さて、大麻山の奥宮 峯神社を後にし来た道とは別の裏参道から下山です。
上から見ても分かるほどに大きな木。
近付いてみるとその大きさに圧倒されます。
頭上を見ると二股に分かれています。
こちらの二股の大杉。
てっきり二股かと思っていたら、隣り合う2本の杉が互いに競い合って成長し、やがて幹が一つにくっついた巨木だそうで、何とも珍しい大杉。
樹高27メートル、幹回り5・44メートルにもなるそうで、樹齢は300年以上。
令和2年12月にこちらの大杉のネーミングが決まったようで、『絆の大杉』というそうです。
当初は競い合っていた2本の杉。
成長する中で、切磋琢磨し最後にはお互いが認め合ったということでしょうか。
一本の木として今尚成長しており、陰陽和合と言う言葉が浮かびました。
絆の大杉のネーミングは『心と心を繋げて一つにするとの意味合い』とのこと。
素敵なネーミングです(^^)
大杉を通り過ぎて別の場所にも祠がありました。
上部の祠と下部の祠どちらにも不動明王がお祀りされているそうです。
【出典元:天然記念物 大麻山峯神社の大杉 | 鳴門市】
この先を進むと、行きの表参道に合流しあとは笑う膝をどうにかなだめすかして、早く歩きたい気持ちとは裏腹に、ゆっくりと転ばないように必死に下山。(そんな無様な姿は私だけで、他三名はスタコラサッサ)
山道を歩いていると標高を忘れてしまいますが、視界が開けた場所に来ると標高538mなのも納得な展望です。
帰り道は笑う膝に写真を撮る余裕もなかったようで、
この木を撮ったのが最後。
到着です(笑)
右に写っている積み重なった石が気になったのは私と息子。
冷静沈着チーム(主人と娘)は素通りです(笑)
さて、大麻比古神社の境内へ戻って来ました。
どこから撮っても様になるご神木。
今更ですが、由緒書きを撮っていなかったことに気付き念の為にパチリ。
最後に拝殿とその後方にそびえるお山。
片道2km、90分の案内板に誘われての奥宮登拝でしたが、想像以上にクタクタで、想像していた以上に素晴らしいお山でした!
最後に名残惜しみつつも御神木をパチリと。
さて、行きは裏参道からの参拝であった為大鳥居をくぐっておりません。
せっかくなので大鳥居の方へ歩いていくと、またしても気になる木を発見!
境内の周りを流れる坂東谷川沿いに一本の巨木。
めちゃめちゃ暴れん坊で、鉄の支えが至る所に添えてありますが、その鉄の支えを飲み込む勢い。
そして、その木を見ながら何だか楽しそうな方(笑)
石垣が根の勢いで破壊されています。
木の側に寄ってみるとこちらは先程の絆の大杉の二股とは違って、三つ又。
暗くなっており見えにくいですが、この鉄の支えを幹が取りこんでしまっています。
御神木とはまた違った、どちらかというと猛々しい感じの巨木でした。
さて、最後に裏参道入ってすぐの西宮社へお参りです。
なんともひょうきんな狛犬さん。
失礼を承知で言わせて頂くと、手乗り狛犬さん(笑)
どちらも前足をちょこんと乗せた姿が何とも愛嬌たっぷりで、さらに前掛けならぬマフラーなところもツボ。
そばには立派な杉の木。
西宮社のすぐ下には川が流れており、良い意味で必要以上に手入れをされていない感じが良かったです。
さて車に戻った後は、道の駅第九の里で購入した地元の甘いオヤツ❤
鳴門金時の芋きんつば。
美味しくないわけがなく、箱入りがあれば買っておけばよかったと家族一同悔やむも時すでに遅し(^^;
予想外の大麻比古神社へのお参りと奥宮登拝でしたが、素晴らしいご神木とお山、そして真名井のお水に出会えたことに感謝。
翌日は四国を後に淡路島へ。
つづきます。