シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【大阪】行者山の麓、弁財天とエボシ岩 その3

剣尾山の登山口まで戻ってきました。

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アスファルトの道を川沿いに5分も歩くと、標識が見えてきました。
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行者山行場の『烏帽子岩』と『弁天岩』への道順です。
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想像をはるかに超える大きな岩、烏帽子岩
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木で隠れてしまっていて見え辛いですが、烏帽子岩の手前に護摩行をされると思われる石組がありました。

 

梵字の下に不動明王が彫られています。
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エボシと聞いて真っ先に思い浮かぶのがもののけ姫のエボシ。

男勝りで勇敢で、姉御肌のエボシ。

エボシが戦闘に使用していた火縄銃の火と、不動明王の火炎がふと繋がりました。

 

烏帽子岩の左手の道をずんずんと進んでいく息子。
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通り過ぎざま撮影した烏帽子岩の裏側。
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隙間がありますね。

烏帽子岩は地面に埋まっているのではなく、絶妙なバランスで足元の岩々の上に巨石が置かれている?

頭ではそんなはずはないとノーサインが出ますが、随分と色々な不思議に対して免疫のようモノが出来つつある今、頭で考えるのが全てではないような気がします。

 

私の口癖は『まずは自分の頭で考える。』

思考先行型。

支離滅裂ですね。

 

弁財天と書かれた標識が川を越えるように指し示しています。
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水のある所に弁財天。
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川を越えたら山中に入りなさいとこれまた標識が。
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今日は、ロープを伝って急斜面を上ったり、岩場を歩いたり、藪の中を歩いたり、更には川を越えたりと、さながら天然のアドベンチャーワールドのよう。
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子供達は大喜びで、私も同じ理由で大喜び。

楽しいです。

 

出た!またロープ。
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この木がとてもすんばらしく、本日のナンバーワンでした。
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この木を前にした途端、自然と涙が。

玉葱ではないし果たして一体どうしたんだろうかと。

 

ここでちょうど下ってきたカップルとすれ違い、この木の手前で道を譲ってくださいました。

これが後々、迷うことになろうとは(笑)

 

またまたロープです。
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ロープを上ってきた中間地点。
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ロープで急坂を上るということは、必然的に帰りは下らねばならず、この時点で息子が『帰りもこの道は怖いから嫌だ』と言い出し・・・。

でも、来たら帰らねばなりません。

 

この先もずんずんと進むも標識はなく、更には行き止まり。

ちょうど岩谷ダムの手前でした。

案内板には岩谷ダムの近くに弁財天の記載があったのでこの近くだろうとは思うものの見当たらず、仕方なく来た道を戻ることに。

 

弁天岩にはご縁がなかったのだろうと諦めたその時、目の前に現れたのは弁財天の標識。

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なんのことはない。

先程道を譲ってくれたカップルがちょうど弁天岩の手前に立っていた為、家族全員、見過ごしていただけのことでした(^^;
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弁天岩の頭上の木は青々と。
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自然と一体化しており、気付かないのも無理はないとは家族全員の言い訳です(笑)
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そして、私が先程意味もなく涙した木。
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この右手の岩に弁財天が彫られていました。

 

これを単なる偶然というのか、不思議な現象というのか、頭で考えても全く分かりません。

 

ただ、ここに来れて良かったと。

それだけは何も考えずに素直に出てきた思いです。

 

こちらは剣尾山登山口の入り口にある巨石と、それに寄り添うかのような木。
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手前には、登山用にとハイカーが置かれていったであろう長さや太さがバラバラな木々。

 

岩と木と言ってしまえばそれだけなのですが、こちらの行者山を象徴するかのような1ショット。

岩と木が密接に繋がっていることを何故だか強く感じました。

 

能勢の行者山は一見ゴツゴツとした巨石や、あちらこちらに点在している岩の雰囲気から男らしい感じをイメージしていましたが(行場ですしね)、歩けば歩くほど所々に感じる女性的な雰囲気。(これを上手く言葉にして伝えられたら良いのですが、そしてこれはあくまで私の主観です。)

 

繊細というよりは、どちらかと言うと大らか、懐が太い感じで、

『たくさん美味しいご飯作って待ってるから、ちゃんと働いてくるねんでー、あんた。』

みたいな肝っ玉が据わった女性のイメージ。

 

行場巡りをされるのであれば、是非、烏帽子岩と弁天岩には立ち寄ってみて下さい。

楽しいお山でした。

 

さて、お次はどこへ参ろうか~。