滋賀県高島市の唐崎神社、京都市下鴨神社内の井上社、そして同じく京都市の六角堂を結べば一直線。
更に、その延長線上の高槻市にある三島鴨神社。
その境内には唐崎神社があり、偶然とは思えない位置関係。
こんななんともワクワクする情報を、下記サイトで見つけてしまいました。
瀬織津姫と聖徳太子の御縁 | 八上 白兎神社�Uと全国神話伝承
と、ここまで文面を作っていたのが2019年の12月。
滋賀県の唐崎神社、下鴨神社の井上社、そして高槻市にある三島鴨神社はすでにお参り済み。
【滋賀】七瀬祓い所の址 唐崎神社 - シロンプトンでパンとお参りと
【大阪】三島鴨神社で唐崎繋がり - シロンプトンでパンとお参りと
残るは、やっとやっとの六角堂。
今日はカルタで滋賀へ行く娘とは京都駅で別れ一人自転車です。
六角堂の近くには若かりし頃、何度か足を運んだ新風館(ヴィレッジヴァンガード目当て)があり、こんなビルが立ち並ぶ中にこの空間だけがタイムスリップしたかのような感覚。
まず、何に驚いたかというと、お堂の裏手にあるこちらの人工池を優雅に泳ぐ白鳥の姿。
こんな都会の人工池に白鳥!
もう、ビックリしたのと砂漠のオアシス感が尋常じゃなく(笑)
ビルの合間の人工池に白鳥ですから、そりゃ、もう、オアシスです(^^)
そしてこのオアシス、人工池かと思いきやどうもそうではなさそうな。。。
下記、六角堂のHPより転記です。
太子堂の西側、池の中にある石でできた井筒は、聖徳太子沐浴の古跡と伝えられる場所です。当時このあたりにあった池に太子が入り、身を清めたと伝えられます。その池のほとり、現在の池坊会館(11階建てのビル)の位置に僧侶の住坊が建てられ、池坊と呼ばれるようになりました。現代の境内整備事業で池がよみがえり、白鳥や鯉が泳いでいます。
【出典元:その他見どころ|『六角堂』 紫雲山 頂法寺 ~いけばな発祥の地】
聖徳太子が身を清められた池だとは知らず、都会のオアシスだなんて(^^;
池坊の名の由来も、池のほとりに僧侶の住坊があったことから池坊と呼ばれるようになったとあり面白い発見です。
こちらは池の反対側。
ちょうどお堂の裏手にあたり、正面よりこちらが少し気になりました。
人工池に浮かぶ朱色のお堂。
瓦に『堂』がズラリ。
扁額には六角堂開基の『聖徳太子』とあります。
その手前には、なんとも可愛らしいお地蔵様かと思いきや、十六羅漢というのだそう。
ここで、十六羅漢とは?
羅漢とは、仏の教えを護り伝えることのできる優れた僧侶に与えられた名前です。十六というのは、方位の四方八方を倍にした数で、あらゆる場所に羅漢がいることを意味しています。
六角堂の十六羅漢は、「和顔(わげん)愛語(あいご)」を実践し、いつもにこにこしています。いつも優しい顔つきで、穏やかに話をするように心がけてさえいれば、必ず良い報いがあるという教えです。
【出典元:その他見どころ|『六角堂』 紫雲山 頂法寺 ~いけばな発祥の地】
文中にある、いつも優しい顔つきで穏やかに話をするように心がける。
私は般若の形相で息子に接しております。
お参りも大事ですが、現実世界をもっと見直さねばなりません(^^;
こちらは『見ざる聞かざる言わざる』ならず、『見ない聞かない言わない』お坊さん?
体のぽっちゃり感、表情といい何とも愛らしいお姿です。
『見ない』の手がなんともツボです。
六角堂の左手奥に面白い幹の木がありました。
そばにはお地蔵様がズラリと。
京都御所を守るために北を向いている「北向地蔵」
お地蔵さんが倒れているのかと思いきや、寝そべっているのだそうです(笑)
お地蔵様の目の前には重厚な造りの六角堂。
境内入って左手には不動明王の旗が掲げられています。
こちらのお堂の後方の大きな石が気になりました。
石不動とあります。
綺麗なお花が生けられ、その傍らには水が途切れることなく流れており、それは境内全体から感じる水の気と相まって、石不動(火)と水で火水(かみ)。
清浄な水に六角堂自体が守られているような感じがします。
そばには、ビルに負けじとそびえる木が一本。
幹同様に上方の枝ぶりも素晴らしく、さながらお堂の守り手のようです。
その木の根元には、なんとも味のあるお顔のお地蔵様。
道祖神でしょうか。
決して大きくはない六角ですが、見所満載。
さてさて、お次はお目当ての唐崎神社を探して境内を散策です。
つづきます。