高槻からの山越え。
今まで車で幾度も目の前を通り過ぎた鍬山神社。
友達は多い方ではないのですが、ここ最近声をかけて下さる方ともう一人、三人で大人の遠足にとお参りにやって来ました。
平日の朝にも関わらず、お参りする方が後から後からひっきりなしに来られ、地元の方にとても大切にされている神社だということが分かります。
境内を守るかのように流れる小川。
さながらお城を守るお堀のよう。
鍬山神社
手水舎の後ろに見えるお山がご神体。
境内の中にも川が流れ、とても清々しい境内。
拝殿の右上に掛けられている額の文字が気になり、ズーム。
『祈禱の詞(いのりのことば)』とあり、祓詞のようです。
拝殿の奥に進むと左右に立派なお社があり、まず左手のお社からお参り。
立て砂ならぬ立て石を前に狛犬さん
右手の狛犬さんの足首にはリボンのようなものがつけられていました。
【鍬山宮】
御祭神は大国主命。
芳名所の『蒔かぬ種は生えぬ』の言葉に引き寄せられるように芳名帳へ。
ここ最近、『蒔かぬ種は生えぬ』を感じる出来事が多く、気付けば年明けから色々な形で種蒔きをしていたことに気付きました。
まだ、種を蒔いたばかりで生えるには数年かかりそうですが、水をやり、太陽と月の元芽が出てくることを信じて今はただ根気よく続けるだけ。
自分を信じ切ること。
なかなか難しい問題ですが、一歩踏み出さなければ事態は変わらず努力と合わせて勇気も必要になりそうです。
さて、芳名所を過ぎて右手のお社。
こちらの狛犬さんの前には立て石も、リボンもありません。
鍬山宮と同じ造りのお社がお山を後ろに左右に並んでいます。
八幡宮と言えば神使いは鳩。
お社の右手に小路があり、周囲をぐるりと周回できるようになっていました。
先に進んでいくと、八幡宮と鍬山宮のお社の後方にお賽銭を入れる場所があり、せっかくなのでこちらでもお参り。
表からは分かりませんでしたが、八幡宮と鍬山宮の間ちょうど芳名所の後ろ手に池がありました。
鍬山神社の境内は湿り気のある土が多く、小川と池といい常に水の気配を感じます。
お社をぐるりと回って、さて境内の摂社へとお参りです。
池の中にお社、そして赤。
とくれば、市杵島姫命をお祀りする弁財天社。
摂社は他にもたくさんありました。
ズラリと並ぶ摂社の中でこちらのお社が気になりお参り。
立派な岩に注連縄がかけられています。
調べて分かったことですが、こちらは安産石だそう。
鍬山神社の後ろにある天岡山トンネルを開通させた時の貫通石で、石に触ってお祈りすると無事に出産できると伝えられているそうです。
さて、まだまだ境内を散策します。
つづきます。