御神山の山頂にはお社がありました。
近くにあった三上山の案内書きに面白いことが記載されていました。
案内書きによると、御神山(三上山)は俵藤太のムカデ退治の伝説からムカデ山とも呼ばれているそうで、どこかで聞いた話だと思ったら以前訪れている神社の御祭神が俵藤太。
瀬田川の守り神である龍神様が、俵藤太に大ムカデ退治を依頼し、その任を受けて俵藤太が大ムカデを退治したとされる言い伝え。
大ムカデは何を意味しているのでしょうか。
さて、こちらはお社の目の前にある磐座。
奥津磐座。
神さまの依り代。
こちらの磐座、表登山道からゼーゼーと登ってきたちょうど真正面にあり、疲れた身体をこの岩の上で一休みとなりそうですが、人間の依り代ではないですね(^^;
何事にも分別が必要です。
さてちょっと一息つきつつ、三上山の案内書きの続きを呼んでいると、三上山は水を多く含むお山とのこと。
確かに、歩いていても分かるくらいに水気の多いお山で、そのことから竜王様と呼ばれているそうで、下山後御神神社で頂いた御朱印に八大龍王とあったのが納得です。
道中ヒヤヒヤする箇所もありましたが、そんなことも忘れてしまうくらいに素晴らしい景色。
景色とは反転して、奥津磐座から直線状にお社、そしてその奥にはチョットビックリする光景。
お社の後ろにこちらの木。
この一本だけが山頂部で異彩を放っています。
お社側を前後に挟んでに岩と木。
こちらの木に注連縄は張られていませんでしたが、奥津磐座同様ご神体のような感じがしました。
さて、ここからは下山。
行きとは別のルート、裏登山道から御神神社の駐車場を目指します。
ほどなくして山道脇に見えてきたのは二股の木。
ついつい根元を見てしまうのは、性です(笑)
もうお社はないと思っていたのですが、裏登山道沿いにありました。
ただ、どういった神様がお祀りされているのかは分かりませんでした。
帰りの裏登山道は行きの表登山道よりは傾斜はきつくはないものの、それでも足元にはこのように岩が多く、
更には水気の多いお山。
このように沁み出した水が岩肌を流れ、気を抜いたらすってんころりんにもなり兼ねず、慎重に一歩また一歩。
どんどん慎重になる私の歩みとは別に家族はそそくさと先に行ってしまい、気付けばまた一人(笑)
ただ、そのおかけでこんな面白いものを見つけました。
木の根元をよく見ると・・・
銭形警部!!(笑)
誰でしょうか、こんな面白いことをしたのは(笑)
どなたかが落としていったのを目立つように置かれたのかもしれませんが、見る限りは新しく設置後ホヤホヤのように見受けられました。
落とした方がいらっしゃったのであれば、どうぞ手元に戻りますように。
足早に歩いて行ける体力と爽快感も良いものですが、こうして前後左右をじっくり見ながらゆっくり歩くのも良いものです。
以前とはまた違った景色に出会えます。
決して負け惜しみではありません(笑)
ゆっくり歩いて入るものの、だからといって余裕のある歩きではななく、ヒーヒー言いながらの下山でしたが、こうして所々にある岩や木が面白くとても良いお山でした。
無事元来た登山道の入り口に到着。
こちらのモニュメントのようなものは御神山とその頂上に鎮座される奥津磐座でしょうか。
登山道の入り口手前には、御神山からの水が途切れることなく流れ出しています。
竜神様の住まうお山三上山。
御神神社の御神体の御神山。
目の前には琵琶湖。
そして、その琵琶湖の水源の一つであろう御神山から湧き出るお水。
念願叶っての三上山は素晴らしいお山でした。
御神山への登拝記念にご朱印を頂きました。
奥宮とは別に八大龍王の御朱印もいただきましたが、三上山東之祠とあります。
裏登山道沿いにあった不明のお社は八大龍王様のお社だったのかもしれません。
さて、念願の御神山への登拝の後はこちらも以前からいつかは参拝にと主人と話していた場所へ。
つづきます。