シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都/大山崎】小倉神社の境内、春日神社に繋がる

小倉神社境内の摂社。

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境内の廻りには澄んだお水。

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そして、澄んだお水の側には不動明王
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鬱蒼とした木々の中でも、

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やはり目立つ木は圧巻の佇まい。
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さて、先程のVの字のような御神木の側に橋があり渡ってみると、
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天王山への登山口がありました。
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その登山口から見た小倉神社の境内。
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境内にいるより、少し離れた場所から見るとより一層深き杜に守られていることがよく分かります。
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どこから見ても圧巻のV字の御神木。
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境内には十二支の石像がありました。
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勉強中の私には、十二支が自由自在に使えることが必須。

そして、3年後位にはどうにかなっていたいとは切実な願望。
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さて、小倉神社の境内には、摂社と言うにはあまりにも立派過ぎるお社がありました。

 

二の鳥居くぐって右手に奥から若宮社。
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その右手に天満宮
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こじんまりとしながらも、とても威厳のある狛犬さん。


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そして、朱色が美しい稲荷神社。

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お社の右手の木がとても印象的でした。
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鳥居をくぐるとこの辺りは空気が一変します。
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こんなに素晴らしい木がそばにあることで納得。

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最後に龍王神社。
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稲荷神社と同様、龍王神社も鳥居の側の木がとても立派でした。
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四摂社は、鳥居は違えどもくぐってしまえば同じ空間で、その空間内には勢いのある木々ばかり。

 

稲荷神社右手の印象的な木は、龍王神社との間に控えていました。
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こちらの木は龍王神社の鳥居側の木。
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根は一緒なのか同じ個所から出ているように見え、あとは添い遂げるかのように並行して天を目指しており、その姿は夫婦のよう。
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こちらの木も、小倉神社のVの字の御神木のようでとても印象的でした。

 

さて、摂社エリアから出て反対から見た二の鳥居。

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参拝前には気付きませんでしたが、こうして見ると手水舎側の木も面白いことに気付かされます。

 

小倉神社の木々は木が大好きな私にとっては、目を惹く木ばかりでした。

 

さて、御朱印を頂く際、記入して頂く御朱印帳の前ページに大原神社があったことから『ここ(小倉神社)とは親戚のような仲ですわ。』とは宮司さん。

shironpton.hatenablog.com

 

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小倉神社の御祭神は、

 

 ・武甕槌神
 ・斎主神
 ・天児屋命
 ・比売大神

 

大原野神社と全く同じ。

若宮神社までもが同じ。

春日神社の神様。

 

つくづく春日神社とはご縁があると思うのですが、意外にも私の産土神社は春日神社ではないのです。

 

これだけ好きやのに。

丸っきり私の片思い(笑)

 

そんな春日神社との予期せぬご縁が頂けたのは12月初旬。

気付けばもう12月も残すところあとわずか。

そんな12月も下旬の週末に年末詣へと京都、そして滋賀県へ。

 

年内にブログを更新してスッキリと年を迎えたいところですが、はてさてどうなることやら(^^;

 

2021年、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです☆

【京都/大山崎】小倉神社の御神木

毎週恒例の水無瀬神宮へのお水汲み。

今回は少し足を延ばして、以前から気になっていた京都市大山崎町にある神社へお参りです。

 

【小倉神社】

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勝手に想像していたのはこじんまりとした神社。

ところが小倉神社へと続く長い参道とこちらのとても立派な二の鳥居と上部の注連縄。

更にはこれまた立派な手水舎。

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左右には大小の龍。

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奥に社殿へと続く階段があり、境内をぐるりと囲むかのような木々がとても気持ちの良い空間。f:id:roy-7303-pkbs:20211206180455j:image

由緒書きから、奈良時代にあたる718年に創建とあり歴史のある神社のようです。
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こちらの亀さんから出ているお水は手水舎でしょうか。
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すぐ側にあるこちらの龍から出ているお水には小倉山、天王山からの深層水とあります。
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水無瀬神宮でお水を頂いてきたばかりですが、こちらでも一口頂きました。

 

それにしても、深き森に、清いお水の小倉神社の境内はとても気持ちが良く、奥へと続く本殿に否が応でも期待が高まります。

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階段下からでも分かる愛嬌のある狛犬さん。
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エーお顔です。


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二の鳥居の注連縄もたいそう立派でしたが、こちらの拝殿の注連縄もとても立派。

