長命寺の境内で面白い看板を見つけました。
『魔除けの天狗さん 太郎坊大権現』
長命寺・太郎坊大権現概要: 長命寺・太郎坊大権現長命寺の総鎮守として勧請されました。伝承によると天文年間(1532~1555年)、祭神である太郎坊は当初普門坊と称する修行僧で、12歳で比叡山延暦寺(滋賀県大津市)に入り厳しい修行の結果、天気を操り、空も自由に飛びまわるなど超人的、神がかり的能力を身に付け大天狗になったと伝えられています(他の説では長命寺の守護神になる為に大天狗になったとも)。その後、太郎坊は京都の愛宕山(愛宕神社の総本社:京都府京都市右京区)に移り住むと、長命寺を懐かしく思い、近くにあった大岩を投げ飛ばし長命寺の境内に突き刺っさたそうです。現在、拝殿と本殿の間にある倒れそうな大石がその伝説の大岩で「飛来石」と名付けられ信仰の対象になっています。拝殿は入母屋、桟瓦葺、平入、桁行3間、梁間2間、外壁は柱のみの吹き放し、腰壁は縦板張り、下がり壁は真壁造り白漆喰仕上げ。本殿は一間社流造、銅板葺、外壁は素木板張り。参道正面には鳥居が建立され神仏習合の名残が残されています。
出典:長命寺・太郎坊大権現
太郎坊は日本八大天狗の代表になるそうで、住処は愛宕山。
出典:日本八大天狗: 天狗堂
今年は愛宕山に登ってみたい。
さて、道なりに進むと眼下には琵琶湖を見渡せる場所へ辿り着きました。
正面の小高い山のような場所が先日お参りに行った藤ヶ崎龍神社のある場所です。
拝殿からの眺め。
拝殿を抜けてすぐ、左右にそびえ立つ巨石。
フレームに全く入りきらず、まずは下部。
そして上部。
そして、目の前の石段を上がった先には本殿です。
石段を登りきって後ろを振り返ると、この景色。
手前の巨石が、太郎坊が愛宕山より投げたとされる飛来石。
本殿
そして裏手にはやはり巨石。
瓦のような石の周りにお賽銭が置かれています。
本殿をあとに石階段を降りていくと、とかげさん。
ずっと持っているととかげさんが火傷をしてしまいます。
少し触らさせてもらって、サヨウナラ。
裏手のお山に入れる道を発見して、ここからはレッツ、ハイキング!
岩と共生しいている木
やはり巨石だらけです。
この巨石の麓に太郎坊権現の本殿があり、このお山自体が信仰の対象となっているような。
まだまだ散策したいところですが、今日の目的はサイクリング。
長命寺方面へと戻ります。
帰り際、ビックリする枝ぶりの木を見つけました。
幹から出ている枝は、幹の上部のみで全て上へ向かって伸びています。
私の想像力では、もやは言葉になりません。
裏手から周っていたようで、降りてきた先が太郎坊大権現の石碑のある場所でした。
護法権現社拝殿
聖徳太子が長命寺を開基したのは、神代に景行天皇などに仕えたとされる武内宿禰が長寿を祈願した霊山であった為。
その武内宿禰を祀るお社が拝殿奥の護法権現社になるそうです。
護法権現社で本日2回目。またまたトカゲさんに遭遇。
2匹のトカゲがこちらをチラっと見ながら目の前を横断(笑)
本堂でご朱印を頂きました。
本殿回廊から見える六所権現影向石
見れば見るほど不思議で仕方なく、もう少し岩と佇みたいところですが帰りの石段八百八段がお待ちかねです。
美しい朱色の三重塔に別れを告げて、
下りは膝に優しくありません。
プルプル震える脚をどうにか運んで
こちらの穀屋寺は長命寺の米穀出納のほか、災害や兵火によって失った寺の再建・修復のために各地を巡って浄財を集める勧進(かんじん)を担当したお寺になるそうです。
さて、ここからどこへ行こうかと自転車に手をかけると、息子の『自転車の鍵がない!』の恐怖の一声!!
モノをよく無くす息子。
こんなことになろうかと想定して、首から鍵を下げるようにしていたにもかかわらず、手水舎で手を清めた際、服を脱ぎあろうことか一緒に鍵を首から外して・・・。
そこからの記憶がないそう(笑)
娘と主人はベンチに根っこが生えたらしく、私は八百八段×二回の旅のスタートとなりました(-_-;)
石階段途中にあったこちらの石碑
ここから奥に続く道が気になりました。
予想外のタイムロスで、長命寺近辺をブラブラのサイクリングへ続きます。