門から先は霊場なので撮影、飲食、ペットの同伴は禁止されている。

日本有数の魔所、都から追われた魑魅魍魎の最後の砦と云われている。

作家の司馬遼太郎が新聞記者だった頃、志明院に宿泊した時の奇っ怪な体験をエッセイにしている。司馬は後年アニメの宮崎駿監督との対談時にその話しをし、アニメ映画「もののけ姫」の着想になったといわれている。

【出典元:志明院 - Wikipedia

 

文中にある淳和天皇といえば、第四妃真名井御前(如意尼)は神呪寺の開基。

この際、協力したのが空海さん。

 

空海さんで繋がったこともあり、お参りに行ったことはあるものの神呪寺が気になりました。

shironpton.hatenablog.com

 

shironpton.hatenablog.com

 

皇太子時代の淳和天皇は夢告に従い、四天王寺創建に伴って聖徳太子が開基した京都頂法寺(六角堂)にて、丹後国余佐郡香河(かご)村の娘と出会い、これを第四妃に迎えた。香河では小萩(こはぎ)という幼名が伝わり、この小萩=真名井御前をモデルとした小萩観音を祀る寺院がある。古代、丹後国は中央氏族とは別系統の氏族(安曇氏などの海人系氏族)の勢力圏であり、大王家に対し后妃を出す氏族であった。この余佐郡の娘、小萩は日下部氏の系統である可能性が高い。

元亨釈書』によれば、淳和天皇第四妃真名井御前=如意尼は、如意輪観音への信仰が厚く、念願であった出家を行うために天長5年(828年)にひそかに宮中を抜け、頂法寺(六角堂)で修行をし、その後今の西宮浜(御前浜)の浜南宮(現・西宮神社)から廣田神社、その神奈備山である甲山へと入っていった。この時、妃は空海の協力を仰ぎ、これより満3年間、神呪寺にて修行を行ったという。

【出典元:神呪寺 - Wikipedia

 

 

Wikipedia文中に出てくる西宮神社廣田神社、甲山には偶然にも既にお参りしており、

shironpton.hatenablog.com

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更には、この春に六角堂を訪れています。

shironpton.hatenablog.com

 

そもそも六角堂へとお参りすることになったのは、滋賀県高島市の唐崎神社から始まる偶然のお参りがきっかけ。

 

滋賀県高島市の唐崎神社

京都市下鴨神社内の井上社

京都市の六角堂

 

を結べば直線が出現する仕組み。

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その六角堂で、淳和天皇がいずれ神呪寺を開かれる真名井御前と出会っていたとは、今ブログを起して初めて知ったこと。

 

その時に分からなくとも、後からこうやって点と点が線になり繋がっていく仕組み。

 

更に、その一本一本の線同士が繋がり、気付けば網の目のようにつながっていくのではないかと、ふと感じました。

 

スピでよく目にする、

 

 ・全ては繋がっている

 ・大元は同じ

 

が少し腑に落ちた感じ。

 

一つ一つは点(天)のようでも、全ては繋がっている(宇宙)のではないかと。

 

さて、話しは戻って雲ケ畑のページを開いたその日。

面白いシンクロが。

 

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 ここで『もののけ姫』のサイン。

 

先日お参りしていた磐船神社神社でもののけ姫へと繋がり、日を同じくしてこの流れ。

 

こうなると、行かない理由はなく、行かなければならない仕組み(笑)

 

ちょうど夏休み。

久し振りに家族揃っての自転車でお参りを画策。

 

ジブリ作品ではもののけ姫が特別に大好きな娘。

自転車、坂道、山道好きな息子。

お運び係の主人(笑)

 

繋がるご縁に感謝⭐︎