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最近では珍しく鈴緒が外されておらず、ありがたく鈴を鳴らしてご挨拶。
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さてここからは、寒さで引き返す家族と離れて私一人で散策です。
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小倉神社の境内は、清逸なお水とすっくとそびえ立つ木がとても印象的で、気に誘われるかのように拝殿裏手へと。
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本殿裏手に面白いものを見つけました。
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石に記載されている内容は下記の通り。

 

【地滋波】 

地球の持っている磁気が特定の場所で強く現われ、機器計測によると

此の周辺の空間に磁力波として流れ出しています。 

 

【磐座】

古来自然崇拝の中心として、山を崇高な神が宿るところとの考えから

御神体の中心とされた岩盤の多い場所です。

各地の古い神社でも此のような場所に設けられ、化学も未発達の

上古に於いても人智を超えた神霊を感得したものです。f:id:roy-7303-pkbs:20211206180623j:image

写真はありませんが参道を通る際、一の鳥居近くに大きな磐座のようなものがありました。

小倉神社は後方のお山の小倉山が御神体になるのでしょうか。

思わぬところで磐座の文字を見かけて一人で興奮し、色々と想像を巡らせてしまいます。

後方がお山で、本殿の裏手には地磁波が発生する場所があり、お水は綺麗で、木々はとても元気。

お山が元気であればお水も良く、そんな場所に神社があったらばそれはたいそう気持ちの良い場所です。

小倉神社はそんな、大変気持ちの良い場所です。

 

さて、石碑の後ろには立派な杉の木。
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拝殿をぐるりと回ってきました。
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拝殿周りの木々はたいそう立派で、こちらの木は拝殿手前の木。
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左側の木々は杉ではないようですが、こちらも根の張りが素晴らしい。
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Vの字のような二本の御神木。
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上部は空を覆いつくさんばかり。
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反対側から。
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二本の御神木の正体は、もみと杉の木のようです。f:id:roy-7303-pkbs:20211206180638j:image

こちらの結界内は御神事の後でしょうか。f:id:roy-7303-pkbs:20211206180643j:image

煙と太陽の光が相まってちょっと良い写真が撮れました。

 

さてお次は、境内を引き続き一人散策です。

 

つづきます。

【和歌山/伊都郡高野町】高野山 奥の院 御廟

さて、浪切不動尊を後にし、向った先は奥の院

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どうしても年内に奥の院へは伺いたかったのです。
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右の木は上部が枯れてしまっていますが、夫婦杉のよう。
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どこを見回しても、先程の高野山の一帯とは別次元。
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空気も一変します。
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奥に進めば進むほど空気は冴え、澄んでいき、家族一同想像以上の寒さにゆっくりお参りと言うより、どんどん足早に(笑)
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それでも気になる木があると止まってしまうのは性(笑)
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こちらは弘法大師空海の御尊像
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遠目で見ても異彩を放っていたのはこちらの木。
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枝振りに意思を感じるとでもいうのでしょうか、生々しいくらいに『生』を感じる木。

 

地上ではぬくぬくだった格好も奥の院では全く歯が立たず、凍える寒さ。
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それにしても、奥の院一帯の杉の木ばかりが巨木なのには驚かされます。
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空海さんが、今もなお瞑想をされ続けているという御廟まではもうすぐ。
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これより御廟橋先は撮影禁止エリア。

 

燈籠堂に入るや否や御祈祷の説明が始まり、御祈祷を受けている方と同じ空間でお経を聞くことが出来ました。

 

これがもう、なんとも素晴らしい体感で。

お経がお腹に響くというのか、身体に共振するというのか、気付けば自然と溢れる涙。

燈籠堂一帯が音に包まれる不思議な感覚。

薄暗い燈籠堂に響き渡るお経は厳かの一言。

そんな感覚は私だけではなかったようで、家族もその場を離れず静かに聞き入っていました。

 

さて、帰り道。

道中気になっていた『みろく石本舗』さんへ。

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お店の看板商品の『みろく石』というお菓子は奥の院 御廟橋を渡ってすぐ左脇に実在するみろく石を模したもののようで、そんなこととは露知らず手前にあった出来立てホヤホヤの焼餅とくるみ餅、芋焼を購入して帰りの車でパクリ。

どれも美味しかったのですが、個人的にはくるみ餅が好みでした。

 

さて、こちらは奥の院で頂いた御朱印

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お参りに伺ったこの日ははからずもお不動さんの縁日(28日)だったようで、縁日限定のお不動さんの御朱印を頂いてきました。

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空海さん 役行者 瀬織津姫 不動明王

 

お参りをするようになって、とても強く意識するようになった神様と言うのか方々?

