坂道を上った後のご褒美。
下り坂。
あっという間に平地にある小楠木公御墓へ到着。
この場に立った瞬間、目の前に広がる木々の樹勢に否応なしに高まる興奮。
こんなにも立派な木を見せられたら、もう声も出ません。
周りを囲む木もこの樹勢。
根元はもちろん元気。
それでも中の楠木と比べると、もう比較する事すら無用なこの佇まい。
ここからは様々な角度からの木との対話。
と言えば聞こえが良いですが、私の病気が発生(笑)
ぐるりと一周して、よく見て見ると根元に石がありました。
石(岩)と木のセットは私が勝手に呼んでいるエネルギー循環装置。
小楠公御墓の楠を見ていて感じたことは、以前お参りに行った門真市にある三島神社の楠、薫蓋樟。
この辺りには立派な楠が学校の校庭の端やお墓の敷地内などにもあり、名もなき木にも関わらずそれはそれはとても素晴らしい木が沢山あります。
三島神社の薫蓋樟は樹齢1,000年とあり、当時日本は平安時代。
その当時からこの地に生き、日本の歴史と共にあったと思うと、何とも言えない気分になります。
境内には楠木親子を歌にしたものがありました。
下段の『青葉茂れる桜井の』の桜井は西国街道の桜井駅。
ただし現在桜井駅はなく、その跡地にJR島本駅が出来ています。
その島本駅前にも楠木父子の石像がありますが、この2週間後偶然にも通りかかることとなり、4月から楠木父子にはとてもお世話になっているような感じがします(笑)
楠木正成公が御祭神の湊川神社から、御嫡男の楠木正行公の四条畷神社、そして小楠公御墓へと5年を経てようやく点と点が線になり終了かと思えば、まだまだ続くよこの流れ(笑)
ひょんなことから、またしても湊川神社へとお参りさせて頂くことに。
偶然はなく、やはり必然。
翌週訪れた先でも、楠木家と関連する場所を通り、この感覚はちょっと楽しくなりそうな予感です。