ここ最近ご縁がないのか珍しくお参りとは無縁な日々。
だからといって無理をして行くものでもなく、さりとて何かを祈願しているわけでもなく、また必要になればご縁が生じるのでしょう。
さて、珍しく主人が休みな平日。
どうしても紹介したいパン屋さんがあり、自転車を走らせました。
【パンと酵母の発酵研究所 梟】
そのお店の一画を改装されて、金・土・日のみ営業されているお店。
『今日は朝からとっても忙しくて、もうあんまりパンが残っていないんです・・・。』とは店主さん。
9時オープンで11時頃に伺いましたが、すでに売り切れている商品が多く、それでもどれも美味しそうなのは前回同様。
気になった数種類を購入して、お昼ご飯を食べる場所を探しに茨木市をブラブラと。
桜通り沿いを走行中、何気なく入った小径で目にしたのはこの巨木。
【道祖神社/塞神神社】
塞神神社とあることから分かるのは要塞のお役目。
外界(異界)からの侵入を防ぐお働き。
こんな知識も神社のお参りを続けることで授かった恩恵です。
水神社、道祖神社と彫られた石碑。
その左手には、向かって右手から水神社、そして道祖社。
【水神社】
・波邇彌須毘古大神(はにやすひこおおかみ)
・美都波能賣大神(みつはのめおおかみ)
・高島伊太郎命
波邇彌須毘古大神が気になりした。
ハニヤスは、日本神話に登場する土の神である。
『古事記』では、火之夜芸速男神を産んで死ぬ間際の伊邪那美命の大便から波邇夜須毘古神・波邇夜須毘売神の二神が化生したとする。『日本書紀』では埴安神と表記される。他に、神社の祭神で埴山彦神・埴山姫神の二神を祀るとするものもある。
なお「ハニ」(埴)とは土のことである。
【出典元:ハニヤス - Wikipedia】
ハニ=埴(埴輪)から連想される通り、土の神とのこと。
更には、一緒にお祀りされている美都波能賣大神(罔象女・美都波能賣大神)とはどうやら姉妹になるようです。
『日本書紀』には、伊邪那美尊が死のうとするとき、埴山媛(土神)と罔象女の二神を生み、 この二神の間に生れた稚産霊神の、頭上に蚕と桑、臍の中に五穀が生じたとある。
【出典元:埴安神:玄松子の祭神記】
『この二神の間に生まれた稚産霊神・・・』
とありますが、この二神は媛神。
調べていくと、稚産霊神はカグツチと埴山媛の間に生まれた神様のようです。
稚産霊神の頭上からは蚕と桑が生じたとあり、お蚕さんの食べ物は桑の葉。
ここから繋がるのは養蚕・織物。
となると、短絡的な私は養蚕=秦氏の図式(笑)
秦氏とご縁のある神様になるのでしょうか。
さて話しが随分と脱線してしまいましたが、気になるハニヤス(埴安神もしくは、波邇夜須毘古神・波邇夜須毘売神の男女二神)の記述に戻ります。
伊邪那美命が火之夜芸速男神を産んで死ぬ間際に埴山媛(土神)と罔象女の二神を生み、生じたエネルギーは火・土・水。
ここから連想されるのは、陰陽五行の木・火・土・金・水。
火は土を生じ(火生土)、土は水を剋する(土剋水)。
立派な木がお社近くにあることから、となると木のエネルギーもあり、であれば土が生じて金であれば循環の流れになりそうでしたが、あいにくと金を見つけることは出来ず、土が水を剋するイメージとなってしまいました(^^;
水神社の右手にあった立派な木。
こちらは、水神社の手前の木。
この木に呼ばれました。
思わぬところで素敵な木に出会えたことに感謝。
美味しいパンを鞄に詰めてホクホク。
立派な木に出会えてホクホク。
さてここから向った先は薔薇公園。
薔薇を撮らずにパンを撮る(笑)
アールグレイとホワイトチョコのパンはお腹がいっぱいで断念。
我が家の冷凍庫で少しの間お眠り頂くことにします。
今回食べたパンの中での一押しはこちら。
【ショコラロデヴ】
濃厚なカカオの香りのままの苦味のある生地に、くるみとクランベリーがぎっしり。
本日の二番手はこちら。
【塩麴のアリコルージュ】
アリコルージュというからにはうぐいす豆を想像していましたが、食べてビックリの小豆。
気になって調べてみると、フランスではアズキのことをアリコルージュというのだそう。
そして、インゲンマメはアリコ。
どちらも間違いではないのですね。
さて、お豆の問題も解消してスッキリ。
それにしても、前回同様期待を上回る美味しさ(^^)
そんな気配を察知して、目の前にはスズメがソワソワと行ったり来たり(笑)
久し振りにブログ件名を思い起こした、自転車とパンとお参りになりました。