二度目の太閤道。
前回は金龍寺跡への散策。
今回は、その先にある岩神神社へと向かいます。
まずは、太閤道沿いにあるこちらの巨石、不動明王前でご挨拶。
この付近は水が清らかで、前回も感じたことですがほんの少し歩いただけでこんなにも空気が変わるのかと。
シャガの花が綺麗です。
ほどなくして、前回は発見できなかった白馬石を息子が発見!
巨石アンテナは息子の感度が素晴らしく、私は教わるばかり。
いつもえらそうに息子に宿題を教えているのですが(私が)、それは単に先に生れて知識として先に知っているだけのこと。
当たり前だと言えば当たり前のことなのですが、今年に入ってから当たり前が当たり前ではなくなってきている為、ここらでいったんきっちり自分と対話する必要がありそうです。
話しが随分と反れてしまいましたが、白馬石を横から見た図。
白馬石の上方にはまだ巨石がありました。
近くの木のエネルギーの高さに驚き、
樹のトンネルの圧倒的な迫力に前回同様驚き、
この森がやはり好きだと感じます。
娘曰く、もののけ姫の森。
こちらの大好きな樹が見えてきたら、金龍寺跡はもうすぐそこ。
今回のお目当ては、この先にある成合春日神社の御神体と言われている磐座がある岩神神社。
分岐地点にさしかかりました。若宮神社への道を進みます。
前方左手に巨石が見えてきました。
やっと到着かと思いきやこちらは違ったようで
岩の間にお地蔵様がお祀りされていました。
周りは綺麗に清掃されており、どなたかがお世話されているようです。
『オン カカカビ サンマ エイ ソワカ』
いい加減、暑さと坂で疲労困憊。
目の前に見えてきたのは巨石ではなく鉄塔。
こちらの鉄塔の下をくぐらず、岩神神社へは左手に曲がるようです。
こんな樹のトンネルが何か所かありますが、一瞬にして暑さを忘れる天然日傘。
ありがたいです。
ここからが急勾配です。
行かれる方がいらっしゃいましたら、くれぐれもお気をつけ下さい。
砂利道な上、階段がなく簡単に滑り危険です。
左手に巨石が見えてきました。
危うくそのまま通り過ぎてしまうところでした。
小さな祠。
『春日大明神御鎮座・・・』と読めます。
祠の後ろには想像以上の大きさの磐座。
注連縄で結界の張られているギリギリ手前まで進んで、右横からの磐座。
正面
左横
磐座右手に注連縄のかけられたこちらの樹がたいそう立派でした。
御神体の磐座は、同じく高槻にある摂津峡の行者岩を彷彿させる姿形でした。
夜に動きそうな、なんとも言えない感じです。
不気味だという意味ではなく、力強いエネルギーというのでしょうか、説明するのが難しいのですが、そんな感じです(笑)
岩神神社の付近の森は様相が一変します。
左手下の木の幹が家族一同『トカゲに見える!』で満場一致。
道中、トカゲさんにたくさん出会い、娘と主人は蛇にも出会い、人に出会うよりトカゲと出会う山道でした。
ここまで登ってきている人は、私達より前も後もみかけることなく、時間が許すならばいつまでもただひたすらボーっとしていたい森でした。
このあと、余韻に浸る間もなく息子のそろばんのオンライン授業へと家路を急ぎます。
山にサイクリングに、トライアスロンのようなお参りとなりました(笑)
次回は、こちらの岩神神社をご神体としている成合春日神社への参拝予定です。
日本を象徴する伊勢神宮への参拝もとうとう禁止となり、疫病退散の祇園祭の山鉾巡行も中止。
いつか行ってみたいの『いつか』、は自分が作らねばならないことを痛感します。
遠くに行けなくとも、ご近所でのお参り。
今出来ることを淡々と、そしてコツコツと。