何といえば妥当なのかが分からないのですが、高野山でこうしてお不動さんの御朱印を頂けたのもこれまた何かのご縁なのでしょう。

 

 

高野山にお参りに行って、気付けばもうすぐで1ヵ月。

今年は本当に時間の流れるのが早く、時間に振り落とされてしまいそうな感覚で、ジタバタし過ぎたのか、色々と頑張ってきた疲れが出たのか、先日足の親指の骨にひびが入ってしまったようで、身体的にもジタバタできなくなってしまった2021年も残すところあとわずか。

 

体と心は一緒。

一心同体の意味を、実体験をもって実感です。

(骨折はハード過ぎますが(笑))

【和歌山/高野山】浪切不動尊の天井画 八大浪切龍王

ほんの2ヶ月前ほどに通った道。

このまままっすぐ進むと我が町高槻に戻るようですが、今日の目的地は右に折れて2度目のリベンジ、高野山

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道中立ち寄った道の駅で高野山の榊を息子が見つけ、我が家の神棚もどき用に購入。
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国産の榊よりも中国産の榊が幅をきかせる近隣のスーパーではありえない光景とあり得ないお値段。

1日からお供えしてそろそろ2週間が経とうとしておりますが、全く枯れることなく青々としております。

中国産の榊は1週間もすると青色だった葉は茶色へと変色し、あれよあれよという間に残念な姿。

 

さて、思わぬところで榊を購入出来、幸先の良いスタート。

ここからはひたすら上り坂な高野山の麓へと差し掛かってきました。

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前回はこの道を自転車で走るも早々にダウン。

 

shironpton.hatenablog.com

 

今回は車。

車で高野山の頂上へ近づけば近づくほど、高野山までのサイクリングが無謀な試みであったことが身に染みて分かりました。

家族みんな、楽しく安全にがモットーです。

無理をせず、かといって挑戦する気持ちも忘るべからず。

 

さて、この日は出発した時刻が遅かったのもあり、お昼時の高野山はすでにそこそこの人で賑わっている模様。

駐車場は満車が目立ちます。

 

やっとのことで奥の院付近の駐車場に止めて、まず目に入った高野山大師堂でお香を購入。
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自宅で人の出入りがある度にお香を焚くことがいつから習慣化し、色々とお香を揃えています。

お香を焚くと場が整う気がします。

 

榊といい、お香といい、既に良い出会いばかりの高野山

次に目指した場所は、

 

金剛峯寺
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やっと高野山へ来れたことに感謝して、手を合わせてご挨拶。

 

お次は高野山マップを見た息子が行ってみたいと徳川家霊台へ。

道中気になった福智院。
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マフラーのように首に自然に巻いておりますが、竜ですよね。

 

両者ともに力強い像。
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思わず写真を撮ってしまうくらいに目を惹く像でした。

 

さて、もうすぐで徳川家霊台な場所で立派な木とご対面。
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立派な木を撮ったつもりが、撮ってビックリな息子のおかしなポーズ(笑)

 

さて肝心要の徳川家霊台ですが、徳川家康と二代目将軍秀忠の御魂をお祀りされており、それはさぞかし立派で広い場所なのだろうと勝手に想像していたのですが、

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意外や意外、規模もさほど大きくなく豪華絢爛とは程遠い外観。
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徳川家康よりも織田信長LOVEな娘はさほど関心もなく、歴史好きと言えども戦国時代は全く興味がない私。

更に、肝心要の息子も想像していたものとは違ったようで、手を合わせて早々に次なる目的地へ。
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やはり、目の前の木が立派。

 

さて、その徳川家霊台のすぐ側にあるこちらの浪切不動尊
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徳川家霊台へ向かう道すがらから気になっており、先を行く家族から離れてふらり立ち寄ってみました。

 

参拝客も誰もいない境内。

まずは、ご挨拶と手を合わせようとして目に入った景色にビックリ。

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天上に龍の絵!

どうしてもこの天井画の龍をフレームにおさめたくて、初めてiPhoneのパノラマ機能を使いました。
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すごい迫力!

