金比羅神社の名水を鞄に詰めて、さて琵琶湖畔をサイクリング。
何気なく曲がった先に鳥居を見つけ、向った先は八所神社。
今回お参りに行きたいと思っていた場所であっただけに嬉しいお導き❤
【八所神社(大津市南船路321)】
由緒書きより御祭神は八所大神、住吉大神とあります。
八所大神とは聞き慣れないお名前です。
御由緒を調べてみました。
創祀は白鳳二年九月と伝えられる。
天智天皇が大津宮に遷都の際、随従の朝臣平群飛鳥真人が此の伊香立を食邑地として賜った。
真人は祖先である天大吉備諸進命を氏神と勧請し、社殿を造営した。後年この真人の後裔平群兼房が天照大神、伊邪那岐命、伊邪那美命、大山咋命、市杵島姫命、倉稲魂命、崇神天皇と七柱の大神を合祀した。このため八所大明神と称するようになった。
【出典元:神社紹介 > 滋賀県の神社 > 滋賀県神社庁】
七柱の神様と崇神天皇で八所大神。
母は伊香色謎命(いかがしこめのみこと)で後の物部氏の系譜に連なる。異父兄に彦太忍信命(磐之媛の祖)。異母弟に彦坐王(神功皇后の祖)。19才で皇太子となる。
父帝が崩御した翌年の1月13日に即位。2月16日に従妹の御間城姫を皇后とし、活目命(後の垂仁天皇)や倭彦命らを得た。即位5年から7年にかけて疫病が流行したが、大物主神を祀ることで治めた。
【出典元:崇神天皇 - Wikipedia】
コロナと共にある今、まさに必要とされるご神徳。
もうひと柱の御祭神、住吉大神は底筒男命、中筒男命、表筒男命の住吉三神に加え、息長帯姫命(神功皇后)で住吉大神。
翌週のお参りで知ることになるのですが、琵琶湖は元々日本海の入り江であったらしく、その海道が塞がれ淡水湖として琵琶湖が誕生したそうです。
となると、住吉大神がお祀りされているのも納得です。
さて、正面に見えるは拝殿。
ちょっとユニークな狛犬さん
平べったいような感じ。
愛嬌がありますね。
さて、二礼二拍手最後の一礼でふと足元を見たところ、
『ギャッ!』
一瞬なんのことだか分からず、でもどう見ても『血!』
そういえば、金比羅神社の名水を求めて歩いている最中、ふと足元がチクリとしたような気がしたのですが、てっきり小石か枝が靴下にでもあたったのだろうと調べもしなかったのがこんな羽目に。
主人も足元を見たところ、私どころではない両足流血事件!
恐る恐るサンダルを脱いだところ、山ヒルがサンダルの先にへばりついていました(>_<)
血は止まらないわ、気持ち悪いわでちょっとしたパニック。
どうにか山ヒルをサンダルから追い出し、捕獲した山ヒルを石で退治する息子。
この方、こんなにも肌を露出した軽装にもかかわらず無傷です(笑)
さて、ヒルをやっつけたものの境内を血で穢してしまいまたしてもアタフタ。
ちょうどお世話をされていた方にお話ししたところ『気にせんでえーよ』とのこと。
と言われても、メチャクチャ気になる私(笑)
一言断って、手水舎のお水で掃除させてもらいました。
お世話をされていたもう一人の方も『今朝、山でヒルに血吸われたでー。』とこれまた血まみれの靴下を見せて頂き、(履き替えていないようです(笑))慣れた様子。
山にヒルはつきものだとのことで、ヒルに食いつかれたら決して無理矢理引き剥がしてはいけないと教わりました。
無理矢理引き剥がそうとすると、ヒルの吸い口が皮膚に残り(ギャーッッ!!)そこから化膿するのだそうです。
・・・想像するだに恐ろしい。
このあと、とりあえず絆創膏で応急処置をしたものの血が止まる気配はなく、焼け石に水。絆創膏の無駄(笑)
このまま出血多量で死んでしまうのではないかと思うくらいに、傷口に気付いてから3時間ほどは血まみれとなりました。
そんな恐ろしいヒルは、実はとてもおりこうさんで、
・血を吸う際、痛みが分からないよう麻酔のような物質を人体に入れる
・更に、血が固まらないような物質を同時に人体に入れ、自分がお腹が張るまで吸いたい放題に血を吸う
ハハハッ。
・・・こうやって書いているだけで恐怖です。
息子が金比羅神社の名水を飲みながら『飲み放題や!』と喜んでいた傍で、ヒルも私と主人の血を『飲み放題や!』と喜んでいたのかと思うとゾッとします。
さて、お参りに行ったのか、山ヒルを退治したのか分からないままに終わってしまったお参り(^^;
それでも気になる右手にある同名の八所神社。
つづきます。