自転車でのお参りに最適な曇天。
今回は、ふと思いつきで高槻市にある三島一族を巡るお参り。
三島鴨神社→溝咋神社→鴨神社
一社ごとのお参りはあっても、一日でお参りするのは初めての試み。
三島鴨神社へは、家族と一緒にお参りに行って以来の再訪です。
高槻市にある三島鴨神社は、大山祇神社と三島大社の合わせて日本三大三島神社の一つとして数えられており、三島神社の発祥とされている神社。
今回、あろうことか携帯電話を忘れてしまい、写真無し、Googleマップなしのお参り。
地図が無いお陰で、目先の情報に囚われることなく自分の感覚でお参りが出来たような気がします。
ただ、知っている土地であるからこそどうにかなったというだけで、やっぱり私のお参りにGoogleマップは必須です(笑)
さて、お参りの目的の三島鴨神社の境内でふと浮かんだのは、三島鴨神社の御祭神、事代主神の御妃にあたる玉櫛媛命がお祀りされている溝咋神社。
こちらにもお参りに行った方が良いような気がし、ここからは茨木市へ。
前回のお参り時は、大阪北部地震(平成30年)の爪痕がくっきりと残っており、傾いた境内社の周りにはロープが張られ、とても痛々しい状況でした。
あれから4年。
境内社はすっかり綺麗に生まれ変わって、以前の少し暗かった境内とは打って変わっての雰囲気。
寄付をされた方のお名前がズラリと並んでおり(府外からも!)、とても大切にされている神社なのだと思います。
さて境内に入ろうと自転車を停めていると、そんな私の自転車を見て『ちっさなるねー!』と声をかけて下さったおばあちゃんと少しお喋り。
右手に杖を持たれていることから、歩くのに少し時間がかかるような感じでしたが、それでも『こうして自分で歩けるうちはこれが私の仕事。』とお茶目に笑って立ち去って行かれたのが印象的でした。
目の前のことに集中して取り組む。
先日、お寺の方と話していても同様のことをおっしゃっておられて、とても心に残りました。
日々の当たり前のことはついつい適当に、いい加減にしてしまいがちですが、今を集中して生きること。
お二人から教えていただきました。
のはずだったのですが、道中住宅街に遠目から見ても分かるとても立派な木を見つけ、そうなると素通りできるわけもなく、その木のある方向へ。
樹齢900年にもなるクスノキはあいにくと上部が枯れており、さてその地面の下はどうなっているのかと心配ではありますが、茨木市の指定保存樹、大阪府の天然記念物に指定されているそうです。
画像は下記、Wikipediaよりお借りしました。
御祭神の素戔嗚尊様は溝咋神社の御祭神、玉櫛媛命の祖となる神様です。
偶然にもお参りさせて頂きましたが、こうした偶然の積み重ねが線になるようです。
さて、高槻市の三島鴨神社茨木市の溝咋神社→茨木市の須賀神社ときて、最後にお参りに伺ったのは高槻市にある鴨神社。
三島鴨神社と共に三島神社の発祥とされておりますが、難しいことは私には分かりません。
ただ、ここ高槻市にそのような歴史のある神社が今なお存在しているということが、とてもありがたく感じます。
今日まで繋いで下さった方々のお蔭でお参りさせて頂けることだけは、私が分かる本当のことです。
後日、訪れた先の橿原神宮で御祭神に神武天皇の皇后であられる媛蹈鞴五十鈴媛様のお名前を見つけた時にはビックリしました。
ありがたいご縁に感謝です☆