 

この天井画の正体はというと、浪切龍というのだそう。

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弘法大師の御守本尊 大聖浪切不動明王とあり、お不動様の使者八大龍王で、手を拍つと除災・招福の守護として応えてくれるそうです。f:id:roy-7303-pkbs:20211129220916j:image

御本尊の浪切不動尊空海さんが尊師恵果阿闍梨より授かった赤栴檀の霊木から自作されたそうで、唐からの帰りの航路で難航するも浪切不動尊のお導きで無事博多に着かれたのだとか。

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浪切不動尊神護寺醍醐寺熱田神宮を経て後に高野山へと遷され、壇上伽藍山王院から現在安置されている南院へと安置されたそう。

お寺に疎い私でも耳にしたことのある、早々たるお寺の名ばかり。(熱田神宮は神社ですが。)

その場その場で国難を救われ、現在は高野全山の祈願本尊とされているそうです。
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頭上に掲げられている浪切不動尊の御詠歌が気になりました。

 

 『ありがたや 生死苦海の 浪風を
 切りはらいたまふ 智慧の御剣』


少しだけ立ち寄るつもりでしたが、行方不明になった私を探しに来てくれた家族と合流し、天井画の龍の迫力を一人力説。

気付けば結構な時間を過ごしていました。

 

不動とは動かざる心。
本尊とは自己本来の尊さ。
本尊に参詣して、世の浪風を切り開いて動かない信念と幸福をお祈りください。

 

南無大聖浪切不動明王

【出典元:https://koyananin.com/

 

上記は南院のHPからの転載ですが、下記は頂いてきた由緒書きからの転載。

祈りについての興味深い記載がありました。

 

いのり

吾々の心はあれこれと迷い、常に何かを求めて悩み波のようにゆれ続けています。

又、身の廻りには自分の力でどうにもならない危難や厄災が渦巻いています。

この心の浪風や浮世の荒浪を切り開いて頂くようお祈りする本尊がお不動様であります。

 

大聖不動明王は諸仏のお使いとして一子のように吾々を愛せられ、又四天大名王・十二天二十八宿・八代竜王・三十六童子等数多くの眷属を随えて日夜吾々をお護り下さるのです。

 

吾々は毎朝お祈りをしなければなりません。

吾々は毎日行に励まなければなりません。

 

祈りと行のある処、明王は必ず示現し給うて広大なご利益をお授け下さるのでございます。

 

聖経には不動明王に祈誓すれば、福寿増長、家内安全、五穀豊穣、息災延命等諸々の功徳を与えられる事を説かれ、七難即滅・七福即生たちどころにご加護を与えて下さるのであります。

 

苦しみの世の中を彷徨う人、真の幸福を探し求めておられる方は是非当山へ参拝していただき、浪切不動明王様とご縁結び共々にお祈り申し上げましょう。

 

相変わらずその時には気付かなくとも、こうして帰ってから気付くことが多く、自分の内なる神というのか何なのかは分かりませんが、いずれにせよ、自分の心に嘘偽りなく、ご先祖様に恥ずかしくない生き方をしていきたいと改めて感じました。

 

さて、浪切不動尊を後にし目の前を見ると行きには見かけなかった猫が二匹。

白猫と黒っぽい猫が並んで同じ方向を見ています。

 

まずは向かって左を見る。
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そして、こちらに気付いたのか正面
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とくれば、向かって右でしょ。
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で、最初に戻ってまたしても向かって左。
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シンクロしているかのように動作が同じで、この可愛い存在に他にも写真を撮っている方がいらっしゃいました。

 

息子が徳川家霊台に行きたいと言わなければ立ち寄ることもなかった浪切不動尊

浪切不動尊に行く為に徳川家霊台に行ったのではないかと思うほどに、とてもよき場所でした。

 

さてお次は今回の一番のメイン。

奥の院 御廟へ。

 

つづきます。

【兵庫/神戸市東灘区】魚崎八幡宮神社の御神木

前回ブログにアップした夢から参拝への運びとなった弓弦羽神社

shironpton.hatenablog.com

 

弓弦羽神社へ向かう道すがら、2号線沿いに気になった場所を発見。
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扁額の文字が切れていますね(^^;
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2匹の龍が水を吐き出さんと身構えておりますが、コロナ禍で使用できず。

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手水舎同様随分と当たり前の光景になってしまいましたが、鈴緒も使用できません。

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東灘区はお酒どころ。


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狛犬さんの側に酒樽。

 

