シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都】独鈷抛山(とこなげさん)千手寺

京都は亀岡市にある行者山へやってきました。

・・・のはずが、着いた場所は『独鈷抛山(とこなげさん)千手寺f:id:roy-7303-pkbs:20200119180346j:image

むー。毎回Googleマップ頼りですがさすがに行者山の登山道までは案内してくれませんでした(笑)

調べてみると千手寺から行者山へと繋がる道があるようです。ひとまず参道前に車を置いてレッツハイキング!

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参道に入った途端、一気に気温が下がりました。下がった体温を上げるのに体力は使いたくありません。急いで防寒具を着込みます。

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千と千尋の神隠しのような森だと娘はご機嫌♪
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参道に沿って流れる水の音。そして山の香り。それだけでとても気持ちが良いです。
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20分程歩いて千手寺に着きました。
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側にある標識を見ると『行者山』の記載があります。これで一安心。
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せっかくなのでお参りに。
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階段を上がってふと後ろを振り返ると、亀岡市が一望です。
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千手寺の由緒については、以下、由緒書きより抜粋です。

空海が開創されたお寺のようで、唐に渡った空海が帰国に際して日本に向けて独鈷を投げたところ、白雲を引いて飛び去ってしまった。帰国後、獨古の行方を春日大社でに尋ねたところ、春日明神のお遣いである白鹿さんに導かれて着いた先は亀岡の山の上。その山の松の枝に独鈷が見つかったとのこと。その地に、千手観音像を安置したのが千手寺の始まりとされるようです。

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獨古を抛(な)げる山=獨古抛山(とこなげさん)ですね。

納得。

そして、階段を登り切った目の前に現れたのはなんとも立派な門!

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但し書きを見ると、鐘楼門というのだそうです。

そして、元々は京都にある愛宕神社の山門だったそうな。

こちらの立札によると・・・

明治時代に起こった神仏分離政策によって愛宕大権現・白雲寺が愛宕神社となり、鐘楼門は千手寺に移されたとのこと。

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壊されることなく移築されて、こうやって歴史を肌で感じることが出来て感謝。

そして、こちらの鐘楼門の左右には厳めしい顔の仁王像。
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心にやましいことはなにもありませんー(笑)
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鐘楼門をくぐって反対側から見た景色です。
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画像が暗くて分かりませんが、上部に鐘楼がありました。

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鐘楼門をくぐって、すぐの場所に本堂はありました。
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こちらの本堂に千手観音像が安置されているのでしょうね。

本堂右手に2つお堂がありましたが、詳細は分かりませんでした。

お堂①
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お堂②
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境内に住宅はありましたが、寺務所は兼用されていないような感じでした。工事中のようでしたのであまり立ち入らず、本堂にある由緒書きだけを頂いてきました。

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本堂前には独鈷形のお守りが置かれていて、お題はお賽銭箱に入れてお支払いする形式でした。

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さて、階段を下りて右手に行くと行者山。
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左手に行くと、瑞厳寺。

このお二方、実はあるものを見つけてお水でお清めをしている最中です。
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そして、千手寺境内から湧き出る水は『お香水(おこうずい)』といい、眼病が治るとされているお水だそうです。

『おこうずい』と聞くと、京都は長岡京市にある柳谷寺の『おこうずい』またの名を『独鈷水』を思い出します。

長岡京市空海さんが修行をされたお寺で、独鈷といい繋がりますね。

 

そして、あるものとは?

旅の終わりに出会った方のお話しで分かりました。
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つづきます。