ふと、四天王寺に行こうと思い立ち、たまたま休みだった主人と輪行。
下車した大阪駅で自転車を組み立てます。
ここからは、信号待ちを回避すべく、ひたすら裏道を四天王寺に向けて走ります。
四天王寺ももうすぐ、な場所まで来たところ、何気なく振り返った先に気になるものを発見。
道路の真ん中に祠と巨木!
祠の左右は、車が普通に通る道路。
車の途切れたタイミングを見計らって上陸。
ウズラの卵にお塩のお供え、そしてお花が飾られており、注連縄も新しいもの。
傍には掃除道具もあることからお世話をされている方がいるような気配。
祠の後ろに回って、一番気になった
こちらの木を間近で拝見。
木に相応しいとても太いしめ縄がかけられています。
チョット顔に見えます。
で、一度顔に見えてしまうと、もう顔にしか見えなく、注連縄がたすきに見えたらば、浮かぶ情景はリレーのアンカー。
接戦の上、一等賞で両手を上げてフィニッシュの瞬間。
力強い木とお見受けしました(^^)
全景図
後ろの建物とのミスマッチ感が、更にこの場所の特異性を表しているような。
周りに鎮守の森があれば納得、な巨木。
逆にないからこそ、余計に際立つ異形感。
前日、伏見稲荷大社で初対面を果たした長者社の御劔石(雷石)の堅牢な注連縄を彷彿とさせる注連縄。
伏見稲荷大社の御劔石には雷が封じ込められているといわれており、その強力な力を注連縄を張ることで封じ込めている(結界)とのこと。
こちらの木の注連縄も何かを封じ込めているような、そんな力強い注連縄のように見えました。
場所は土地勘が無い為、その場でGoogleマップをすぐにスクショ。
最寄り駅は谷町六丁目駅近く。
思わぬところでとても立派な木に出会え、ただ扁額も何もく、どういった神様がお祀りされているのか気になり調べてみました。
楠木大神は、車道の中央に位置する神社である。樹齢500‐600年のクスノキが祀られており、根元には鳥居と祠が設置されている。陶器製の蛇も祀られている。
かつてこの場所には本照寺という寺院が存在し、その寺院の境内に存在する御神木がこのクスノキであった。だが1938年に道路の拡張工事が行われ、現在のような形になった。本照寺があった場所には現在はマンションが建っている。
かつてこのクスノキを伐採するという計画があったときに、枝を切ろうとした人が急死して伐採が中止になったという話が存在している。
この神社のある通りは「楠木通り」という名前になっており、付近のマンションや商店の名前に「楠木通り」が使われていることがある。
【出典元:楠木大神 - Wikipedia】
谷町七丁目交差点を東に入ると、道路のど真ん中に木立が茂っている。茂みの中に注連縄(しめなわ)が張られた枯れた切り株がある。
この枯れた切り株を神木として、地元では「谷町のクスノキさん」、「楠玉社(くすたましゃ)」などと呼ばれ、祀られている。
神木はもともと、この場所にあった「クスノキ寺」とも呼ばれていた本照寺の境内に植えられていた。
昭和12年(1937)の道路拡張工事の際、本照寺は移転したが、クスノキには繁栄をもたらす蛇、巳(みい)さんが棲んでいるので「伐るとタタリが起こる」と畏れられたことから、道の真ん中にその姿を残すことになった。
残念ながらクスノキは数十年前に枯れてしまったが、今でも信仰の対象として大切にされている。
また、木立のある道筋は「楠木通り」と名づけられ、地域のシンボルとなっている。
【出典元:楠木大明神 - 大阪中心 The Heart of Osaka Japan – 大阪市中央区オフィシャルサイト 地域情報ポータルサイト】
こちらの立派な木は楠木になるそうで、かつてこの地にあった本照寺の御神木。
樹齢は500年~600年にもなり、今は枯れてしまってはいるもののクスノキさんと呼ばれ、信仰の対象になっているとのこと。
長い期間、この地を護られてきた御神木のようです。
思わぬ出会いに感謝☆
さて、四天王寺まであと少し。
つづきます。