本殿の左側には夫婦のように寄り添う松の木。

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魚崎神社の境内には他にも立派な松。
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こちらの枯れてしまっている松の木の根は『神依松』と呼ばれているそうで、神功皇后三韓征伐の際に、こちらの松の木に船を繋いだとの云われが残っているのだそう。

神功皇后のお子さんは応神天皇八幡大神

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立派な松の木が目を惹く境内ですが、2号線を走っていて目に入ったのはきっとこちらのお社の木。

【白髭稲荷神社】
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右の木に目を奪われました。
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この湾曲した幹回り。
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Yの文字のような木
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湾曲した木の側にまたしても立派な木が。
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2本の木だけで圧巻の存在感。
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Yの木が、影絵のように道に姿を現しました。

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決して鎮守の杜が豊かだとは言い難い境内なのですが、なんとも落ち着く空間なのは境内を覆いつくそうとせんばかりの木の存在。

 

こちらは社務所にいたケータイを向けるとそっぽを向く猫ちゃん。
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その場から立ち去ることもなく、この神社の主のよう。

 

弓弦羽神社へ向かう道すがらのお参りでしたが、車通りの多い2号線が側に走っているとは思えない良い木に出会えました。

 

このあと弓弦羽神社で樹齢350年、450年超の御神木に出会えることなどこの時は知る由もなく、御神木に始まり御神木に終わった一日。

 

お参りと言うより、木と岩を目指してあっちへふらり、こっちへふらりの感がしないでもないですが(笑)

 

さて、翌週の11月の最終週。

念願叶ってやっと高野山へのお参りが実現しました。

気付けばもう12月ですが(笑)

 

一度目は目前で参拝ならず。

shironpton.hatenablog.com

 

今年は例年以上に時間が経つのが早く感じ、それは一緒に生活する家族も同じようで週末になると『もう一週間!早い!!』が合言葉。

 

昨年までのようなお参りの頻度はありませんが、それでも家族にとって必要だと感じる所へ一緒にお参りに行けることはとてもありがたく、ただそう思っているのは私だけかもしれません(^^;

 

子供達から『またお参りー・・・。』と言われることも多々ありましたが、それでも

 

・神仏に手を合わせること

・ご先祖様に意識を向けること

 

が自然に出来るようになってきたことは、得難いことなのではないのかと思います。

 

コロナ禍で気付けば家族でお参りするようになって早二年。

この二年をいつか振り返る日がもし来れば、『懐かしいな~』と家族で笑い合えればありがたし。

【兵庫/神戸市】弓弦羽神社の御神木、と諭鶴羽神社

ある金曜日の明け方に『ユヅルハ神社!』の声に起こされ、神社の名前で夢から覚めるのはこれが二度目。

 

前回は、奈良県にある源九郎稲荷神社

shironpton.hatenablog.com

 

この時も大層ビックリしたのですが、二度目となる今回の夢もあまりにも鮮明だった為、寝起き早々大層ビックリしました。

 

ユヅルハ神社と聞いて思い浮かんだのは淡路島の諭鶴羽神社と、神戸市の弓弦羽神社

どちらもお参りに行ったことはないのですが、ひょんなことがきっかけで半年ほど前に知ったユヅルハ神社。

 

タイミングを計ったように、翌日は主人と息子が二人でサイクリング&釣り遊びの日。

場所は神戸市(笑)

 

これは行かない理由もなく、一路神戸へ向かう車で途中でさようなら。

そこから私は一人、弓弦羽神社へ10キロほどのサイクリング。

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シロンプトンは主人が釣りに使うととられてしまい、私の今日の相棒はミドンプトン。
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この子は6速なので良く走ります。

 

さて、鳥居をくぐって真っ先に目に飛び込んできたのは樹齢350年にもなるムクノキ。
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参拝される方はたくさんいらっしゃったのですが、御神木には誰も見向きもせず見えていないかのよう。
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一人で御神木ばかり撮っているオバサンは傍目から見たらどうなんでしょうね(^^;

境内は、七五三の時期と言うこともあって小さいお子さん連れのご家族がたくさんいらっしゃいました。

 

拝殿前の狛犬さんは雄々しい感じ。


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うっかり本殿を撮っていなかったようで、こちらは左側からの写真。

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この木に誘われました。

 

側には摂社がズラリと。
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境内の左奥にたいそう立派な木があり、鎮守の杜の豊かさが窺い知れます。
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ただし、現在は神社の周りは住宅街となっており鎮守の杜は近隣の開発と共に縮小されてしまったのではなかろうかと。
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それでも、この枝ぶりです。

