シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【大阪/高槻市】磐座が御神体、成合春日神社

高槻市は成合地区にある、成合春日神社へぶらりサイクリング。

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案内板に記載されている

金龍寺の弁財天池の水と当社背後の池に木彫の蛇型を浮かべて、降雨を祈願・・・

とありますが、金龍寺は先日登った金龍寺跡。

shironpton.hatenablog.com

 

弁財天池と思われる池の水は干からび、金龍寺はハイカーの火の不始末で焼失してしまい、成合春日神社で1920年まで執り行われていた雨乞い神事も今はありません。

 

参道から正面に見える木々。
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とても大事にされている神社だと感じます。

 

春日神社の年間行事表を見ると、
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成合春日神社の御神体のある岩神神社参りが12月の第一日曜日にあるようです。

 

木々達に守られるように拝殿が見えてきました。
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夫婦杉
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こちらは女性。
f:id:roy-7303-pkbs:20200505151047j:image男性側の上部は枯れてしまったのか、残念ながら切断されていました。

 

拝殿
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狛犬さん
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凛々しい吽
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こちらの石碑の裏側が気になり裏手に回ってみると、
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鹿の子供の背のような模様の木。

きっと鹿子の木。
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他にも気になる樹が沢山。
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そして、摂社も沢山。

山王神社
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となると、お祀りされているのは大山咋命

日吉大社松尾大社にお祀りされている神様。

 

『稲荷神社』
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『大井神社』
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大井神社は初めて聞く神社です。

 

 大きい井戸?大いなる井戸?

 

いずれにせよ、井戸であれば水。

雨乞い神事のあった春日神社と繋がります。

 

大井神社で調べた見たところ、亀岡市大井町に大井神社がありました。

丹波・亀岡 大 井 神 社

 

御祭神は御井(みい)神、別名木俣(きまた)神。

<名前の由来>
ヤガミヒメは出雲簸川郡の「生井」「福井」「綱長井」の三つの井戸でその生まれた子を洗いました。それが三つの井戸で「三井」。それが「御井神(ミイ神)」になりました。

木俣神(キマタ神)が「木の股に挟むことで子供の健康を願う」儀式の神格化で、御井神(ミイ神)が産湯に関わる神ならば、この2神の名前は明らかに子供の成育に関する神ってことになりますね。

【出典元:御井神(ミイ神)

 

余談ですが、大井神社の鰐口は高槻城主の遠山長貞が寄進されたそうで、こんなところで高槻繋がりがなんだか嬉しい(^^)

 

摂社、まだまだ続きます。

 

左:『今宮神社』

右:『若宮神社』『岩尾神社』

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岩尾神社も初耳。

調べてみたところ、 奈良県山添村に巨石をご神体とする岩尾神社があるということが分かりました。

岩尾神社

 

成合春日神社の御神体も、岩神神社の巨石がご神体。

何か繋がりがありそうです。

 

こちらのお社は、神社ではなく安置堂。
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正面に般若心経の写しがありました。

まだ、覚えきれない私。

 

沢山ある摂社の中で、とても気になったこちらのお社。

『藤森神社』
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本殿左側に、本殿を向く形で配されていました。

御祭神は帰って調べてみたところ素戔嗚尊

藤森神社

先日、素戔嗚尊で新たな学びがあり面白いシンクロです。

 

藤森神社と言えば、学生時代、深草、藤森辺りはウロチョロしていたはずなのですが、当時はご縁がなかったのでしょうね。

また、お参りに行ってみたい神社です。

 

蛭子神社

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『樫下神社』f:id:roy-7303-pkbs:20200505151104j:image

私の安易な考え。樫の木の下にあるから、樫下神社?

 


この築山のような場所。
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広い境内があるにもかかわらず、決して広くないスペースに密集して木々が生えています。

なんだか面白そうでぐるりと回ったところ、中央の石碑に『不植之森』とありました。
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一夜にして樹木が生え揃ったとの言い伝えがあるらしく、トトロの1シーンを思い出します。

サツキとメイ、傘を持ったトトロに蓮の葉のようなものを持った中トトロ、小トトロ。

『大きくな~れ』で芽が出てどんどん出て大樹に育っていき、翌朝、大樹はなかったけれども芽が出ており、祈り、生命(木)、森を感じさせる場面でした。


こちらの石碑は注連縄で文字の判別が出来ないですが、右側に掘られているのは『九頭神』と読めました。
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九頭神で調べてみたところ、淀川を挟んで向こう枚方市に九頭神廃寺跡なるものがありました。

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九頭神廃寺は飛鳥時代後期から奈良時代にかけて建立された古代寺院で、平安時代中期に廃絶したものと考えられ7世紀中ごろから9世紀中ごろまで栄えた北河内最古の古代寺院とされている。

九頭神廃寺史跡公園 - 枚方市 - LocalWiki

 

なんだかピンときません。

成合春日神社は1920年まで雨乞い神事が行われており、雨、水、と言えば龍神

となると、

 

 九頭神=九頭龍神

 

の方がしっくりくるような。

あくまでも私の感覚ですが。

 

 

こちらは思わずパチリと撮ってしまった、空高く舞い上がるような龍のような雲。

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朝早くに出てきたので、まだ時間があります。

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近くに前回登った金龍寺跡とは別の金龍寺跡があるようなので、散策です。