車を停めた神呪寺へと戻ってきました。
寒桜が少し咲いていました。
石階段を登りつつ、ふと右手の建物が気になり見ると神呪寺のご本尊秘仏『如意輪観音』の特別開帳は例年5月18日とあります。
これは行かねばなりません。
こちらの立札によると、神呪寺の如意輪観音は桜材の一本造り。
そして、観心寺(大阪府)と室生寺(奈良県)と合わせて日本三如意輪に数えられているようです。
また、お参りに行きたいところが増えました(^^)
さて、お清めです。
本堂
左手の狛犬さん。
足元に鞠とくれば、
ぺったんこに踏んづけらています(笑)
本堂右手に不動堂
そして、その右手に観音堂。
その右手、写真が途切れていますが弁天様が祀られていました。
ここ最近、空海さん、役行者、弁天さんのセットでよくお見かけします。
そういえば、神呪寺の石段を上る手前、右手に朱色の太鼓橋と池がありました。
あいにくと写真は撮らなかったのですが、そちらが弁天池ですね。
こちらは朔日参りで頂いた節分のお豆です。
お豆を頂いてうっかり忘れていましたが、本堂の左手に八十八番札所(大窪寺)がありました。
こちらはとても立派な鐘堂。
娘がちょうど小銭を200円持っており『これで四人分撞けるね♪』とお金を入れてくれました。
後でお金をくずして返しましたが、その気持ちが嬉しかったです(^^)
八十八ヶ所巡りの最中、幾度となく鐘の音が響いており、(最初は時間を知らせる鐘なのかと思っていました)山中に響き渡る鐘の音も心地よかったのですが、自分で鐘を撞いて身体に響き渡る鐘の音もとても素晴らしかったです。
こちらは神呪寺内にある展望台からの景色。
目印代わりのハルカスはとても分かりやすい(^^)
そして、ここからPLの花火が見えると寺務所の方がおっしゃっていました。
そして、ここまで遮るものがなく景色が良いということはとても寒いんだともおっしゃっていました(笑)
まだ、奥に道が続いていたので進んでみると、
善女龍王と白髭大明神がお祀りされていました。
善女龍王が気になって少し調べてみました。
淳和天皇の時代、雨乞いの為、空海さんが北インドからお招きになった神様が善女龍王とのことです。
そして、その善女龍王をお祀りしてる総本社が京都二条にある『神泉苑』
サイクリングで何度も素通りしています(^^;
こちらも行かねばなりません。
そして、左手に白髭大明神。
白髭といえば琵琶湖内に鳥居のある白髭神社を思い出します。
祭神は猿田彦命。瓊瓊杵尊が降臨される際、案内したと言われる神様。
なぜ、ここ甲山に?
分からないことだらけですが、目の前には登山道。どうやら甲山の頂上へ行けるようです。
ここまで来たら登りますよー!
結構な急勾配の山道を15分程で頂上に到着。
景色は寺務所の方もおっしゃっていましたが、展望台の方が良いです(笑)
下りは10分とはかからない道です。
心地良い疲れの中、神呪寺を後に石段を下りていくと、左手に役行者と前鬼、後鬼の像がありました。
ここから、石階段を越えてちょうど正面に弁天池があります。
そして、この弁天池の祭神は廣田神社と同じく天照大御神の荒魂=瀬織津姫が祀られています。
頭上に鳥の頭?のようなものが見えます。
不動明王は酉年の一代守本尊と言われています。だからでしょうか?
各干支についてはリンクを貼っておきます。
お参り帰りの車窓からの眺め。
夕日を見ながら、今日のことがグルグルと頭の中を駆け巡ります。
『調べれば分かること』
『考えても分からないこと』
『ただ感じるだけで良いこと』
五感を研ぎ澄まし、身体と会話をするお参りは学びが沢山あることに気が付きました。
とても便利な世の中に生きており、ついつい全て分かったつもり、知っているつもりになりがちですが、沢山の書物より、情報より、まずは自分が現地に行って感じることの尊さに改めて気付いた八十八ヶ所巡りとなりました。
そんな気付きの多かった甲山へのお参りに行くきっかけとなったのが、雛菊さんのブログです。
さて、お次は打って変わって地元出発。
大阪です(^^)