自宅から車で2時間半。
いつかはお参りに行きたいと思っていた元伊勢三社(外宮・内宮・岩戸神社)。
昨年、京都府宮津市にある同じく元伊勢と呼ばれる籠神社にお参りに行ってからというものの、その思いは日毎強くなるばかり。
あれから一年。
念願叶ってのお参りです。
元伊勢籠神社の華やかさ、人の多さとは対照的な、目立たずとてもひっそりとした元伊勢外宮。
こちらのこじんまりとしたパッと見簡易的な鳥居。
なかなか珍しい鳥居だそうで黒木鳥居というのだそう。
下記、立札より。
黒木鳥居
樹皮の付いたままの丸太材をもって組み合わされた鳥居で、日本最古の鳥居形式であります。
さて、はやる気持ちを抑えて境内を進みます。
【本殿】
神社の造りなど詳しいことは全く分からないのですが、出雲大社のような雰囲気を感じました。
ここは元出雲ではなく元伊勢ですが(笑)
さて、ぐるりと本殿の後ろに回ると、
二本の巨木。
一同、右側の木の幹に釘付け。
立札には龍登の桧と書かれており、白龍さんになるのだそう。
そしてもう一本の巨木は、立札から龍登の杉で黒龍さん。
下から見上げると、言い得て妙なお姿。
本殿の後ろにこれだけの巨木。
傍目には裏寂れているような感じの境内ですが、目に見えないだけで相当お力のある神様なのではなかろうかと。
あくまでも私が感じただけですが。
さて、境内にはこのように四方をぐるりと囲むかのように摂社が所狭しとお祀りされており、一社ごとに丁寧にお参りされている方もいらっしゃいましたが(後で調べてみると摂社だけで37社!)、私は毎度のことながら、気になる箇所だけに手を合わせてきました。
【風之宮】
本殿を中心に別宮(正宮に次ぐお宮)が四方に配されており、左手前に多賀宮、右手前に土宮。
左奥に月宮、右奥に風之宮とまるで四つの柱が建つかのような配置。
そして、その間を37の摂社が埋め尽くすかのように配されています。、風の各神あり
・四つの柱=四柱推命?
・四つ=四元素?(水・火・土・風)
・土宮=土 、風之宮=風、月宮=(水?火?)、多賀宮=(水?、火?)
風之宮と土宮で四元素が閃きましたが、月宮と多賀宮が火と水になる根拠がなく、そう上手くはいかないようです(笑)
ここで別宮の四社が少し気になり調べてみたところ、三重県にある伊勢神宮の外宮にも同様のお社があり、多賀宮は豊受大御神の荒御魂がお祀りされているとのこと。
豊受大御神は衣食住の神様。
う~ん。
やはり、火と水に明確に結びつける要素はなく、四元素とは結びつかなさそうですね。
さて、さして広くはない境内。
37社全ての摂社にお参りしなければ、お参り自体にそんなに時間はかかりません。
次に目指すは元伊勢外宮から4キロ程離れた元伊勢内宮。
さてここで面白い発見が。
元伊勢三社(外宮・内宮・岩戸神社)の位置関係が気になり調べたところ、元伊勢三社のある福知山市の市章に目が釘付けになりました。
まさかの六芒星!
同じく元伊勢の京都府宮津市にある元伊勢籠神社の絵馬には以前、六芒星(籠)が描かれていたようで、元伊勢籠神社の奥宮にあたる眞名井神社の石碑にも六芒星が刻まれていたらしく、こちらは今は三つ巴紋と置き換えられてしまっています。
何故置き換えられてしまったのかは分かりませんが。
籠神社のある宮津市が六芒星でないことが意外ですが、福知山市と宮津市の元伊勢が六芒星で繋がったような気がしました。
さて、お次は元伊勢内宮。
つづきます。