産まれてきてから現在まで、気付けば近くに春日神社がありました。
少し離れた深北公園に車を停めて、レッツサイクリング!
地図上で見るとこんなに平坦なのに、あとでエライコッチャな坂に出会います。
道中、気になる石碑を見つけました。
住宅街に突如現れた『日下貝塚』の石碑。
貝塚とあるからには海の痕跡が欲しいところですが、周りはどこを見渡しても住宅と連なる山々。
調べてみたところ、紀元前6千年~5千年頃の縄文時代には生駒山麓まで海が迫っていたようで、ここ日下の地は海沿いだったそうです。
そして、その住宅横にあるJAの敷地内にまた面白いものを見つけました。
以下、抜粋です。
日本(にっぽん)の古い読み方は『ヒノモト』
そして、『日下(クサカ)』も『ヒノモト』
となると、国名『日本』の発祥地、出発点はこの『日下地方』であったのではないか?!
なんとも面白いですね~。
生駒山系は、神武天皇とナガスネヒコの決戦の地。そして、饒速日命の天孫降臨の地『磐船神社』も同じく生駒山系。
色々と繋がるのではないのでしょうか。
そんなことを一人妄想しながら、漕いでゆくと目の前にあり得ない角度の坂が出現。
ここからギュインっと坂が急になるのですが、あまりのしんどさに写真を撮っていなかったようです(笑)
そんなエライコッチャな坂道で、縄文時代へタイムスリップしていた妄想時間も強制的に中断され、目指す枚岡神社はもう少し。
着きました。
二の鳥居
お正月はさぞかし賑わったであろうと思います。
参道から先程の鳥居を振り返ると、こんなにも清々しい景色です。
参道脇に山からの水が注いで流れているのですが、とても気持ちが良いです。
手水舎は鹿さん。巻物?を加えておられます。忍者ハットリくんのよう。
こちらの注連柱の左右に
撫で牛ならぬ、撫で鹿さん
注連柱くぐってすぐ右手に異空間な禊場がありました。
落ちる水の音だけで禊を受けているような、そんな厳かな気分になる場所でした。
来た道を戻り、階段上がってすぐの場所に拝殿はありました。
ふと拝殿上部を見やると金の玉を抱いている龍の姿が。ドラゴンボールのようでカッコいい!と喜んでいたのは私だけです(^^;
こちらは拝殿横手から見える本殿前の中門
本殿にお祀りされているのは、
・比売御上(ひめみかみ)
・経津主命
・武甕槌命
の四柱。
天児屋根命は天照大御神が岩戸に隠れた際に祝詞を奏した神様で中臣氏の祖神。
経津主命と武甕槌命はペアで大国主命の元へ国譲りを迫った神様。
なんとなく、この三柱については分かるのですが、比売御上が気になりました。
少し前にお参りに行った六甲比命神社にお祀りされている六甲姫の俗称は『ひめさん』。
そして、水のある処、龍のいるところには瀬織津姫。
だとすると、比売御上=ひめさん?と考えるのは短絡的でしょうか。
由緒書きでは天児屋根命の后神とされている比売御上。
それ以上の詳しいことは私には分かりませんが、何だか気になりました。
さて、拝殿をぐるりと見まわすと左手にハイキングコースの文字を発見。
サイクリングにハイキングに(約一名お菓子に)目が無い我が家。早速コース入り口に行ってはみたものの
山頂に枚岡神社の本宮があるとのことで行きたかったのですが、片道2.4キロ。
余裕をみての往復2時間は時間が足りず、次回へのお楽しみとなりました。
境内へ戻ってきました。
こちらは本殿周辺にある照沢池。
枚岡神社のお水は、もう本当にびっくりするくらいに澄んでいます。水の音が心地良いのはもちろんのこと、水面の美しさに息をのみます。
こんなお水が境内のいたるところを巡っており、境内は別世界です。
【摂社】若宮社
の手前にあった『白水井』
水が湧き出ているような感じはせず、水が溜まっているようでした。
枚岡神社はこんなに気持ちの良い森の中に抱かれるよう、そして川の清浄さと共にありました。
御朱印です。
こちらは枚岡梅林へと繋がる鳥居です。
公園内にあるちょうど良い大きさの石の上にごろんと横になって撮った空(by息子)
『空と分かるように左端に少し木を入れてみた』とは本人談ですが、本当に何もなければ空なのかそれとも宇宙?なのか分からなくなるくらいに、深くとても澄んだ青色でした。
そして、私も同様に写真を撮りました(by私)
…左端に電線が写ってしまっています(笑)
梅の木が沢山あり、それこそ梅の時期はさぞかし美しいのでしょうが、梅がなくともとても気持ちの良い公園でした。
中央に見えるはアベノハルカス。
来た道を戻ります。帰りは下り坂。楽勝の8キロ弱。
途中、石切神社の参道を横切るのですが、こちらも神津獄ハイキングコースと同様またのお楽しみです(^^)
夕暮れ時に深北公園ゴール!
さて、お次はどこへ参ろうか~。