シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【滋賀】リュウ繋がりの龍宮神社

週末の滋賀へは、まずお水を頂くところからスタートです。

 

今回は道中にある建部大社でご神水をいただくことに。

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建部大社の個人的に好きな場所。

水神社の一帯です。

 

さて、今日も特に行き先が決まっているでもなく、とりあえずはこの方のサイクリング熱にお付き合い。

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合間の休憩に立ち寄ったブックオフで息子が購入した本。

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DNAとは恐ろしいもので、自分の小学生の頃を思い出します(笑)

 

さて、そんな息子の戦利品を購入したブックオフの近くに龍宮神社を見つけました。

 

名前にリュウのつく息子。

お参りすることに。
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境内には由緒書きのようなものはなく、こちらの石碑から八大龍王豊玉姫命がお祀りされているようです。
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豊玉姫と言えば、竜宮に住むお姫様でまさしく龍宮神社。

海神(わたつみ)の娘で、竜宮に住むとされる。真の姿は八尋の大和邇(やひろのおおわに)であり、異類婚姻譚の典型として知られる。神武天皇(初代天皇)の祖母であり、天皇の母玉依姫の姉にあたる。

【出典元:トヨタマヒメ - Wikipedia

 

二度読みしてしまいましたが、豊玉姫神武天皇玉依姫の相関図が現代では考えられないですね。

 

 ・姉妹であり

 ・豊玉姫の妹(玉依姫)の子供(神武天皇)が孫

 

頭の中を整理するのに、少々時間がかかりました(^^;

 

豊玉姫命と一緒にお祀りされている八大龍王といえば、雨乞いの神様。

両柱とも水にまつわる神様ですね。

 

鳥居をくぐってすぐの狛犬さん。

ちょこんと出した前足が可愛い。
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好きなタイプです。
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こちらは米寿のお祝いに奉納されたのでしょうか。

竜宮城と言えばの亀。
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石碑に刻まれた文字に人は一代、名は末代ではなく、礎は一代、名は末代とあります。

 

手水舎は作り変えられたようですね。

木材が新しい。
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先程の狛犬さんとは打って変わって、拝殿前の狛犬さんは少し厳めしい感じで、比較的新しく造られたもののような気がします。
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こちらは拝殿の現代的な感じとは打って変わって、木造の趣のある本殿。

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鈴緒の大麻が立派でした。

 

本殿の裏手は木が生い茂っていましたが、水の気はあまり感じませんでした。

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本殿右手に神馬。

ご神紋は先日訪れた猿田彦神社メタセコイヤ並木近くの山神社と同様、三つ巴。
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そして、その左横にお社ではなく石碑のみですが、祓所だと思われます。
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そして、更にその左手には摂社。

厳島神社貴船神社
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厳島神社の御祭神は航海安全にご神徳のある宗像三女神

 

 ・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
 ・田心姫命(たごりひめのみこと)
 ・湍津姫命(たぎつひめのみこと)

 

アマテラスとスサノオノミコトの誓約で生まれた神様です。

 

貴船神社の御祭神は山上の龍神と言われる

 ・高龗神(たかおかみのかみ)

 

どちらのお社も水に関係のある神様。

貴船神社を調べるにあたり初めて貴船神社のホームページを拝見しましたが、興味深いことが記載されていました。

 

水は恐ろし 水は尊し

高龗神・闇龗神について、社記には「呼び名は違っても同じ神なり」と記されている。

降雨・止雨を司る龍神であり、雲を呼び、雨を降らせ、陽を招き、降った雨を地中に蓄えさせて、それを少しづつ適量を湧き出させる働きを司る神である。

一説には、高龗は「山上の龍神」、闇龗は「谷底暗闇の龍神」といわれる。

水は万物の命の源。

行きとし生けるものが命をつなぐために片時もおろそかにすることができない大切な水の供給を司る「水源の神」なのである。

【出典元:由緒

 

私は龍神とされる水の神様は降雨のみだと思っていましたが、

『陽を招き、降った雨を地中に蓄えさせて、それを少しづつ適量を湧き出させる働きを司る神である。』

ということを初めて知りました。

雨を降らせて終わりではないところに大きな愛を感じます。

ただしそれはあくまでも水の片方の性質のみで、同時に水は恐ろしいモノでもあるということ。

ここ数年当たり前のように耳にする爆弾低気圧ゲリラ豪雨という言葉の響きからしても、恐ろしさが充分に伝わってきます。

 

その水に関係するお社の横に、またしても亀の石像がありました。

龍宮城へのお遣いですね。
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本殿の右隣に並ぶようにして、祓詞の石碑がありました。
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神社で祝詞の石碑を見るのはきっと初めてのような気がします。

(今まで気付いていなかっただけなのかもしれませんが。。。)

以前、琵琶湖沿いにある藤ヶ崎龍神社で龍神祝詞が置かれているのを見ましたが、そちらは紙に印字されたものがお社内にありました。

【滋賀】藤ヶ崎龍神社 - シロンプトンでパンとお参りと

 

こちらの祓言葉の石碑。

目で追ってさらっと流し見、写メを撮っておしまいな気分とならず、思うがままに声に出して読んでみると、何だか込み上げてくるものがあり、ありがたいと同時に申し訳ないような、そんな気分になり二度声に出して読み上げました。

 

お祖父ちゃんのお経もそうでしたが、祝詞は身体の芯に響くようなもののような気がします。

声に出して身体に響かせているような、何とも不思議な感覚でした。

 

外から見た、龍宮神社の全景図。
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鎮守の森がお社のバロメーターですね。

 

さて、今日のお参りはここでタイムアウト

ブックオフで長居をし過ぎました(笑)

のんびりしている暇はありません。急いで漕がねば!
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今週は娘のカルタ部へのお付き合いが2回あります。

次回は私一人での付き添い。

 

良い出会いがあると嬉しいです☆