今回は珍しく、ハイキングもサイクリングもありません。
自宅から車で1時間半。六甲山の広大さと山道のカーブの険しさに驚きながらのドライブ。(私は助手席です(笑)ありがたや~)
目指すは『六甲比命神社』
いつかはお参りに!と思っていたいつかが、新年早々やってきました♪
佐久奈度神社の御祭神の瀬織津姫。
そして、六甲比命神社にお祀りされているという瀬織津姫。
瀬織津姫という神様の名前を耳にしたのは、2019年も半ばだったように思います。
一種のキーワードのような、何か分からない力のようなものに導かれるかのように、お参りできる運びとなりました。
山頂の一部分では、木々に雪が積もっていました。六甲スノーパークの人工雪?
その六甲スノーパークの駐車場の受付で六甲比命神社への参拝の旨を伝えると、そのまま通してもらえます。真っすぐ進むと『六甲山の上美術館』。
六甲比命神社は山の上美術館と提携されているので、無料で駐車場をお借りすることが出来ます。
こちらで車を停めて、さぁ出発!
標識通りに進みます。
雪は降ってはいないものの、うっすらと地表近くの葉に積もっています。
5分ほど歩くと、また新たに標識が出てきました。
六甲比命神社へは上に進むようです。
分岐地点で、般若心経が彫られている心経岩への道を進みます。
左手に大きな磐座が見えてきました。
心経岩です。
私たち以外に人はいませんでしたが、先に来られた方がいらっしゃったようでお香の香りが満ち満ちていました。とても清々しい。そして、とても寒い(笑)
さて、分岐地点に戻って六甲比命神社へと進みます。
ここで急に息子が『あーずべんにゃー』とライオンキングの歌を歌いだしたのですが、なんとも柔らかい空気に包まれました。オンステージ(笑)
心経岩との大きさ比較。
たばこと魚の比較ならぬ、息子と心経岩。
こんなに間近に感じることが出来るだなんて、なんとも贅沢です。
またまた目の前に大きな岩が見えてきました。
大きな岩の正体は、ご神体です。
ご神体を左手に先に進みます。
なんだか道が急に険しくなってきました。
手すりが無いと厳しい道です。整備して下さった方に感謝。
拝殿が見えてきました。
拝殿近くは標高が高いせいか、気温がグッと下がりました。
見えますでしょうか?ツララができています。
拝殿です。
そして、急に雪が降ってきましたー!拝殿は中に入ることが出来ました。避難します。
中に入ってビックリ。
一般の神社では考えられないような、自宅のようななんともほっこりする空間です。
物販やお供え物が所狭しと並べられていました。とても大切にそして愛されている神社なのが拝殿にいるだけで伝わってきます。
そして、六甲比命神社からのお気持ちとして一人一つのお餅のふるまい。お心遣いが嬉しい♪
そして、こちらの拝殿から真正面にご神体が拝めます。
蝋燭がついていますね。
拝殿にいるだけでとても楽しく、まだまだ拝殿内にいたい気持ちと、すでに寒さで身体が限界な状況、更に止まない雪を見ながら、本降りになる前にと拝殿より更に上方にある梯子の先に進んでみました。
仰臥岩とあります。
分かりにくいですが、吹雪いております。とても寒い。
祠が見えてきました。
とっても寒くて手を合わせるだけがやっとでしたが、なんだか暖かい感じがしました。ただ、それすらもかじかんだ手足の感覚がもはや分からなくなっていた為に正常な判断が出来ていなかったのでは?と。
帰ってきてから調べていて気付いたのですが、仰臥岩と拝殿の間に『雲ヶ岩』と呼ばれる岩があったそうです。
むー。寒さで全く余裕が無かったからか全く気付きませんでした(笑)
まだまだ名残惜しいですが、誰もいない中、家族で参拝が出来ただけで感謝です。
六甲比命神社を後にします。
あれだけ吹雪いていたのは一体何だったんでしょう。
下山しだすと雪がぴたりと止みました。
吹雪とは一転して、めちゃくちゃ良いお天気(笑)
六甲山内にある天覧台からの景色。
空、山、海。
それだけでただただ美しい。
帰る側から家族全員が『また行きたい!』との六甲比命神社へのお参り。
『もっとゆっくりしたかった』
『もっとゆっくり見たかった』
『もっと~したかった』
のもっとは沢山ありましたが、今はただ、こうやって家族全員でお参りが出来たことに感謝です(^^)
その日の終わり、車窓から自宅付近の夕日。
ここ(私)にないものはなく、すでに充分に与えられていると実感したお参りとなりました。