さて、瀧安寺の弁財天様を後にし、目指すは同じ箕面にある西江寺。
来た道を戻り、
途中、『密教禅 岩瞑想場』なる場所があり、こんな痛い岩の上にずっと座って瞑想するだなんて身体が冷えて出来ないだろうなぁ、なんて話しを友達としながら気持ちの良いお山を数分歩いていくと、西江寺の案内板が見えてきました。
うっかり見落としそうなサイズ(笑)
そして、またしてもどうやら裏手から来てしまったようです。。。(^^;
めっちゃ素敵な笑顔の狛犬さん。
こちらのお堂には歓喜天様がお祀りされていました。
今回、調べて初めて分かったことですが、西江寺の御本尊は歓喜天。
歓喜天といえば、奈良県生駒市の宝山寺が有名ですが、阪急沿線七福神巡りで参拝した中山寺と清荒神にもお祀りされており、今まであまり馴染みがなかったのが一気に親近感。
単純です(笑)
お堂の中に少し気になるものがありました。
左手に置かれているこちらの絵。
渦のようでもあり、龍のようでもあり、深い青色と相まって何とも神秘的な感じ。
何気なく置かれていた絵ですが、とても気になりました。
そして、こちらは歓喜天と言えばの巾着。
巾着は砂金袋(宝袋)で信じる者に宝を与え、実際御利益はあるようなのですが、それ相応に自身の参拝や供物が必須とのこと。
特に、自身の好きな事や食べ物を断つ『断ち物』は、それ相応の覚悟が必要で、途中でやめるということはそれこそ、それ相応のモノが返ってくるという、聞くだけでちょっと尻込みしてしまうような内容(^^;
私はまだチョコレートが食べたいですし、自分で頑張ります(笑)
さて、大黒天尊のお堂は一体どこにあるのやらと、階段を降りた先に目指すお堂はありました。
先程の歓喜天のお堂もそうでしたが、御真言が書かれているのがとても有り難く、たどたどしいながらもモニョモニョと唱えてお参り。
西江寺の境内は、お山の側面に下から上がるように作られており、私達は上から下りてきた格好です。
境内ではチビッコちゃん達の洋服があちらこちらにあり、かけっこにおにごっごにとどうやら暑くなってどんどん脱いで行ってる模様(笑)
子供の声がうるさいと、ラジオ体操が無くなり公園が閉鎖され、未来を担う子供の遊び場が減る一方で、こうして昔から変わることなく境内で遊べるのは良いことですね。
その子供達が走っている境内の奥に、目を惹く木がありました。
ジン友、思わず手を合わせるの図(笑)
この方は本当に素直でまっすぐな方で、何でも楽しいに変換する天才です。
まっすぐな方は見ていてとても気持ち良く、そんな彼女とのはじめましては小学校一年生の時。
特段仲が良かったという訳でもないのですが、彼女はクラスの中で特段頭が良かった!
小学校の高学年で他市に引っ越されてからは10年ほど連絡は途絶えていましたが、別の友達を通してまた繋がるきっかけが出来、気付けば20年を過ぎ、いやはやまさかこんなにも続くとは、そしてまさかこうして一緒に参拝できるとは、本当にありがたいご縁に感謝です。
さて、境内。
木のそばに『歓喜天 役行者 出現対談石』とあり、この時は何のことやら全く分からなかったのですが、写真の右下の少しだけ写っている石がそれに該当するとのこと。
歓喜天が老翁に変身し、役行者とこの場所で対談されたのだそう。
どんな話をされたのでしょうか。
まさか、『今日はいい天気ですな~』みたいな世間話ではないでしょうし、色々と想像をかき立てられます。
こちらの紅葉が進み始めたモミジのそばには弁天堂。
役行者さんも一緒にお祀りされているようです。
今更ですが、この5年様々な寺社仏閣に参拝させて頂くたびに役行者さんと弁天さんが一緒にお祀りされているのが気になっていましたが、やっと今分かりました(笑)
先程参拝した箕面の瀧安寺は役行者さんが弁財天様よりお導きを受けた地。
こちらは弁天堂の左側にあった小さな祠。
白龍歓喜天とあります。
まだまだ青かったモミジですが、12月に入り寒くなってきたここ数日、もう枯葉になっているかもしれません。
エーお顔の狛犬さん。
こちらは少しおすまし。
次回の参拝は、是非こちらの鳥居から。
七福神最後の神様は大黒天尊様となりました!
