さて鈍化しつつあるお参りですが、今日は八幡市にあるサイクリスト集いの場『さくらであい館』からスタートです。
石清水八幡宮を過ぎて、一度は通り過ぎてしまったものの和菓子屋さんと分かり引き返してきたお店。
『みさき堂』
関西テレビの『よ~い!どん』で紹介されていたお店のようで、店先に掲示がありました。
そのみさき堂さんのすぐちかくにあるお社。
【三条 鍛冶 相槌神社】と扁額あります。
千年以上前に創建されたと伝わる古社。
稲荷神とも呼ばれる宇迦之御魂(うかのみたま)を祀っています。
社伝によると、伯耆安綱(ほうきやすつな)が刀を打っていると神が降臨し、槌を打ち合わせた(相槌をなす)とあり、このことから相槌神社と呼ばれるようになったそうです。
社伝に登場する伯耆安綱は、天下五剣と名高い名刀「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」を造った刀工です。
安綱はこの地で宇迦之御魂と共に、山ノ井の水を用いて名刀「髭切」と「膝丸」を打ったとされます。山ノ井は八幡五水にも数えられる名水で、三条小鍛冶宗近もこの水で刀を鍛えたそう。
現在も枯れることなく湧き出ていて、月次祭が行われる毎月1日と15日には見学することもできます。
【出典元:刀剣女子が集う聖地 相槌(あいづち)神社 | 京都観光情報 京都ツウ読本】
千年以上昔、この神社に今でも湧き続ける井戸水を使って、刀が作られました。
その中でも、源氏重代の宝刀である「髭切」「膝丸」は特に有名です。
相槌神社では、その刀に由来する「悪縁斬払」「良縁結叶」などを、ご神徳としていただいております。
【出典元:https://aitsuchi-jinja.or.jp/】
とても古くからこの地にあるお社のようで、お社横の湧き出る水で刀剣、それも天下の名刀と呼ばれる五剣のうちの一剣を作られたとあります。
天下五剣が気になり調べてみました。
天下五剣(てんかごけん/てんがごけん)とは、数ある日本刀の中で特に名刀といわれる5振の名物の総称。
【出典元:天下五剣 - Wikipedia】
右手には『山ノ井戸』とあり、この井戸水で天下の名刀(童子切)が作られたとはお参り当時は知る由もなく。
ただ、消化ホースの収納庫が手前にあることから、飲用はされずとも現在でも使用されているんだろうな程度でした(^^;
この一年、様々な神社お寺を参拝させて頂いて痛感したのが、井戸水、湧水の枯渇。
井戸はあるものの、トンネル、ダム工事により水路が枯渇という話しを、至る所で見聞きしました。
淀んでしまった池を見るのは神池であればなお更に辛く。
裏手に立派なお山があっても、そしてお水の源泉はあっても、水路が断たれてしまえば水が流れるわけもなく、便利、合理化、の名の下に、本当に必要なものが失われてしまってきているような気がしてなりません。
ちなみにこの相槌神社の裏手にある男山には石清水八幡宮。
その男山の中腹に石清水が湧き出る摂社石清水社があります。
石清水は、厳冬にも凍らず、大旱にも涸れない霊泉として、男山五水の中でも特に尊ばれ、往古より皇室および将軍家の祈祷にあたっては、この霊水を山上の本宮に献供するのを例としていました。
その際、御神前に供された石清水を「御香水」といいます。
現在でも、当宮にて斎行される祭典には、当日早朝に汲み上げられた「石清水」が御神前に献供されています。
【出典元:境内のご案内 | 当宮について --- 石清水八幡宮】
冬にも凍らず、枯れない霊泉。
その霊泉は『男山五井の中でも特に尊ばれ~』の男山五井が気になり調べてみたところ、分かりやすいサイトがありました。
画像はこちらからお借りしました。
【出典元:京の霊場 五名水】
先程お参りした相槌神社の山ノ井は男山五井の一つのようです。
その下、閼伽井のあった石清水八幡宮の境外摂社 狩男(とがのお)神社は気になっていた場所でもあり、機会があれば行ってみようと思います。
閼伽井の消滅は宅地造成のようで、宅地造成は人間が地球で生きていく上で必要な事かもしれませんが、人間の都合により自然が破壊されていくのはやはり悲しいものです。
空き家問題があるにもかかわらず、新築を建てる為に山を木を切り崩す。
供給過多。
拝金主義。
色々、マイナスなイメージばかりが私には浮かんできてしまいます(^^;
人間だけの地球ではありませんしね。
共存共栄の道はないのだろうかと、山から降りてくる鹿やイノシシ、猿など、害獣扱いされているニュースを耳にするたびに思います。
人間ですが、人間であることが嫌になる瞬間。
でも、人間に生れてきたからこそ、人間にしかできないことがあるのではないかと、これまた頭で色々とこねくり回して、一人憤って、一人で疲れています(笑)
山、水はとても気になります。
つづきます。