甲山に行く予定が、まさかの目の前で満車(笑)
はてさてどうしたものかと神呪寺を通り過ぎると、目の前に鷲林寺の標識。
臨時駐車場に止まっている車は2台。
今日は鷲林寺にご縁があるようです。
神呪寺と同じく真言宗のお寺です。
参道左手にある辨天様にまずはご挨拶。
残念ながら、池の水は循環していないのか淀んでいるように見えました。
参道を歩いている最中聞こえてくる鐘の音。
鷲林寺の鐘の音だったようです。
せっかくなので撞かせて頂きました。
こちらはこじんまりとしてながらも存在感のあるお地蔵様。
愛 愛地蔵
『だいじょうぶ 一人じゃないよ そばにいるよ』
こちらのお洒落な建物はお手洗い。
五つに並んだ木札が気になり見てみると
『いつでも初心忘るべからず』
『愛されるよう愛する人に』
『人の短は言うなかれ 己の長を説くなかれ』
『たゆまざる 歩み尊し かたつむり』
『この道を信じ この道を愛す』
トイレの側に面白いタイプの案内図がありました。
立て看板ではなく、地面に据え置き石タイプです。
『聞き耳地蔵』さんというお地蔵さんが有名なのでしょうか?
のちほどお参りすることに。
こちらは立て看板タイプの略縁起。
略縁起によると、この地を支配していたソランジンという大鷲が入山した空海さんの邪魔をしたようですが、空海さんは桜の霊木にソランジンを封じ込めその霊木で鷲不動明王を彫られたようです。鷲の文字をとって鷲林寺。
勉強になりました。
八大龍王の祠
少し気になって後ろを見てみると、どうやら後ろは洞窟になっているようです。
鷲林寺のホームページよると、こちらの洞窟は織田信長の兵火から逃れる為に僧侶が有馬まで掘った洞窟の跡地になるようです。
鷲林寺のホームページはこちら。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~jurinji/main.html
有馬までの距離は数百メートルどころではなく、(数百メートルでも充分すごいですが)戦国時代の凄まじさを感じます。
その右手にある洞窟のような祠に白蛇さんのように見える置物が祀られていました。
その左手に本堂へと続く石段が続いています。
手水舎でよく見るタイプは龍ですが、初めてみました鷲!
頭上には干支のネズミの切り絵。
本堂には十一面観音菩薩が安置されています。
さて、何も考えずに鷲林寺の境内でお参りをしていたところ、六甲修験ルートなる面白そうな地図を発見。
見るからにハイカーなお二方の男性がこの地図を見ながら『すごい距離やな』と鷲林寺の裏手の方に歩いて行かれました。
もしかしてここ鷲林寺から山登りが出来るのかも?
本堂右手に石仏がたくさん安置されていました。
不動明王が中心に祀られています。
こちらが聞き耳地蔵さん。
たまたま主人がその左手でケータイを片手に込み入った話をしており、その話しを熱心に聞いてくれているような形になりました。
そして、その込み入った話しはその日中にスッキリ解決!
ありがたいことに、願いを叶えて下さったようです(^^)
さて、先程ハイカーと思しき方が歩いて行かれた方角へ。
後を見やると目的地の予定だった甲山。
さて、今日はどんな出会いがあるのでしょうか。