自身のお寺用の御朱印帳には歓喜天の御朱印を頂いて参りました。
お宝ザクザクの巾着袋の朱印に、これまた火炎宝珠でしょうか?
箕面市の瀧安寺、奈良県生駒市の宝山寺でいただいたお札にも火炎宝珠の印があり、こうも続くと何やら意味がありそうで、毎度のことながら気分はミステリーハンター(笑)
役行者さんと弁天さんの関係が数年越しで分かったように、火炎宝珠の意味するところもいつかきっと分かるのだと思います。
私がそのことに気付けるようになれれば、の話しですが(^^;
いくら情報が開示されていたとしても、受け取る側の準備が整っていなければ何もないのと同じ。
そんなことも、ようよう実体験を元に分かってきました。
自分で考えて、体験しなければ分からない。
なんとも時間のかかる、効率を重んじる現代とは真逆な方法ですが、今のところ私にはこの方法しかなく、地道にコツコツと続けて、いつかのその日に向けて日々精進です。
何の為にしているのかだなんて5年経った今でも全く分からず、ただ生涯を通して続けていくのであろうことだけは、何となく確信としてあります。
こちらは境内に置かれていた冊子。
有り難く頂戴してきましたが、裏面を見てビックリ。
太融寺さんには、大阪北の七福神巡りで今年9月に今回一緒に参拝したジン友Yさんとそのお友達で参拝しており、お友達の方と私は初見。
ただ、初見とは思えない一致があり、漢字は違うものの私と同じ名前、そして同じ星座。
そんな面白い一致のある2人の間を取り持ってくれたのはジン友Yさん。
他にも色々と一致はあるのですが、一つ言えることは、人生に無駄はなく、そして偶然はない。あるのは自然の法則にのっとった必然のみ。
そんなことを、しみじみと今文字を起しながら再認識している最中です(笑)
参拝中は参拝を楽しんでいるのでそんな気付きもあまりなく、体験したことを確認する作業で色々と気付きが起こります。
これが参拝が5年続いている理由の一つなのかもしれません。
ちょうど2ヶ月で七福神巡りを達成しました!
万歳!!
初めての経験でしたが、とても楽しかった。
いつかは、お遍路さんにも挑戦してみたい。
その手始めとは言わないまでも、関係する箇所を参拝し終わりに向けて進んでいくことは達成感もあり、自分でも意外なことに感動しました。
元はと言えば、電車大好き甥っ子君へのプレゼントにと始めた阪急沿線西国七福神巡り。
ただ終わってみると、想像以上に楽しく、また参拝したいと思う寺社仏閣ばかりでした。
そして後日、早速一番札所の萩の寺へと結願印を頂きに上がるのですが、その模様はまた後日。
こうして、小さいところから成功体験を積み重ねて自己肯定感を増していくのはとても良い方法だと、今回改めて実感しました。
最初に大きな目標を立ててしまうと、出来なかった場合は挫折感からくる負の感情のオンパレードで、こうなると『続かない』『出来ない理由を外に求める』『自己肯定感の喪失』などなど、思い当たることがないとも言えず(笑)
地の底に着くかと思わんばかりに私の自己肯定感は低く、ただ気付いた時が変わる時。
オバサンになっても遅くない、と自分に言い聞かせ、まだまだ先は遠いですが、いつの日か自分の思う自分になれるよう、頑張るしかありません。
12月に入り今年も残すところあとわずかとなりましたが、私の今年のキーワードは、『継続』『自分を信じる』だったと、そんなことに気付けた七福神巡りとなりました。
一日で参拝される方もいるようですし、気になった方は是非!