翌日に滋賀県でのキャンプを控えた週末。
読者登録させて頂いている雛菊さんのブログで滋賀県のパワースポット記事を目にし、行けたら行ってみようと向かった先は滋賀県は瀬田にある『佐久奈度(さくなど)神社』。
お祀りされている四神のうち『瀬織津姫』の名前をここ最近耳にすることが多く、何だか気になりました。
キャンプを終えて神社へ向かう道すがら、車の中から見た恐ろしく綺麗な風景。
上手く言葉には出来ませんが、光と空の饗宴のように感じました。
この光景を追いかけるように車を走らせた先に、佐久奈度神社はありました。
瀬田川を見下ろす高台に佐久奈度神社はありました。
創建は669年。元は別の場所にあったそうなのですが、天ヶ瀬ダムの建設に伴い境内地が水没予定地となる為に移されたそうです。
拝殿後ろに先程見た光景の名残が。
大きな鳥が、今まさに飛び立とうとしてるかのようです。
拝殿前の狛犬さん。角がないから獅子でしょうか。
めちゃくちゃ笑顔です。
薄暗くて分かりにくいですが、『吽』です。
佐久奈度神社は祓いと禊の総本宮。
下記は、由緒書きからの抜粋です。
古来より伊勢神宮に参拝するには、まず佐久奈度神社で禊をするのが習わしとされ、地名の『大石』の語源も忌伊勢(おいせ。伊勢詣の祓所の意)がなまったものとされています。
神道における最高祝詞である『大祓詞』(おおはらえのことば)の元である『中臣大祓詞』は佐久奈度神社が創始地であるということです。
横に流れる瀬田川。
穏やかなように見えますが、水流の勢いが強く清々しさと共に、力強さも感じます。この地に祓いと禊の総本宮がおよそ1400年も前に創建されたのだと思うと感慨深かったです。
さて、境内末社です。
拝殿、右側に鎮座されている向かって左が焼鎌神社、右が敏鎌神社。
風の神様であるとともに、災厄を一撃して下さる祓いの神様でもあるそうです。
参道左側に鎮座されているのは、向かって左側が八幡神社、右側に稲荷神社。
境内から瀬田川を望みます。
その足元に、気になるお社を見つけて来た道を戻ります。
建て替えられたばかりでしょうか。綺麗なお社がありました。
橋守社というお社だそうで、瀬田川にかかる鹿跳橋を守る道祖神がお祀りされているそうです。本当にその名の通り、橋が見える絶好の場所にありました。
私と娘、別々にご朱印をいただいたのですが、家に帰って見てビックリ!
手書きだと思います。秋のお花の絵を入れて下さっていました。
そして、看板犬のクレちゃん❤
6年ほど前に、神社の側を流れる瀬田川に捨てられていたそうです。
その時で2歳くらいだったんじゃないかとのことで、宮司さんが見つけられて保護されたそうです。自宅に来る見知らぬ人には番犬として吠えるそうですが、神社にお参りに来られる方には吠えることが全くないそうです。自分のやるべきことが分かっているんでしょうか。
話しを聞きながら目頭が熱くなりました。そんなクレちゃんをとても大切にされているのが一目で分かるクレちゃんの衣装。紋付袴にはっぴに、他にも宮司さんの手作り衣装が沢山ありました。
宮司さん夫妻に愛されて、とっても人懐っこいクレちゃん。臭いを嗅ぐのが好きだそうで、とっても臭いをかがれました。キャンプ後だったし、もしかして臭かった?(笑)
夕焼け空に三日月が。
瀬織津姫のお札もいただいて、とても密度の濃いお参りとなりました。