負嫁岩から歩くこと数分で高さ30メートルの岩屋に到着。
2度目のご対面ですが初回と同様、新鮮な驚き。
大きさ比較に子供二人に立ってもらいました。
今回岩屋に立ち寄ったのは、時間が少しあることもさながら、前回岩屋の上部にある弁財天の宝塔を拝むことが出来なかった為、リベンジです。
見えますでしょうか?
登り切ったようです。
岩と岩が凹んだところにいる豆粒のような白い点が主人です。
ただ、弁財天の宝塔は見つからなかったようでお次は私。
行ける自信は全くありませんが、行けるところまで登ってみます。
前回はこの鎖を前にぬかるんだ地面を見て断念しましたが、今日はいけそうです。
鎖の上部までは登り切りました!
上部を見ると空洞があり、この上に出ると岩屋の頂上。
垂れ下がっている鎖に手をかけ、岩に足をかけましたがその一歩で断念。
恐怖が先に立ち、もう一歩を踏み出すことが出来ませんでした。
私はこれでもう充分です。
ここまでこれたことに感謝して下りました。
ほどなくして夕日が山全体に差し込んできました。
岩屋の手前にある斜めに切断されたような岩に陽が反射し、幻想的な瞬間。
陽を受けるように設置されているような感じがしました。
そして、その岩の前方を見やると岩屋に沿って上に登れそうな道が。
きっとこれが弁財天様の宝塔ではないかと思われます。
上部に穴が開いており、苔の跡が見受けられます。
きっと、この上部に宝塔の先端にあたる部分があったのではないかと。
それにしても、こんなに簡単にあっさり岩屋の上部に上がれるとは(笑)
ただし、体内潜りの岩とは別、真横の岩に弁財天の宝塔はあるので体内潜りをして宝塔を探すのは見つけ辛い、とは主人談。
もう少し散策したかったのですが、雨がポツポツと。
急いで降りた自分が悪かったのですが、左太ももを木に強打し、久し振りにまぁまぁ大きなアオタンを作ってしまいました。
傷む足をさすりながら、冷静に考えてみて子供以上に山に入ってはしゃいでいる母親の姿は果たして子供達にどのように映っているのか、少々気になりました(^^;
今回山に入ってもっとも美しいと思った山椿。
お花が山道にポタポタと落ちているさまは、枯葉だらけの山道に彩を添えてとても綺麗でした。
宝池寺に到着すると、見事にピタリと雨が止みました。
庵主さんが声をかけて下さって、少々お話しのつもりが結構な時間を頂いてしまいました(^^;
待っている間に、と子供達にシャボン玉や塗り絵を出して下さいました。
・子供の声は邪気を払う。
・お祭りの際、お稚児さんが先頭に立つのは邪気を払いのお役目。
・子供がいるだけで、境内の神様がお喜びになる。
難しいことは私も子供も分かりませんが、ただ純粋に『また行きたい!』と思う宝池寺と竜王山。
息子が庵主さんに次回の約束を早々にしたようで、家族でご縁を頂けたことに感謝です。
さて、お次はどこへ参ろうか~。