シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【兵庫/宝塚市】中山寺奥之院 心願成就の石 リベンジ!

2月中旬。

サン友御三方と共にやって来たのは、前回達成できなかった中山寺でのミッション。

f:id:roy-7303-pkbs:20230222214806j:image

shironpton.hatenablog.com

 

奥之院で頂ける心願成就の石。

前回、石に文字を入れることなく下山してしまった為、再度石を片手に奥之院目指して登拝です。

 

この日は月に一度のご本尊開帳の日。

f:id:roy-7303-pkbs:20230222214738j:image

奇しくもそんなありがたい日に参拝させて頂けることがとても嬉しく、まずは本堂で御本尊にご挨拶してからのスタートです。

 

まず一つ目のポイントの夫婦岩にやってきました。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215704j:image

途中、樹形が変わって来たかと思うとお山の状況が一変。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215711j:image

二つ目のポイント。

【厄神明王 聖徳太子御修行の地】f:id:roy-7303-pkbs:20230222214803j:image

そして三つ目のポイント。

宇多天皇御自彫天神】
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214705j:image

真ん中にバッチリ彫られていますね。

 

さて、ここまでくればもうゴール。

1時間弱で奥之院へ。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214753j:image

奥之院の寺務所は10時から。

まだまだ時間に余裕がある為、ベンチでちょっと休憩。

その際、サン友のお一人Yさんがおもむろに出してきたものは、
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215740j:image

前回持って帰ってしまった心願成就の石を入れる袋!
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215657j:image

それも全部手作り。

表の刺繍すらも全て手作り!

素敵☆

 

袋の上にあるひらがなで書かれた和紙にはお香が入っており、これは私がとある方から購入したお香のおまけの塗香

石も塗香も袋にちょうど入る大きさ。

計ったかのような事の運びに、感じるのはありがたいの一言。

 

さて、ここからは本日のもう一つのミッション。

奥之院裏手にある磐座を目指します。

磐座への標識はない為、事前にネットで調べていたルートをまずは探しに行くことに。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214709j:image

こちらの祠の右手に標識はないものの道があり、先を進んでいくと標識が見えてきました。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214702j:image

何かありそうな気配の木々。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215720j:image

更に進んでいくとお目当ての白龍大明神の標識がありました。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215812j:image

大きな岩が早々にお目見え。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215733j:image

あちらこちらに点在しています。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215724j:image
どんどん登っていくと、点在していた岩とは別格の大きな岩が見えてきました。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214735j:image

果たしてこれは自然な切り口なのでしょうか。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214729j:image

そばには五神の窟(中の神所)とあります。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215730j:image

後ろに回るとこれはどう見ても明らかに切り口が綺麗な直線で、果たしてこの大きな岩はどのようにしてこんな形になったのでしょう。f:id:roy-7303-pkbs:20230222214756j:image

色々と想像をかき立てられます。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215743j:image

少し後ろ手には、私が勝手に名付けている木と岩の共生装置。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215727j:image
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214719j:image

一人興奮して岩ばかり撮っていたところに、下からYさんが。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215707j:image

岩に夢中でゴメンナサイ(笑)

ただ、この辺りから私のスイッチが入ってしまい、一人でずんずんと進んだ先に感じる気配。

この木が素晴らしかった!
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214722j:image
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215809j:image
反対側から見た木。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214810j:image

岩もしくは祠の裏手にはビックリするような木が控えていることが多く、今回も多分に漏れず。

必ずしもそうではないのですが、今回のような木を見つけるとどうしても磐座とセットのような気がしてしまいます。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215753j:image

更に奥に入ったところに、『伝説の山 我孫子の峰』とありました。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214715j:image

奥之院の境内に『吾孫子弁財天』があり、『吾孫子』は中山寺の奥之院から頂上への領域の『吾孫子十二神所』と呼ばれる神域。

白龍大明神の磐座があったことからもまさにこの地が神所。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214655j:image

十二神所のうち五神所(白龍大明神)は見つかりましたが、あと七神所は一体どこにあるのでしょうか。

そんな中、雨がパラパラと振り出しこれ以上奥に進むのも心配で、ひとまず下へ降りる道を辿ります。

f:id:roy-7303-pkbs:20230222215700j:image

そんな中、探していた黒八大神の標識を見つけました。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214742j:image

先程の白龍大明神と同様、早々に大きな岩が見えてきました。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215747j:image

【黒八大神】

f:id:roy-7303-pkbs:20230222214732j:image

上へ上がれるよう足場が設けられていますが、縦横にも幅が狭く、歩く際には注意が必要です。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215901j:image

【七神の窟(上の神所)】
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214749j:image

黒八大神は七神の窟とあり、先程の五神の窟(白龍大明神)と合わせると十二。

ビンゴ!です。

 

案内板には『山を司る龍神様~』と記載があります。

龍神様=水神様だと思っていましたが、そうではなさそうです。

そして、気になるのは先程の白龍大明神が五神の窟(中の神所)に対して、ここ黒八大神が七神の窟(上の神所)。

 

五と七

中と上

 

とくれば、三と下があっても良さそうなもの。

調べてみるとありました。

三神の窟(下の神所)は中山寺の奥之院にあたるようです。

(出典元:兵庫
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215717j:image

磐座の上部からサン友御三方を望む。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214800j:image

雨で早々に退散予定でしたが、予定していた2ヶ所の磐座に参拝出来て2つ目のミッションクリア。


寺務所の開く10時も過ぎ、今回の一番の目的、心願成就の石のお守りの完成に向けて奥之院へと戻ることに。f:id:roy-7303-pkbs:20230222215815j:image

前回選んだ石を奥之院左手にあるお水で洗い清め、そして乾かしたのち寺務所へ。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222214725j:image

あとはこちらの工程通り、僧侶の方に梵字を入れて頂き(文字は金か黒かを選ぶことが出来ます。)奥之院で石に願いを込めて完成。

f:id:roy-7303-pkbs:20230308224238j:image

一年をめどに、石をお返しに再度奥之院へお参りです。
f:id:roy-7303-pkbs:20230222215736j:image

願いは沢山あるけれど(欲の塊です)、本当に叶えたいのかと言えばいずれも絶対ではなく、ただ昔に願っていたことは、形は違えどもおおよそ叶っていることに、今日別件で参拝した帰りに気付きました。

 

・通勤が便利

・福利厚生が整っている

・有名企業

・お給料が良い

 

などなど、所謂条件だけで決めた就職先。

気付けば子供の頃願っていたこととは全く異なる、頭で考えたより良い条件に適った就職。

となると、心で思う(願う)ことは蔑ろ。

 

『どうせ、(お金がない、学歴が無い、時間がない、などなど)だから出来ない。』

 

一見正しいようで、でもよくよく心の奥底を覗いてみると、そこには自分に対する言い訳が沢山潜んでいました。

 

働くことは大好きでしたし全く後悔はしておりませんが、きっとあのままでは私の何かが破綻していたのかもしれません。

もしかすると、そうではなく、ただひたすら上を求めて楽しく生きていたのかもしれませんが、今の私には出会えなかった事だけは事実。

 

何が正しくて、何が間違っているのかなんて本人にすら分かりません。

ただ一つ言えることは、自分が納得して選んだ道を歩めるかどうか。

 

心願成就の石に込めた思いは、一年後にはどうなっているのでしょうか。

一年後の登拝が今から楽しみで仕方ありません。

その際は、また同じメンバーで登れたら嬉しい!

 

一人での楽しさとは違った、思いを共有できる方との参拝。

これは病みつきになりそうです(笑)