毎年7月6日、7日は盛大な七夕祭りがおこなわれる機物(はたもの)神社へやってきました。
機物=機織=織姫さまと関係のある神社です。
交野市に流れる川は天の川。七夕伝説とも関係が深く、先日お参りに行った星田妙見宮のご神体は『たなばなせき』。
天体がそのまま交野市に映し出されたような感じがします。
さて、駐車場から参拝口をくぐると左手に社務所。
境内はぐるりと見渡せるほどの広さです。
右手に見える鳥居は『伊勢神宮遥拝殿』
手水舎
鳥居にかかったしめ縄が立派でした。
狛犬さん。
よく見ると、足元でミニ狛犬がじゃれてます!
先日、磐船神社で足元にミニ狛犬タイプを初めて見たと思ったら、お次はミニ狛犬が遊んでいるタイプ。
娘が『お母さんに子供が遊んでーってじゃれてるように見える』と言われて、子供の発想は柔軟だなと、固定観念でカチコチの自分の脳ミソを戒めます。
対の狛犬さんは足元に鞠。
拝殿横の気が気になりました。
通称ハガキの木と呼ばれているこちらのタラヨウ。
葉の裏に爪や釘などの鋭利なもので跡をつけて文字が書けるそう。(明らかにボールペンで書いたと思われるものも多数ありましたが(笑))
葉の裏はこんな感じで、確かに文字が書いてあります。
七夕の短冊の代わりとして、更にはハガキとして切手を貼ればポストにも投函できるようです。(事前に郵便局への確認は必要になるかと思いますが)
ハガキの漢字が何故、『葉書』なのか今まで全く考えたこともなかったのですが、読んで字のごとく、『葉 書き』ですね。
拝殿横には左右にお社がありましたが、何の神様かは分かりませんでした。
そして、こちらのとっても美味しそうな色の実が沢山なった木。
キンカンかと思ってよく見てみると、ふっくらとした皮のみかんのミニミニバージョンのようにみえます。
日本固有の柑橘の橘(タチバナ)というそうで、古来から日本には野生しているそうです。
とっても良い香りがしましたが、すっぱくて生食は出来ないそうでジャムに加工されたりするそうです。
拝殿右手にもお社。
機物神社の機(はた)は秦(はた)。
秦氏と言えば、織り物。
先月お参りに行った京都の広隆寺は秦氏の氏寺、所在地は太秦。そして、秘仏開帳の中に秦河勝の像もありました。
機物神社も秦氏の者が祀る社で『機物神社』。そこから七夕伝説と結びついていったのだとか。
面白い!
更に面白いと感じたのが、冬至の前後数日間、機物神社の境内から交野山を望む線上に日の出が見られるそうです。
まさに、この伊勢遥拝殿の方角。
日の出と伊勢神宮に向かって参拝できるようになっているのですね。
2019年の冬至は12/22(日)。
ご興味のある方は拝みに行かれてはどうでしょうか?
御朱印をいただいてきました。
左は通常の御朱印で、右の和紙に書かれた御朱印は『機物神社は織姫様と縁のある神社だから』と、別でいただくことが出来ました。
さて、お次は天田神社へ。