 

こちらは本殿向かって右側。
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側に面白い木と岩がありました。
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木の護衛のような岩。

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木と岩のパターンは良く見るのですが、最近だと大原野神社のもみの木と岩。

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あと、私の中で印象的だったのは笠置寺の稲荷神社の側にあった木と岩。

shironpton.hatenablog.com

 

なんなんでしょうかね。

 

さて、その木と岩の側から拝殿に沿って小径がありました。
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道なりに進んで左に曲がった先は本殿の真後。
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反対を見やると、それはそれはとても立派な木がお控えです。
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本殿の裏手に御神木。

このパターンもよく見かける光景で、先程の木と岩と同じように切っても切り離せない関係のように感じます。
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拝殿をぐるりと一回りして、元の場所に戻って来ました。

 

こちらは明治天皇御製の歌碑。

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日の本の国の光のそひゆくも
神の御稜威によりてなりけり

 

御稜威(みいつ):神や天皇の強い御威光のこと。 「稜威(いつ)」の尊敬語。

 

その歌碑の近くにひっそりと一体の狛犬さんが。

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HPによると、大正14年まで実際に拝殿側にあった狛犬さんだそうで、拝殿の消失により一体だけになってしまったそうです。

 

それにしても、狛犬さんのそばにまたしても、木と岩(笑)


さて、こちらはそんな狛犬さん付近にある東側の出入り口。

正面に見えるは香雪美術館の石垣。

この日は『茶の湯と工芸』の展覧会が催されており、お着物姿の方が数人美術館へと。
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それにしても岩が多い(笑)

 

そして、やはりというかまたしても木と岩。
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東側の出入り口から出て弓弦羽神社を外側から。
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境内に戻って、見るともなしに見ているとゆづ丸君の文字が目につきました。
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弓弦羽神社の神使である八咫烏をキャラクター化したゆづ丸君。

先日お参りに訪れた大原野神社のキャラクターの鹿寿雅君と美鹿ちゃんといい、どうにも日本人は擬人化が好きな民族のような気がします。

神社へお参りするのは特別な時でなくとも、こうしてキャラクターがいることで親しみやすさが増して、参拝がより身近なものになれば良いなと思います。

 

そばに境内図もありました。
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御本殿の裏手にあった先程の巨木は、樹齢450年にもなる大楠だそうです。

そして、その後方には六甲山!

六甲山と言えば、岩の宝庫。

そして、瀬織津姫

 

となると、弓弦羽神社御神体は六甲山?

であれば、境内に大きな岩が沢山あるのも納得です。

 

なんだか面白いことになってきました。

 

境内を出て、せっかくなので本殿後方の大楠をもう少しそばで見れないかと自転車で回ってみました。

 

ビンゴ!
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境内よりも、境内の外の道から見る方が断然大楠が近いです。
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境内を、本殿を護るかのように横に大きく張り出した枝。
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そして、中心の幹は太く真っすぐ天に向かって伸びています。
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素晴らしい御神木。
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ただ、ふと我に返ってみると、境内と同様、おばさんが一人携帯片手に、更には側に自転車を停めて一心不乱に写真を撮っている姿は傍目から見たらどんな感じなんでしょう(^^;

一応、客観視する気持ちはあるのですが、目の前にこんな木があるとちょっと自制が効かないのも事実です(笑)

 

さて、楽しい時間はあっという間に過ぎてゆくもので、気付けばもう14:44と早く帰って娘の塾に間に合うようにご飯の準備です。

エライコッチャ。
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ここからJR尼崎駅に向けて、久し振りに一人20キロ弱のサイクリング。

 

道中こんな気になる石碑を見つけたら素通りできるはずもなく、私同様歴史マニアであろう男性の邪魔にならないよう横からパチリ。

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楠木正成といえば、私が初めてブロンプトン輪行した先がJR神戸駅

駅に降り立ち、ふらりと立ち寄ったのが御祭神が楠木正成公の湊川神社

初めて御朱印帳を購入した神社です。

ここから私の自転車とお参りが始まったことに、今気付きました。

 

4年かかってグルっと周ってきた感じがします(^^)

 

さて、16時過ぎにやっとJR尼崎駅に到着。
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ここから自転車を畳んで電車に持ち込み自宅のある最寄り駅まで。

