シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【兵庫/赤穂市】聖徳太子のお導き、秦河勝公が御祭神の大避神社

今年の2月に亡くなった祖母の初盆へ。

僧侶の方にお目にかかるのは今回で2度目になりますが、初めて拝見した際の立ち居振舞いと物腰の柔らかさ、お経を読む透き通った声に今回もただただ感動でした。

それはやはり私だけではなかったようで、『やっぱりあのお坊さん凄いな!』の息子の声に、『お経って歌みたいやな。』とは主人。

前回の帰省時、娘は受験生だった為、今回が初めましてでしたが、心地良いお経の音色に『寝てた。』とはさすが大物です(笑)

 

僧侶の方の何かご質問等ありましたらどうぞ、とのありがたい言葉に図々しくも長々と質問させて頂きました。

 

前回も感じていたことですが、もやは性別を超えた何かであろうことは想像に難くなく、同じ人間としてひとくくりにするのは申し訳なくなるくらい。

 

今回のお話しには『ご縁』いう言葉が頻繁に出てきて、今後もご縁を繋いでいただければと切に思いました。

これもおばあちゃんのお蔭です。

 

お寺を後にする際、よろしければお持ち帰りくださいと様々な冊子や案内がある中で、パッと見て気になった新聞を一ついただいて帰りました。

その場で何気なく新聞をめくってみると、目に入ってきた文字にビックリ!

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聖徳太子の文字。

 

先月から聖徳太子に繋がる出来事が多く、調べていた先で目にしたブログに私のブログが転載されており、その記事を見てみるといつか参拝に伺わねばと自分で文章にしている場所が聖徳太子に関する神社。

 

来月ある方の勉強会に出席するのですが、何についての勉強会かは知らされておらず、先日、聖徳太子についての勉強会である旨連絡が入りました。

 

さすがにこれだけのシンクロがあって、参拝に伺わない理由はなく、新聞の聖徳太子の文字を目にしてあーだこーだと興奮している私を他所に、家族たちはまた病気が始まったといった体(笑)

私が自分で納得できればよい話しなので、これからも私一人が変な人ということで家族との関係は続いていくのでしょう。

 

さて、2月に祖母危篤の連絡を受けた際、聖徳太子の側近である秦河勝公が御祭神の神社が赤穂市にあることを知り、 先程新聞に聖徳太子の文字があっただけに、今日参拝に行かずしていつ行くんや、と鼻息荒く家族を宥めすかしての参拝です(笑)

shironpton.hatenablog.com

 

【大避神社】

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毎度服装がシンクロする二人(笑)

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参道には秦河勝公に関する案内がありました。
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この日も真夏日

アッついアッついと言いながら、タオルを頭に暑さに負けたJkがここに一人(笑)
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以下、私と娘のやりとり。

 

娘:お母さんJKの意味知ってる?

私:(暑さで若干思考回路がおかしな頭をフル回転しつつ)えっ!?

Jはジュニアで、Kはキッズやろ。(どやっ!)

娘:・・・。Jは女子、Kは高校生やで。やっぱり昭和の人は知らんねんな。

 

昭和の方々こんな体たらくで申し訳ありません(笑)

 

さて、うだる暑さにもかかわらず久々に新しい場所での参拝は心躍るものがあり、どんどんと先を急ぎます。

参道の左右にある古き良き港町の民家の間を進み、見えてきた神門から振り返るとご覧の景色。
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母が、祖母が、そして祖父が愛した瀬戸内海の景色。

今こうして見ていても涙が出てきます。

 

境内に入ってもう1ショット。
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向こうに鳥居が見え、さながら瀬戸内海への鳥居のよう。

 

境内を先へ先へと進む息子が、面白いものを発見しました。

 

兵庫県有形民俗文化財 楽船】

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こちらの船は瀬戸内海三大船祭りの1つ「坂越の船祭り」(重要無形民俗文化財)で実際使用されていたもので、楽人が乗り雅楽を奏し他にも十一隻の船が砂越湾に浮かび、調べてみたところ10月の第二土日にお祭りが執り行われるようです。

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その勇姿を称える絵馬が回廊にたくさん飾られていました。

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中央にある絵は船ではありませんが、秦氏雅楽の祖ともされており、雅楽で有名な東儀氏は秦氏を祖先とするようです。

 

こんなことを知る度に、教科書で習う歴史よりもやはり興味のあることは実際に見て感じて調べてみることが本当の勉強に繋がるなと感じます。

 

さて、私の横で立派な屋形船をジーっと凝視していた息子。

おもむろに『なぁ、お母さん、ありがたみんって何?何するやつなん?』と。

何のことかと思いきや、息子の視線の先を見て母(私)は即座に判明しました。

 

ありがたみん=有形民(俗文化財

正しくは、ユウケイミンゾクブンカザイ…。

 

何故その部分だけを切り取って読んだのか。

それも、ありがたみんって。。。

 

