シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【兵庫/神戸市】兵庫七福神参り1 大黒天 福海寺のだいこくちゃん

昨年から続く七福神参り。

 

・今では幻の大阪北の七福神①②

shironpton.hatenablog.com

 

・【甥っ子へのプレゼント】阪急沿線七福神巡り①~⑦、そして結願

shironpton.hatenablog.com

 

・【息子へのプレゼント】観心寺七福神おみくじ

shironpton.hatenablog.com

 

なぜこんな流れになったのか。

ふと記憶を辿るとこの方のお顔。

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こちらのえべっさんに出会ったのは、昨年の夜行バスでの一人旅in静岡・山梨。

 

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このなんとも商売っ気のない顔(えべっさんやのに(笑))にやられて我が家にお出で願ったのですが、このお顔とどうみても同じシリーズだと思われる七福神を、昨年の七福神巡りでの下調べ中に見つけてしまいました。

 

となれば、参拝に行かない理由はなく、朝から張り切って七社参拝巡りです。

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さて、1月の週末。

降り立ったのは兵庫駅

自宅前の雪景色が嘘のような雪一つない景色。
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余裕を見て行動が私の信条なのですが、余裕を見過ぎてまだ開いている寺社が少なく、まずは8時の時点で開いている福海寺さんへお参り。

福海寺 大黒天】
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(今回の参拝は一人ではありません。ジン友見参!)

 

まだ誰もおらず、寺務所も空いておりません。
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大黒天さまと言えば、木彫りだとか石像だとかの重厚なイメージですが、こちらはなんとも今時風。

その名もだいこくちゃん。
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大黒天だけに、全身黒?

 

寺務所をの前にはありがたいことに、今回の目的の大黒天の人形がありました!
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お金は横の箱に入れるシステムで、これはありがたい!

因みに、左手にあるのが今回の参拝目的の七福神&宝船。

 

昨年私が調べた時は、人形一体が200円だったのですが、値上げ値上げのご時世が反映されているようで、300円に価格が変更になっておりました。

 

さて、現地では人形の一体目をゲット出来てホクホクしておりましたが、今こうしてブログにするにあたり福海寺を調べておりました。

ここでお寺の由緒を見てビックリ!

建武3年、京都合戦に敗れた足利 尊氏公は、丹波路を取り播州三草より兵庫に来られましたが新田 義貞の兵士に追われるところになり、急遽福海寺の前身である針が崎観音堂の壇下に身を潜められました。それにより幸うじて一命を取り留めた足利 尊氏公はその後兵庫を出航され、九州より西国の水軍を率いて観世音菩薩名号の帆を張った軍船を兵庫の地に再上陸させます。そして見事湊川の合戦に勝利されます。

【出典元:お寺の由緒・歴史|宗教法人 福海寺

 

湊川の合戦で対戦したのは、私がとても敬愛する楠公さんである楠木正成公。

その最後の敵となったのが足利尊氏公。

その足利尊氏公がここ福海寺で一命をとりとめられたとあります。

この後、九州へ渡り戦力を増やした足利尊氏公の兵力は50万であったとも言われ、迎え撃つ楠木正成公の兵力は1万。

それでも、逃げることなく最後まで後醍醐天皇の忠臣として戦われた楠木正成公。

 

こうして文章にしているだけでも泣けて泣けて仕方ないのに、参拝時の私はそんなことも知らず、暢気に一体目の人形を手にして喜んでおりました。

 

まさか、ここでも楠公さんの姿を感じることになろうとは。

ちょうど先日、楠公さんの御嫡男である小楠公さんの墓前にお参りさせていただいただけに、感慨もひとしおです。

 

はぁ~。

朝から涙が止まりませんでした。

 

さて、気を取り直して。

お次は目の前にある神社へ参拝です。

 

つづきます!