最寄駅から自宅までは上り坂(笑)

なかなかハードな一日となりました。

 

こちらは御朱印を頂いた際に一緒につけて下さった参拝のしおりとゆづ丸君のクリップ。

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こちらの撤饌はお酒の奉納に際してのお下がり。
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源九郎稲荷神社へは、お礼参りとして二度目の参拝でお酒を奉納しましたが、今回夢で起こされるのは二度目の経験。

 

呼んで頂いたと言って良いのかどうかは分かりませんが、ありがたい気持ちに変わりはなくお酒を奉納させて頂きました。
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今回、弓弦羽神社の神社名を耳にしたのは初めてではなく、以前訪れた淡路島の地で、駐車場で隣り合わせた方とお話ししたのがきっかけで、淡路島に諭鶴羽神社があるということを知りました。

 

その方は、諭鶴羽ダムの近くにお住まいがあるとのことで、桜の季節は諭鶴羽ダムの周辺の桜が綺麗だと教えて下さいました。

 

これも何かのご縁と、キャンピングカーに積んでいた自転車で諭鶴羽ダムまでサイクリング。

その際、たまたまGoogleマップで見つけた諭鶴羽神社への参拝を計画していたのですが、道中はキャンピングカーが通れる道幅ではないとのこと。

 

山道の運転が不安な方や、そもそも車が大き過ぎて通行できない場合は神社の方が送迎してくれるとのことで連絡するも、あいにくと留守電で繋がらず、ひとまずメッセージを残し、その後連絡があったのは大阪へと帰る道中。

 

今回はご縁がなかったのだと思っていた矢先、電話口で『またご縁があれば、ぜひお参りにお越し下さい。』とおっしゃって下さった宮司さんの言葉が、場所は違えどもこうしてご縁として繋がったような気がしました。

 

弓弦羽神社の神使は導きの八咫烏

日本の初代天皇神武天皇を導かれたのは八咫烏

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道は自分で切り開いて行かねばなりませんが、私が進むべき道を導いていただけたらと、ちょっと図々しい思いが頭をよぎります(笑)

 

何かに頼るよりも、まずは地に足をつけて生きていくことが私には大事。

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今回もご縁をいただけたことに感謝☆

 

【京都/西京区】京春日は大原野神社

さて次こそは間違いない、と先頭切って走る主人の元、何度か道を誤りかけるもやっとのことで到着。

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大原野神社
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Googleマップ洛西ニュータウンの並木道の道中に神社の名前があるのを見つけ、何となく気になった神社です。

 

早速、こちらの木にビックリ。

こんな素晴らしい木があるだなんて、これはさぞかし立派な神社に違いありません。
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ちょっと想像していた以上のお社の規模と、鎮守の杜の豊かさに鳥居をくぐる前から興奮していたのは私だけではなかったようで、あれほどお腹が痛いと言っていた息子が主人と連れ立って先に歩いていく始末(笑)
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この参道も素晴らしく、真っすぐに進むと左手に瀬和井の立て看板。

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桓武天皇の第七皇子、淳和天皇の産湯として使用されたと伝えられている清水。
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淳和天皇といえば、第四妃 真名井御前(如意尼)がすぐに思い浮かび、その如意尼が空海の協力を得て開いたのが、如意輪観音をお祀りする西宮市の神呪寺。

shironpton.hatenablog.com

 

ここで、淳和天皇、如意尼、空海との繋がりの確認。

 

・神呪寺の御本尊、如意輪観音空海が桜の木の巨木に如意尼の大きさに彫り出したもので年に一度開帳される秘仏

 

・第四妃の真名井御前と淳和天皇の出会いは、淳和天皇の夢告がきっかけ。夢告の内容は、聖徳太子が開基した京都頂法寺(六角堂)にて、丹後国余佐郡香河(かご)村の娘と出会うとのこと。そしてその娘こそが、真名井御前(如意尼)。

 

shironpton.hatenablog.com

 

神呪寺、六角堂はどういう流れかお参り済みで、これも何かのご縁だったのでしょう。

 

さて、瀬和井から参道を挟んで目の前に見えるは鯉沢の池。

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奈良の春日大社の猿沢の池を模して造られたようです。

 

その鯉沢の池には登り龍のような御神木。
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池の周辺はのちほどゆっくりと散策することにして、本殿へと向かいます。

 

