先日の奈良のお参りで、買ったばかりのケータイをよりにもよって石畳に落としてしまい、液晶画面破損・・・。
週明け、早々直しに向った先は枚方市にあるカメラのキタムラiPhone修理センター。
交通手段はもちろん自転車。
直りたてホヤホヤのケータイ片手に着いた先は、Googleマップで気になった神社。
【加茂神社】
鳥居手前、右手に立派な木。
青い空に広がる枝がとても気持ち良く、
手水舎の水は出るもののコロナ対策でしょうか。
柄杓はありませんでした。
【由緒書き】
所々文字が消えかかっており判読できず、ネットで調べたところ由緒書きが記載されているサイトを見つけ、下記転記です。
【御祭神】加茂健豆美(かも・たけつみ)
「当社は、人皇五十代桓武天皇の御代、勅命により和気清磨呂公、この地を河内の一の宮として、『賀茂の大神』を斎き祭れるがその始めなりという。古き史を繙けば、祭神『賀茂の大神』は、神武天皇、国を建つるにあたり、畿内の豪族として大功をたて、山城の国を賜るや、民生の安定に貢献、ために『賀茂御祖の大神』として奉祭さる。今の京都『下鴨神社』これなり。御分霊を当地に迎えるにあたり、賀茂の社家の人々多く移り住み、堂山に三千坪の神域を開き、その中腹に広壮な社殿を造営せり。丘の下を走井といい、今の走谷これなり。
近くに清冽な御手洗川あり。社参の人々この川にて禊し、敬神の誠を捧げしという。しかるに約六百七十余年を経て応仁の乱起こり、惜しくも兵火にかかり一切の財宝焼失し、今に残れるものなしと言う。されども今日、走谷に宮の上・宮の下・大門前・堂前等の地名が残れるは、往時の隆盛を窺うに足るというべきか。わが『加茂神社』は、これより百六十余年を経て、寛永六年に『産土神』として再建され、氏子の年長者が『一老』と言いて神主となり、氏人が祭員となりて春秋の祭典を執行せり。明治五年『蹉だ神社』に合祀、同十二年、現在地に復社し今日に至る。明治三十九年、加茂の森の浄財をもって拝殿を、昭和三十九年、社務所を新築、昭和四十九年、本殿を改築せり。境内に『御手洗・琴平』の小祀あり。神と人相和し、神霊に仕えるはわが民族の卓越せる資質にして、わが走谷も千百余年にわたりて、『賀茂の大神』を奉祭す。特に『加茂の大神』は家内安全。夫婦和合。縁結びに霊験あらたかなれば、春秋の祭りを始め、初宮参り等などの祭りを怠りなく務め、神霊の加護にあずからんことを。」
【出典元:加茂健豆美命神社】
御祭神の加茂健豆美(かも・たけつみ)で真っ先に思い浮かんだのは、下鴨神社の御祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。
そして、先日お参りに行った賀茂別雷神社 境外神社の久我神社の御祭神、賀茂建角身命も同神。
漢字は異なりますが、由緒書きに記載されている『下鴨神社から御分霊を迎えた』を考えると、同じ神様なのであろうと思われます。
そして、由緒書き早々に記されている和気清麻呂の名前。
和気清麻呂は、先日四天王寺へ行った際に休憩した茶臼山古墳で目にしたお名前。
更に、『近くに清冽な御手洗川があった』と由緒書には記載されており、御手洗川から連想されるのは瀬織津姫。
今回、そもそも枚方市にやってきたのは、奈良の神社でiPhoneを落とし、その修理でやってきただけのこと。
その奈良の神社は登彌神社。
そこにお祀りされていた神様の一柱が瀬織津姫。
む~。
ここ最近のお参りにシンクロするかのような流れに、こうしてブログを起しながら後になって気付くのです。
さて、境内に戻りまして、こちらは拝殿。
他の神社の例に漏れず、コロナ対策だと思われます、鈴緒が取り外されていました。
拝殿前でまず気になったのが右手の木。
気になりつつも、毎度のことながら拝殿の左手からぐるりと回ります。
まず真っ先に目に入ったのが
【御手洗社】
御手洗といえば、
・兵庫県西宮市を流れる御手洗川の側には御祭神が瀬織津姫の廣田神社
そして、やはりというか御手洗社=瀬織津姫の図式で、加茂健豆美命神社を紹介されているサイトを見つけました。
どんどん繋がっていく感じが何とも言えず、やはり頭で考えて出来ることなんてたかだか知れているんだと気付かされます。
私は思考型人間なので、(ドラえもんの猫型ロボットのような言い草ですが(笑))頭で考えてもどうしようもないことを目の当たりにすると、何とも言えない気持ちになります。
随分と頭で考える癖は抜けつつありますが、やはり頭でこねくり回して考えることが多く、神社でお参りをするたびに、その癖を取り払って頂いているような感覚になります。
さて、境内にはもう一社の摂社。
【琴平神社】
枚方市にある琴平神社で頭に浮かんだのは、意賀美神社にある摂社。
こちらの琴平神社の狛犬さんがめちゃくちゃ私のタイプだったことで覚えていました(笑)
さて、拝殿の真裏へ。
ぐるりと回った先に伊勢神宮遥拝所。
【伊勢神宮遥拝所】
鳥居右手の木がたいそう立派でした。
ここからは、またしても一人誰もいない境内で木の写真を撮りまくる。
それも一心不乱に(笑)
一応自分では自覚しているつもりなのですが、傍目に見て、平日のそれも誰もいない神社の境内で、木ばかりを撮っているおばさんは、まぁきっと変な人なのかもしれません(^^;
分かってはいるのですが、抑えられないこの衝動(笑)
お昼ご飯は淀川沿いで、いちおうブログ件名にもなっているパンを。
ちょうど一人で座るのに良い形の岩の上にレジャーシートを敷いて。
お参りがメインとなっていますが、今回の本来の目的はiPhone修理(^^;
修理の間、たまたま入ったパン屋さんで購入した、ちょっと何のパンかは忘れてしまった、でも見た目が印象的なパン。
お店の方に聞きましたが、先っぽはあえて曲げているそうです。
子供達へのお土産。
ボーっと空を眺めながら、一人川沿いでパンをモグモグ食べて幸せな時間。
夢の中で、『源九郎稲荷神社!』の声で起こされ、そこから日を空けて辿り着いたのがここ枚方市にある加茂健豆美命神社。
ここ最近、気付けばお参りの流れにある稲荷神社、賀茂神社、八咫烏。
そして2019年に佐久奈度神社へお参りに行ってからというものの、いつもどこかで感じる瀬織津姫。
色々な事が頭を巡りますが、まぁ考えても仕方ないですし、せっかくのこの流れ。
抗わずに。
素晴らしい空の下、思いもかけぬお参りとなりました。