片埜神社を後にして、隣接する元片埜神社の境内地、牧野公園でお昼ご飯。
牧野公園内のほぼ中心に位置する『阿弖流為 母禮之塚』
石碑の裏手に小さな塚を見つけました。
綺麗なお花が生けられており、キチンとお世話をされている方がいらっしゃるのだと思います。
そしてこの小さな塚が阿弖流為のお墓とされている場所のようです。
この日は夏日。
とても暑く、木の下でおにぎりタイム。
雀がビックリするくらいに人懐っこく、周りや頭上の木の枝をあっちへ行ったりこっちへ行ったりと、とても穏やかな空気。
鳩の狙いは完全に息子のおにぎり一択で、息子の前をウロチョロ(笑)
娘があげたお煎餅を口にくわえて何だか嬉しそうな雀。
この公園は、数十年前通勤で素通りしていた私が言うのも何ですが、とても穏やかな気に満ちた公園でした。
今回、何故この阿弖流為之塚に来ることになったかというと、読んでいた本に出てきたこちらのページ。
そして、娘が大好きな『もののけ姫』のアシタカのモデルともなったとも言われている阿弖流為。
更に、別の方のブログで阿弖流為のことを知り、今回別の神社に行く予定で枚方に向けて出発したのですが、その神社から5キロ程離れた場所であることに地図を見て気付き、これも何かのご縁だということで少し足を延ばしてのお参りとなりました。
教科書で習った蝦夷は、あくまでも朝廷に逆らう蝦夷を征伐する為に、征夷大将軍の坂上田村麻呂が東北を制定した、どちらかというと悪者的な要素でしたが、
見る者によって同じものでも見え方は異なる
とは正しくそうで、全く異なる世界が調べれば調べるほど見えてきました。
こちらの公園、あまりの居心地の良さに予想以上に長居をしていまい、さて次に向った先は、片埜神社より東へ200m程離れた先にある境外摂社。
【瘡神(くさがみ)神社】
御祭神は瘡神と火酢芹命(ホスセリノミコト)で、瘡や皮膚病一般に霊験あらたかとのこと。
裏手、フェンスの向こうには池があったと思われる形跡がありました。
お社後ろの木のパワーがものすごい!
そして、こちらも境外摂社。
先程の瘡神神社と同じ並び、間に消防署を挟む形で
【朝原神社】
御祭神は猿田彦命
むっちりした感じの狛犬さんでした。
現在は境外摂社となっていますが、以前はこちらのふたつのお社も境内にあったのではないかと思われます。
この二社の目の前には道路を挟んで、大阪歯科大学の敷地が広がり、元片埜神社の境内であった場所。
目の前の道路は交通量が多い上に、横断歩道もなく、更に歩道もありません。
ふらっとお参りするには少しハードルの高い神社ですが、どちらも手を合わせることが出来て良かった神社でした。
さて、お次は当初の目的地へ。
枚方市駅に向けて走ります。