大原野神社のキャラクターは鹿寿雅(かすが)君と美鹿(みか)ちゃん。
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せんと君やふなっしーひこにゃんにくまもん、そしてついでに我が町高槻市のはにたんと、日本人は擬人化するのが得意なのではないかと思います。

モノにも魂が宿ることを本能的に知っている種族なのかもしれません。

 

さて、参道を進んでいくと左手に椎の大木の根。
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安易な言葉しか出ないのですが、ちょっとすごいです。
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椎の大木の左手には石碑のようなものがお祀りされていました。
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なかなか本殿へと辿り着けませんが、楽しい(笑)

さて、参道正面には朱塗りが美しい鳥居。
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手水舎には春日大社の神獣、鹿。
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拝殿手前には狛犬ならぬ狛鹿。


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後ろ手に控える木々と真っ青な空がとても清々しい。

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第一殿:建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)

第二殿:伊波比主命(いわいぬしのみこと)

第三殿:天之子八根命(あめのこやねのみこと)

第四殿:比賣(ひめ)大神

 

大原野神社春日神社の第一分社で京春日とも呼ばれるそうで、であれば御祭神は同じになのではと思うのですが、第二殿の伊波比主命は初めて目にするお名前。

経津主命(フツヌシノミコト)の別名となるそうです。

 

本殿向かって左手には摂社。

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摂社後方の木は枯れてしまっていますが、元気であった頃はさぞや立派な木であったのではなかろうかと。


本殿裏手の木々はまだまだ元気なようで、大原野神社の御神威の強さですね。
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いつものごとく裏手に回るつもりでしたが、ちょっと回れる雰囲気ではなく、こちらで手を合わせるにとどめました。

 

こちらは使用されていない井戸でしょうか。
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大歳神社の本殿裏手の井戸といい、ここ大原野神社の境内にある鯉沢の池、そして淳和天皇の産湯に使用されたと伝わる瀬和井といい、昔から清浄な水に守られている土地のような気がします。

 

本殿から後ろを振り返ると、朱塗りの鳥居から続く参道。
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良い光景です。

 

さて、こちらは本殿向かって右手にある樹齢500年にもなるもみの木。
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圧巻の根の太さ。
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根と根の間には後方支援のような佇まいの岩。
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そのもみの木から見た本殿。
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視線を左にずらして拝殿前。
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更に左に視線を落とすと、三人で『鹿や!』となった木と木のコラボ。
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前脚を崩して鹿が寛いでいるように見えるのは私達三人だけでしょうか。

 

さて、御朱印を頂いた後もずいぶんと長い時間拝殿前のベンチでゆっくりさせて頂き、鯉沢の池へ場所を移動します。

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御朱印を頂いた際に境内MAPもつけて下さいました!)

 

鯉沢の池そばに佇む【若宮社】
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水面に写る地上絵はさながら反転した世界のようで何とも美しく、
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そんな風景を楽しみながら、ぐるりと周って池の中央に架かる橋を渡ります。
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こちらの鯉沢の池はハート形のような形状らしく、躍起になってハートを探していた息子が『これもハートや!』と指さしたのはお社近くの足元の切り株。
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ハート探しに躍起になる人、境内の木々にひたすら感動する私、その二人を見るともなしに見ている主人(笑)

三人三様、大原野神社で良い時間を過ごせたようです。

 

こちらは往路で反対側から見た登り龍のような御神木。
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良い木です。

 

さて、大原野神社を後にし、今回の本来の目的地であった洛西ニュータウンの並木道をサイクリング。
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疲れた身体には大原野神社近くの民家で購入したよもぎ餅でエネルギー補給。
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甘さ控えめでとても美味しく、これはまた機会があれば是非購入したいお味でした。

(1つ少ないのは、我先にと食いしん坊ちゃまが手にしたからです(笑))

 

今回、初めて訪れたと思った大原野神社ですが、鳥居をくぐり、右手に茶屋、そして鯉沢の池を目にした途端、既視感が。

どうにも以前来たことがあるような感じがするのです。

であれば、20年ほど前になるかとは思うのですが、確かめようもなく、ただ少し懐かしい感じがしたのは間違いではないような感覚。

 

いつ訪れたのかは分かりませんが、いずれにせよ春日神社には小さい頃からご縁があり、こうして偶然にも京春日と呼ばれる大原野神社を訪れることが出来たことに感謝。

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さて、お次は久し振りに夢の中ので出てきた神社へ、行き先を西にサイクリングです。