息子の勉強嫌い、本を全く読まないことは重々承知しておりましたが、それにしてもあまりにもひどい。

そして、そーいや我が弟が中学に入って社会の教科書を片手に『だいわこっけって何?』と聞いてきたことを思い出しました。

 

だいわこっけ=大和国

 

血は争えないと実感した一コマでした(^^;

 

さて、そんなありえへんやりとりをした後、本殿をふと振り返ると、アゲハ蝶が私の目の前をふわりふわり。

そのままどこかへ行ってしまうのかと思いきや、また私の前に戻ってきてはふわりふわり。
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左へ横切ったかと思いきや、右の方へと進んでいく姿に何だかこちらへおいでと言われているような気がして一人付いていくことに。

 

着いた先にはお社が。

【新宮】

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どなたがお祀りされているのかと中を覗いてみると・・・。

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右手に住吉大社、中央には厩戸皇子と読めるような。

ズーム。

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聖徳太子でビンゴ!

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今日の目的地はこちらのお社だったようです。

ありがたし。


お社の近くに井戸があり、少し気になった為写真に撮っておきました。
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調べてみるとヤスライの井戸というのだそう。

イスラエルと関係があるだとか、諸説あるようですが私に難しいことは分かりません。

ただ、以前訪れた聖徳太子ゆかりの地に井戸があったことを思い出しました。

shironpton.hatenablog.com

 

水の湧き出る所に空海さんの影があり、一時期の参拝時には必ずと言っていいほどに空海さん、聖徳太子役行者がセットのように現れていました。

 

こちらは境内から見える瀬戸内海。

なんとも清々しい。
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天満神社
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境内の中に一本、幹の太い木がありました。
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木の根元に句碑がありました。
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ひょんの実に似たるうつぼで流れ着き 梅原猛
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梅原猛氏で調べていると、面白い報告書を見つけました。

http://www.kanbun.org/2007/070101nihonnochie/070101nihonnochie_report.pdf

【出典元:持続可能な社会形成に役立つ日本の伝統的知恵の発掘とその国際貢献のための研究第一次報告書 】

 

内容は今の日本、そして世界にとってとても必要な事のように思います。

それにしても、毎度のことながら思いますが、こうしてブログにするにあたって、調べて調べて横道に逸れているようで必要なことに出会うこの不思議。

感謝しかありません。

 

神門裏手には仁王像。
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表には随身

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そして両脇には狛犬さん。

 

境内には、私以外に1グループのみ。

のんびり参拝させて頂きました。

 

さて、そんな私ののんびり参拝に家族の姿はなく、とりあえず参道を下り貝殻拾いをしたいと言っていた子供達がいるであろう海岸沿いへ。
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日影のベンチでのんびりしている三人を見つけました。

 

正面には秦河勝公の墳墓とされている生島が見えます。
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島の左端には鳥居が見え、立入禁止の禁足地。f:id:roy-7303-pkbs:20240815103237j:image

後ろを振り返ると、秦河勝公が御祭神の大避神社がある茶臼山

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茶臼山と聞いてすぐに思い浮かぶのは、大阪市天王寺区にある茶臼山

聖徳太子四天王寺と同時期に建立されたと伝わる堀越神社がある場所です。

 

shironpton.hatenablog.com

 

shironpton.hatenablog.com

 

shironpton.hatenablog.com

 

更には私の住む高槻市のお隣茨木市茶臼山古墳があり、宮内庁が認める継体天皇陵として認定されています。

ただし、近年は文化庁が認定している高槻市の今城塚古墳が本来の継体天皇陵として有力な説となるようですが。

shironpton.hatenablog.com

 

継体天皇聖徳太子は曾祖父と曾孫の関係。

 

ふと感じたのは、地名は人間にとっての遺伝子のようなものなのではないかと。

日本国体の遺伝子が地名。

地名に脈々と遺伝子情報が刻まれていますね。

 

聖徳太子のお導きと言えばたいそうかもしれませんが、あと2カ所聖徳太子繋がりで参拝に伺わなければならない場所を思い出しました。

どちらも大阪。

久々シロンプトンでの参拝となるのでしょうか。(ここ最近運動不足気味(^^;)
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そして、今あまりにビックリして思わず声が出てしまいましたが、私の祖父母は父方母方共に秦河勝公の墳墓とされる土地に近い場所に住んでいたことに気付きました。

 

今まで考えもしなかったことが、こうして自分の直感を信じ、行動することで新たな気付きへと繋がること。

 

私の大好きな言葉

和を以て貴しとなす

 

聖徳太子のいる時代に生き、そしてその教えと共にあった前世であればこの上なく嬉しい。

 

こんな私の願いに即座に返答していただけたのか、ブログを作成した日の夜、夢で同じ次元でなければ並走出来ない旨、告げられました。

 

側から聞いたらなんのこっちゃやらですが、私にとってはとても大切なこと故、備忘録。