先月の丹生川上神社(上社・中社・下社)のお参りの際、とても気になった宇陀市。
今回は珍しく間を空けずに家族で参拝に来ることが出来ました。
【室生寺】
今回も前回の参拝に引き続きの一日中の雨。
橋の上からでも分かる、大きな二本の木。
樹齢100年以上にもなる三宝杉というのだそう。
本来は三本並んでのお姿だったようですが、今年の6月に一本が枯れ死してしまったようです。
三位一体。
三本並んで一つだったようですね。
受付で拝観料をお支払いし、すぐに見えてきたのは迫力満点の【仁王門】
コロナ禍で利用できない手水舎が多い中、利用できました。
目の前には石畳が美しい鎧坂。
雨が降っていたこともあり、市の表面はツルツルしていてちょっと危険。
石階段の途中に左に幟が見えました。
やった!弁財天様!
本日はご縁を頂き、ありがとうございます。
石畳を上がった先の金堂前で、ちょうど御祈祷が始まったばかりでした。
御祈祷を受けている方々は、見た感じからすると林業に携わられている方々なのではなかろうかと。
お寺の境内ですが、神主さんの御祈祷。
そして、もちろんこの奥にあるのは朱塗りのお社。
奥宮参拝後、この辺りを散策しましたが面白い場所でした。
その状況はブログ後半で。
TVのように、焦らしているわけではありません(笑)
【弥勒堂】
金堂同様、全ての道内の内部の撮影は不可。
実物に勝るものなしです。
【金堂】
こちらも弥勒堂同様、中の仏像は拝観することが出来ますが、撮影禁止です。
止んでいたはずの雨がまたしても降ってきました。
雨から逃げるようにと進んだ先はありがたいことに本堂。
こちらのお堂に三大如意輪観音が安置されていました。
誰もいなかったことを良いことに、目の前に座らさせていただき御真言を唱えさせていただきました。
三大如意輪観音の存在を知ったのは、八十八所巡りで訪れた兵庫県神戸市にある神呪寺でのこと。
今年は楠公さんとのご縁もあって、三大如意輪観音の観心寺さんへの参拝も叶い、
そして、今回の室生寺の如意輪観音様でありがたいことに全て参拝。
特段、仏様に詳しいわけではないのですが、何故もこう如意輪観音様へ参拝の運びとなるのかと考えたところ、今から4年半ほど前に近所のお寺で参拝した際、手を合わせた仏像の前で涙が止まらなくなりました。
その仏像が如意輪観音様。
後にも先にもあんな不思議な経験はなく、結局どういった事なのかはいまだに分からずじまいですが、こうして参拝させて頂ける流れとなった今、意味を深く考える必要はないのかもしれません。
さて、ゆっくりさせていただいた本堂を後にし、降り続く雨の中進んだ先には五重塔がありました。
この先は奥之院へと続く道。
小さい男性の方の動きはいちいち面白い(笑)
これは神域。神社で言うならば鳥居。
ズドーンと天まで届かんばかりの二本の杉の木。
この一帯の杉と岩が、ちょっともう言葉にならないくらい。
砂利道でこのままおしまいと思いきや、目の前には石畳の階段が見えてきました。
これから続く道のりよりも、私は左手に見えてきた木に釘付け。
これは、興奮するなというほうが無理な話しで、1人大興奮!
ズーム!
言葉に言い表せないほどの感動。
誰がこんなに同じ木ばかり見たいんやと言われそうですが、この素晴らしさを誰かと共有したい(笑)
この木の後ろ手に、小さい子のおもちゃが何点も置かれた水子供養のような場所がありました。
さて、石階段に戻って後はひたすら上を目指すのみ!
奥之院到着!
【御影堂】
中には弘法大師空海の像が安置されており、日本各地の大師堂の中でも最古の部類に入るのだそう。
その左手には息子がとても気になっていた七重石塔。
七重石塔の側から見えた景色。
随分と高い所まで上がってきました。
そして、上がってきたらば下りねばならず、眼下に見える石階段とまたしてもお付き合い。
奥之院の位牌堂を石階段途中から望む。
重機もない時代に、これほど立派な建造物と地盤の整地。
どれほどの時間と、どれほどの人出が必要だったのでしょうか。
先人たちの思いと共に、後世に残していかなければなりません。
先程一人で興奮していた木が見えてみました。
上から見ても下から見ても立派な木。
そして、こちらも行きにとても気になった場所。
木と岩。
三本の杉とくれば、三宝杉?
本堂を過ぎ、行きとは別のルートには小さな池がありました。
鯉ではなく金魚が泳いでいました。
池の近くには添え木がされた木。
石階段を降りて振り返った光景。
境内には気になる木ばかり。
そして、こちらは先程神主さんが御祈祷をされていた一帯。
この木にかかっているものが御祈祷中からずーっと気になっていました。
麻ではなさそうですが、御祈祷と関係のあるものなのでしょうか。
さて反対側。
こちらは岩に彫られた不動明王?
裏手に回るとご覧の様相。
木と岩。
そして、反対側にはお社へと続く石階段。
お社の後ろの木がとても気になりました。
ちょっとこの一帯に足を踏み入れるのは憚られ、遠目から写真のみ撮らせて頂きました。
こちらの木は女性のような感じがしました。
この金堂前の一帯は、神社を色濃く感じる空間。
山を御神体としてお祀りされているような感じがしました。
さて金堂前の鎧坂を下って、こちらも行きにとても気になった木と一緒にパチリ。
行きはこの木の側に女性がずっと立っておられ、その方もこの木が気になっていたのかもしれません。
授与所の前に飾られていた可愛いお坊さん。
右のお方は何に驚いているのでしょう(笑)
今回頂いた御朱印は二種。
さて、ここからはどう考えても息子にとってのご縁繋ぎのお参り。
お次は神社への参拝です。
つづきます!