どうしても年内にお参りに行きたいかった神社の一つ。
一年の要の夏越しの大祓、そして大晦日で奏上される大祓祝詞に出てくる祓戸四神が勢揃いのお社です。
ほぼ一年ぶりの再訪です。
手水舎には自然に入ったと思われる紅葉。
随分と紅葉が進んでおり、木の葉がない木が少し寒々しい感じがします。
そんな中でも佐久奈度神社の狛犬さんは愛嬌たっぷり❤
やってしまいました、こちらは逆光。
見えない(笑)
朱塗りの色が鮮やかな拝殿。
お参り後は会いたかった看板犬のクレちゃんにご挨拶。
そんなクレちゃん、息子の眼前まで鼻をヒクヒクと興味津々(笑)
クレちゃんに息子の相手はお任せして、来年度用に新しいお札を頂きました。
【去年のお札】【今年のお札】
【瀬織津比売神(せおりつひめ)】
もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流す
【速開都比売神(はやあきつひめ)】
河口や海の底で待ち構えていてもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込む
【気吹戸主神(いぶきどぬし)】
速開都比売神がもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ
【速佐須良比売神(はやさすらひめ)】
根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって失う
去年は瀬織津姫様のみのお札を頂きましたが、社務所の方にお話しを聞いて今年は四柱が一つになった佐久奈度大神のお札を頂きました。
四柱それぞれ単独のお札は、その神様の働きが際立ったお札になるようで、だからでしょうか、去年佐久奈度神社へお参りに行ってからというものの、毎週のお参りが日課になるような流れとなりました。
この一年を振り返ってみると、瀬織津姫様から『家族全員で祓い清めよ!』と後押ししていただいたような感じです。
『お参りに行かねばならない!』
『嫌であろうが是が非でも家族全員で!』
な、逼迫した感じは全くなく、それどころか家族で遊んでいる中に自然とお参りが組み込まれており、だから無理なく、それこそみんなで楽しんで行ったことが、結果として気付けば毎週のお参りという流れになっていたという感じです。
いやはやなんともありがたい(^^)
右上方の朱塗りのお社は佐久奈度神社です。
川の側に降りてみるものの、生き物を見つけることは出来ませんでしたが、
息子が近くにお堂を発見しました。
馬と七福神の誰かでしょうか?
前回訪れた時は気付かなかったのですが、佐久奈度神社がある場所は大石という地名で、大石といえば大石内蔵助。
大石家のルーツの土地になるのだそうです。
そして、大石内蔵助が大願成就を祈願したとされる山科神社。
そして、その山科神社の奥の院とされているのが巨石の陰陽石がご神体の岩屋神社。
岩屋神社と山科神社ともに裏のお山には磐座があります。
岩屋神社、山科神社は共に岩屋三社と呼ばれ呼ばれており、ただしもう一社は不明だそうです。
【出典元:【公式サイト】山科一之宮 岩屋神社 | 由緒】
これはあくまでも私の勝手な推測ですが、
西に山科神社、東に岩屋神社とくれば、上の不明なお社は白石神社なのではなかろうかと。
白石神社の御神体は奇しくも磐座。
地図上で見る限り、山科神社、岩屋神社の上となる箇所に『石』と付いた神社でご神体が磐座となると、否が応でも岩屋三社の想像を掻き立てられます。
磐座のあるところには、空海さん、役行者、そして瀬織津姫の存在を色濃く感じます。
根拠はなく、あくまでも感じたままですが。
お参りに行く際は、なぜ向かっているのか根拠がないことの方が大半なのですが、こうやってあとから点と点が線になりつつあるのを感じるにつれ、無駄な事は何もなく、私には、そして家族には必要なお参りになっているような気がします。