シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【大阪】水無瀬神宮、木と水

自宅から往復20kmのサイクリングの旅。

夏至の日は、以前佐奈部神社の神主さんにお勧めしていただいた水無瀬神宮へ。

 

その前に、島本駅前で少し休憩です。

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JR島本駅の駅前は、楠木正成公伝承の地とされており駅前とは思えない空間。

このような立派な明治天皇の御製碑があったり、
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こちらは、楠公父子子別れの石像。
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楠木正成・正行父子が訣別するシーンの銅像です。

台座に滅私奉公と刻まれています。

 

滅私奉公とは?

自分の私利私欲を捨て、公(おおやけ)の為に忠誠を尽くすという意味。

 

となると、滅私奉公と自己犠牲は同じかと思えば、そうではないそうで、

 

滅私奉公とは、自分の私利私欲は一旦横に置いて、まずは自分が今いる環境や職場で与えられた役割を受け入れること。

そして、その役割を通じて周りに喜んでもらえたり、周りを楽にしたり、貢献出来たりすることです。

仕事なら仕事に関わる人、そして会社がある地域や国へと(意識の範囲を)広げて、世の中が喜ぶ事や繁栄する事をイメージしながら行動してみましょうよ、というのが滅私奉公というものです。

 

【出典元】滅私奉公とは公の為に尽くすこと|ただし自己犠牲とは違うもの

 

今目の前にある、自分が出来ることをコツコツと。

 

さて、島本駅からは1㎞程で目的地の水無瀬神宮へ到着です。

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以前お参りに来たことがあるのですが、全く記憶がなく、お水が美味しいくらいの認識しかありませんでした(^^;

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参道沿いの一際目立つ木。
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想像していたよりも意外と小さい神門。

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ただこの神門、世紀の大泥棒、石川五右衛門の手形が残っているとか。(金網で覆われている個所だと思います。)

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神宝の太刀を盗もうとしたところ、神威により一歩も境内に入ることが出来ず、この門柱に手形を残して立ち去ったと伝えられているようです。

残念ながら、手形と思われる箇所がどこにあるのか分かりませんでした。。。

 

さて、神門をくぐってすぐ、目に入ったのは茅の輪くぐり。

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ありがたく、潜らせて頂きました。

 

拝殿左手には摂社。
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左手に柿本神社

柿本で思い浮かぶのは柿本人麻呂

柿本人麻呂といえば、歌人百人一首にも選ばれています。

娘にもってこい!とは調べて今気づきました(^^;

 

右手に星阪(ほっさか)神社

初めて聞きます。そして、調べど調べど見当たらず、やっと見つけたのがこちら。

祭神:星阪但馬守正茂命 (ほっさかたじまのかみまさしげのみこと)
もと西国街道の買屋町にあったが、明治10年に移った。
星阪正茂は子能茂とともに後鳥羽上皇に仕え、能茂は遺骨を洛北大原の 法華堂 に納め、出家して西蓮と号し上、皇の冥福を祈って諸国を行脚した。

【出典元】水無瀬神宮 (2) - まほろば・どなり

 

星阪氏なる方のお社になるようです。

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摂社、続きます。

春日神社とくれば、天児屋根命。とくれば、藤原氏
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ここで、社務所で頂いた略記に面白い記述を見つけました。

 

後鳥羽上皇崩御の後、隠岐へご出発直前に藤原信実を召して描かしめられた上皇の御影を拝領して、離宮の地に御堂を建ててその御菩提を弔ったのが水無瀬御影堂であり、(以下省略)

 

藤原氏の記述があります。

そのご縁で境内に春日神社があるのかもしれません。

 

こちらは赤色といえばの稲荷神社。
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境内は決して広くはありませんでしたが、お水を求めて常に人が入れ代わり立ち代わりといった感じで賑やかでした。

(写真はたまたま人が全く写っていませんが(笑))
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そんな中、空のペットボトルを持っていた主人にお水は任せて境内を散策。

 

見つけました!
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社務所の奥にあったこちらの木。
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娘が『トトロのぬいぐるみを持ってくればよかった。。。』と悔やむくらいに、トトロの住まう木のような出で立ち。

周りの木々達も、上手くは言えませんが良かったです。
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他、境内には今の時期ならではの紫陽花が咲いていたり、
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ちょっと神々しいような写真が撮れたりと、楽しいひとときでした。
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さて、お水も汲めたし神主さんにもご挨拶も出来たしで、水無瀬神宮を後に来た道を戻ります。

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道中、水無瀬駅の近く、いつも車で通る度に軒先にぶら下げられたかごが気になっていたお店。

 

『やきもの とらやま』
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店内も、店外も所狭しと焼き物が並べられており、見ているだけで楽しく、次回ゆっくり見に来ようと、今日は軒先で見つけたお茶だけを買って帰ることに。
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こちらのお茶は、大好きな乾物屋スモールさんで取り扱われていた『にほんちゃギャラリーおかむらさん』のお茶。

www.nihonchagalleryokamura.com

 

まさかの出会いにホクホク気分で、お次は往路で気になった神社へ向かいます。