『占いといえば、石切さん』
『でんぼ(腫れ物)といえば、石切さん』
な、石切剣箭(いしきりつるぎや)神社へお参りです。
さて、着いてみてビックリ!
神社で、更にコロナ禍で、この人だかり!
何のことやらさっぱり分からず、後でわかったことですがこの人の多さはお百度参りをされている方々。
鳥居と本殿の間にお百度石があり、百度行き来すれば願いが叶うと言われているお百度参り。
そんなことも、毎度のことながら帰ってからの知識です(^^;
さて、お百度参りに圧倒されつつも境内を散策。
鳥居をくぐって右手に所狭しと並ぶ摂社というには立派過ぎる摂社。
【五社明神社】
御祭神:恵比須大神、大国主大神、住吉大神、稲荷大神、八幡大神
【神武社】
御祭神:神武天皇
【遥拝所】
参道左手には【水神社】
御祭神:罔象女神(みずはのめのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)
拝殿後ろの樹勢が気になります。
参道の正面に【本殿】
御祭神:饒速日命、とその御子の可美真手命(うましまでのみこと)
饒速日命と長髄彦の妹、三炊屋媛(みかしきやひめ)との間に出来た御子が可美真手命。
長髄彦といえば、饒速日命を主君とし神武東征に抵抗した豪族の長。
Wikipediaにその長髄彦について面白い記載がありました。
神社の公式な見解には無いが、進藤治によると「石切さんは長髄彦と深いかかわりがある。」「石切さんには長髄彦がお祀りしてある。」等の口伝があるという。
進藤は「石切」の音を i-si-kir・i と分解しアイヌ語で解釈することで、「長髄彦」と訳出可能であることを指摘する。
同じ結論を大山元も指摘しており、「石切」 i-si-kiri はアイヌ語で「その・長い・彼の足」の意味になるという。
【出典元:石切剣箭神社 - Wikipedia】
石切はアイヌ語で『その・長い・彼の足』と訳され、長髄彦を指しているとのこと。
実際にお祀りされている神様を確認することは出来ませんが、
・主君の饒速日命
・長髄彦から見れば甥にあたる可美真手命
・上之社にお祀りされている妹の三炊屋媛
と一緒に長髄彦がお祀りされているとしても何の違和感もありません。
Wikipediaの文中に出てくる新藤治氏が、石切神社と長髄彦について考察されている講演内容が興味深く、下記に貼付しておきます。
こちらは本殿左手のご神木。
もう『あっぱれ!』としか言いようがなく、メチャクチャ明るい木のように感じました。
初めてお参りに来た石切神社ですが、想像していたよりも建物やお社が多く、本殿の裏手にもまだ摂社がありました。
【穂積神霊社】
鳥居手前の一画
小さい亀の置物がビッチリで、ミニチュア好きとしてはたまらない光景❤
【一願成霊尊】
こちらの木に惹き付けられてやって来ましたが、本殿前の喧騒とはうって変わっての静謐な雰囲気。
本殿前のご神木もたいそう立派でしたが、こちらの木も負けず劣らずの元気なお姿。
いいですねー(^^)
惚れ惚れとしてしまいます❤
こちらも帰ってから知ったことですが、こちらの一願成霊尊は一生に一度だけの願いを叶えて頂けるらしく、であれば人だかりになりそうなものの、お参りされている方はお二組のみ。
一生に一度だけの願い事。
この一年、気付けば毎週のようにお参りの流れとなりましたが、特にお願い事をすることはなく、
『こうなりたい!』
『こうありたい!』
は自分で行動を起こすしかないものだと、より実感するようになりました。
何の努力もなく、例えば『お金持ちになりたい』というのは私には何だか違う気がして、自分が出来るだけの努力をした後に、『あとはもう、どうにかお願いします。』の気持ちでの神頼みであれば、受験の神様、北野天満宮へのお参りしたことを思い出しました。
あと、今ふと思い出しましたが、出産準備で腹帯を頂いた神社で『無事に生まれてきますように。』もお願いしていました。
エラそうな事を言いながら、他にもお願い事をしていたりするのかもしれません(笑)
ただ『一生に一度だけ願いを叶えてやろう』と神様に言われれば、今の私なら何と答えるのでしょう。
通常版(300円)ではなく、御神馬特製御朱印(500円)で、コロナの影響もあり、どちらも書き置きのみでした。
石切神社の境内に神馬像があり気になっていたのですが、そもそも石切神社には厩舎があり、本物の馬が飼育されているそうです。
ただ、現在厩舎が工事、撤去されているようで、その期間中のみ御神馬特製御朱印が用意されているそうです。
こんな知識も、相変わらず帰ってからのネット情報(笑)
さて、石切さんといえばの商店街。
友達から聞くたびに、そして枚岡神社への道中で通り過ぎることからとても気になっていました(^^)
場所は石切神社の上之社へ行く道中と重なり、これまた一度で二度美味しい♪
さて、ひとまず上之社へ。
つづきます。