弘法大師空海作の虚空蔵磨崖仏を後にして、お次は胎内くぐりの文字が見えてきました。
笠置山には滝がない為、こちらの胎内くぐりをすることで身を清めることになるそうです。
胎内くぐりを通り抜けると、またしても目の前には巨石があちらこちらに。
その中でも、こちらは巨石というほどではありませんが道の中央にあった石。
何となく心惹かれた石。
そして、この心惹かれた石の近くだったかどうかは忘れてしまいましたが、このエリアも気になりました。
さてさて、まだまだ磐座巡りは続きます。
お次は太鼓石とあります。
胎内くぐりよりは広い岩と岩の間を抜けると、
またしても大きな岩を左手に進みます。
お次はゆるぎ石。
ゆるぎ石の上からの眺め。
眼前には木津川が広がります。
この一帯で、底は広いもののヒールのある靴で来られている女性に出会い、さすがにこの岩場を目にして引き返されていました。
まだ先があるようです。
鬼滅の刃の影響で、長い棒を持つとすぐ刀になってしまう息子(笑)
木の生命力を感じる衝撃的なワンショット。
今回通った中で一番狭かった岩と岩の間。
通り抜けた岩の足場は石組になっており、人工的に固められているように見えます。
こちらのとっても広く大きな岩は、貝吹き岩というそうで、武士の士気を高める為や、修験者もこの岩に登って法螺貝を吹いたところから名前の由来がきているそうです。
息子、思ったよりも急斜面な岩に恐れをなして途中でリタイヤ(笑)
順路通りに進むとお次は後醍醐天皇行在所跡。
その手前の大きな岩の足元を見ると、お地蔵様が彫られていました。
【後醍醐天皇 行在所跡】
京の都を追われ、奈良、和束も安住の地でなかった後醍醐天皇は、この地に三種の神器とともに行幸され、この地が南朝の皇居となりました。
後醍醐天皇は、この地で「うかりける 身を秋風にさそわれて 思わぬ山のもみじを見る」と詠まれました。
【出典元:境内案内 – 笠置寺 巨石と雲海の山】
階段を上がった先は、このような石で作られた塀がありますが、前面だけ。
いつも通り裏手を散策しようと塀伝いを歩いていくと、後ろ手に塀はなくそのまま入れてしまう簡素な作り(^^;
入れるものの、入ってしまうのは気が引けて散策せずに戻って来ました。
この行在所跡の下方にもみじ公園があり、もみじは時期的にないものの気になった岩があり下りてみました。
こちらの三角錐のような岩が気になりました。
そして、距離は少し離れているものの近くに二股の巨木。
三角錐の三面の内、一面に面するこちらの巨木。
気になりました。
さて、まだまだ続くかと思った磐座巡りですが、お山をぐるりと一周してきたようです。
スタート地点の大師堂に戻って来ました。
大師堂の裏手の岩。
そしてここにきて私の携帯のバッテリー切れに続き、主人の携帯も残り数%。
この先に、初めに境内図を見てからどうしても行きたかった稲荷大明神があり、どうにか2枚だけ写真が撮れました。
【稲荷大明神】
いやー、ここはすごかった。
磐座、巨木、その後ろ手にあるお社。
この3つが絶妙な配置で並んでおり、磐座のエネルギーを巨木が吸い上げ、その巨木に守られお社があるかのような位置関係。
そのお社のエネルギーを参拝者が頂き、感謝のエネルギーと共に磐座へ循環。
そして、巨木、お社へ。
このお社のある少し小高い丘一帯が、エネルギー循環の場のよう。
笠置山。
想像以上にとても面白いお山でした(^^)