シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都】武信稲荷神社、三本鳥居に御神木

四条通りから北上して、三条通りの手前にある神社へとやって来ました。

 

【武信稲荷神社】

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真っ先に気になったのが、右手にある大きな木。
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気になりつつも、まずは境内へ。
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連なった鳥居をくぐるにつれ少し緊張。
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鳥居ごとに左右に狛狐さんいる中を通る緊張感。

 

最後の狛狐さんが、一番緊張しました。
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とても立派なのですが、地震の影響でしょうか所々破損しており、台座もご覧の通り傾いてしまっています。

 

さらには、右手の狛狐さんに関しては姿が見えません。
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ちょっと見え辛いかもしれませんが、右手にアマビエ様のカラフルな絵が飾られていました。

『疫病退散』

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その右手には、『防菌加工済』の立札がある手水舎。

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アマビエ様に、防菌加工済のひしゃくに、一年前には想像も出来なかった姿。

 

さて、私をほってスタコラサッサと先を急ぐ息子。

逸る気持ちは私も一緒。良く分かります。(笑)
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拝殿よりも何よりも左手の木に家族一堂目が釘付けでした。

そして、案の定というかお参りより先に木に吸い寄せられていく私、息子、そして主人。

 

木の周りの石の柵はいずれ不要になるのかもしれません。

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凄いとしか言いようがない根の力。

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そして、この木には坂本龍馬の『龍』と言う文字が彫られていたそうで、当時命を狙われていた坂本龍馬がのちに奥さんとなるおりょうさんに、自身が存命である印にと自分の名前の一文字の『龍』を彫ったと言い伝えられているそうです。

 

御神木の手前に、チェーンソー作家の城所ケイジさんがエノキから彫り出した龍が安置されていました。
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城所ケイジさんといえば、京都府山科区の牛尾山中の法厳寺でも木から彫り出された龍を拝見しました。

shironpton.hatenablog.com

 

あれからたった三ヵ月しか経っていないといった方が正しいのか、それとももう三ヵ月も経ったというべきなのか、時間の流れが曖昧な感じがします(^^;

 

さて、ここからはひたすら御神木との時間。
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反対側に回ると、御神木を拝むための祠がありました。
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神社にお参りに行くたびに、そして木に出会うたびに、自分のちっぽけさが身に沁み、そして自分が出来ることなんてたかが知れていると思い知らされ、でもだからこそ出来る範囲のことをキチンとしようと身が引き締まります。
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存在しているだけで神々しい。

 

こちらはにその御神木そばにあった伏見稲荷遥拝所。
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拝殿の裏手には摂社がズラリと。
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こちらは以前使用されていた瓦なのでしょうか。

一画に安置されていました。

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拝殿の右手から鳥居を見た景色。

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息子が境内を歩きながらしきりに、『自分の家の庭に神社があるみたいな感じ♪』と居心地が良いのか妙に楽しそうでした。

ちなみに我が家の庭はこんなに広大ではありません(笑)

 

それにしても息子が感じるのも頷ける、おばあちゃんの家に来たような何とも懐かしい感じのする境内。
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さて、拝殿周りを木に導かれるかのようにぐるりと時計回りに、やっと拝殿でお参りです。

 

狛犬さん。

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拝殿

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社務所前には【白蛇大辨財天】
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白蛇大辨財天の右横にある立札に一寸法師とあります。
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武士になるために、お椀の船で京へやってきた一寸法師が住み込みで奉公させてもらうことになるのが歌にある「京は三条の大臣殿」の屋敷であり、三条の大臣殿とは西三条大臣といわれる、武信稲荷神社を創祀した藤原良相公その人である
武信稲荷神社は藤原大臣の屋敷、藤原氏の学問所のあったところで、一寸法師が暮らした物語の舞台になった場所である。

小人から立派な大男になった一寸法師のように子供が大きく立派に育つように、また打ち出の小槌で金銀財宝を打ち出して末永く繁栄したことにあやかって、金運・開運・出世が叶うといわれ、願う人が後を絶たない。

 

【出典元:一寸法師がくらした武信神社

 

お参りしている際は、一寸法師が住まわれていた場所が武信稲荷神社だなんてことは全く知らず、まさか坂本龍馬繋がりで一寸法師のおとぎ話にまで繋がろうとは。

 

さて、その一寸法師の立札の後ろ手に、境内に入る前に気になっていた木がありました。
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【起上大明神】
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地元では『大黒さん』と呼ばれているようで、大黒様がお祀りされているそうです。
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これは先程見た御神木と対になるのでは?

 

根拠も何もありませんが、ふとそう感じました。

お昼ご飯を食べた西寺址にあった二本の木と同じ感じがします。

shironpton.hatenablog.com

 

帰り際、神社の全景を撮ろうと少し離れた位置でパチリ。f:id:roy-7303-pkbs:20210327184622j:image

今更ですが三つ鳥居?

鳥居が三つ横に並んでいます。

 

三つ鳥居は中心の鳥居の足にあたる部分を左右の鳥居の足として共有するので、三つの鳥居が個別に並んでいるのでは三つ鳥居ではないのかもしれませんが。

 

三つ鳥居で思い浮かぶのは、以前お参りした坐摩神社、そして大神神社

shironpton.hatenablog.com

 

shironpton.hatenablog.com

 

どちらの神社も去年の春先でのお参り。

あれから一年。

世の中は大きく変わり、本当に必要なものは何なのか、以前に増してより深く考えるようになりました。

 

必要だと思い込んでいるモノ。

変わりたくないから、必要だとしているコト。

 

思わぬところで、自分の思考の癖や変わりたくないと必死に抗っている自分と対面することになりました。

 

まだまだ、どんどん変わっていけそうな気がします。

以前は変わることが怖かったのですが、今は楽しみですらあります(^^)

 

「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」

 

祓い清め、余分なもの(エゴ)を削ぎ落した先に何があるのか。

お参りを続けることが、日々の生活での気付きになっているような気がします。

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