さて、柳原天神社を後に次なる場所へと向かう先に、とても大きな仏像の背後が見えてきました。
表に周ってみると、毘沙門天様が頂ける能福寺さんの境内にある大仏様。
日本三大仏の一つになるそうで、戦時中の金属供出で残ったのは台座だけ。
今ある姿は平成三年に再建されたものだそうです。
ちなみに、日本三大仏に数えられるのは奈良の大仏、鎌倉の大仏、そして残る一つはここ能福寺の兵庫大仏、もしくは岐阜市正法寺にある岐阜大仏のいずれかになるそうで、時代によって諸説あるようです。
能福寺は唐へと留学していた最澄が帰途、大輪田の泊(現兵庫港)へ上陸され、自作の薬師如来像を安置し、日本最初の教化霊場にしたことが始まりとなるそうです。
大仏様は修復中なのか、朝から作業に入られている方が多数いらっしゃいました。
【傳教大師幼形像】
大師を太子だと思い込んでおり聖徳太子かと思っていましたが、最澄のことですね。
【月輪影堂】
十六菊花紋から想像されるのは皇室。
それもそのはず、こちらの月輪影堂は歴代皇族の墓所として知られる京都東山月輪御陵の拝殿を昭和29年に九条家より拝領し移築したもの。
歴代天皇が参拝なさった由緒ある建物になるそうです。
その秘仏の作成者は『智恵子抄』の高村光太郎の父である高村光雲で、有名な作品としては東京上野の西郷隆盛像。
能福寺の毘沙門天像は昭和初期の比較的新しい作品になるようです。
毘沙門天と言えば、楠公さんは毘沙門天の申し子とも言われており、七福神参りでも気付けば楠公さん。
どこに居ても私の心は楠公さんと共に❤️(←恋する乙女です(笑))
そんな格好良い楠公さんと並んで、兵庫七福神参りの愛嬌のある毘沙門天。
今回のお参り、かなりお気楽に楽しんでおります(笑)
能福寺の寺務所は10時~となっており、こちらも早くに付き過ぎてしまった為に再訪。
同じ道を何度行き来したことはiPhoneの万歩計の18,000歩の数字が如実に教えてくれました(笑)
さて、お次のお寺も早くに着き過ぎてしまった為に再訪となるのですが、まだまだ続きます!