以前訪れた大阪は茨木市にある佐奈部神社。
神主さんがおすすめして下さるままに水無瀬神宮へ行き、そこで出会った御神水がとても美味しく。
それ以来、週末は御神水を頂くことが習慣となりました。(といってもまだ2回目ですが笑))
ところが先週末は立ち寄る時間がなく、であればと向った先の滋賀県で御神水のある場所を探すことに。
朝からの土砂降りがちょうど止んだ鳥居前。
建部大社へとやってきました。
御祭神は日本武尊。
名前からしてすでに凛々しく、古代日本史の英雄ですね。
参道にはこのような説明書きのボードが並んでおり、
日本初の千円札に印刷されていたのは、建部大社と日本武尊だったそうです。
日本武尊の説話が記載された中で、こちらの話しは初めて知りました。
左の大きな白い猪は伊吹山の神様だそうで、もののけ姫の乙事主を連想させます。
こちらも参道にあったボードの一部ですが、確か年表のようなものだったと思います。
ひとしきり見終わると、ちょうど手水舎に到着。
後ろに御神水の立て看板が見えます。
【立て看板より】
当社では御神水として、エンコより自噴している霊水をお持ち帰りいただくことが出来ます。
<エンコとは?>
地下100mぐらいの水脈より噴出する自噴式井戸のこと。
当地区独特の古くから伝わる呼び名であり、昭和三十年頃までは瀬田のあちらこちらで見られ、共同で利用されていました。
ご神水は最後に頂くことにして、先にお参りです。
神門
もっと遠くから撮れば良かったのに・・・な三本杉。
真っすぐ天に向かって伸びる様は、見ていて清々しかったです。
拝殿手前の狛犬さんは芸達者とみました。
逆立ちです!(^^)!
そして、左手の狛犬さんは少し厳めしい感じがしました。
狛犬さんに気を取られ肝心要の拝殿の写真は撮っていませんでした(^^;
さて、右手にある池が気になる息子についていくことに。
大きな鯉が沢山泳いでおり、橋の上に立つと口を開けてパクパクと、エサのおねだりでしょうね。
橋を渡った先に、縁結びの神様、大野神社のお社がありました。
御祭神は草野姫命(かやのひめのみこと)。
こちらの狛犬さんも拝殿の狛犬さんと同様、年代を感じさせる好きなタイプの狛犬さんでした。
息子は将来のお嫁さんのことをむにゃむにゃとお願いしております。
先程の池に流れ込む滝の箇所辺りに桧山神社遥拝所。
建部大社の境外末社としてここより北側に桧山神社があるそうで、こちらは遥拝所にあたるようです。
御祭神は伊邪那美命、大山祇命、息長足姫命(神功皇后)、武内宿禰大臣、住吉大神。
ここで御祭神が少々気になり調べてみました。
【大山祇命】
・お酒の神様(酒解神)、山の神様、そして海の神様
私の知っているのはこの程度。
でも、何だか少し引っ掛かり調べてみたところ
『古事記』では、神産みにおいて伊邪那岐命と伊邪那美命との間に生まれた。その後、草と野の神である鹿屋野比売神(野椎神)との間に以下の四対八柱の神を生んでいる。
【出典元】オオヤマツミ - Wikipedia
草と野の神である鹿屋野比売神(野椎神)
といえば、先程お参りした大野神社の御祭神は草野姫命(かやのひめのみこと)で、漢字は異なりますが、音が同じ。
日本の神話あるあるですね。
・鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)⇒古事記
・野椎神(のづちのかみ)⇒古事記における別名
・草祖草野姫(くさのおやかやのひめ)⇒日本書紀
・野槌(のづち)⇒日本書紀における別名
【出典元】鹿屋野比売神・草祖草野姫・野椎神・野槌 | 「いにしえの都」日本の神社・パワースポット巡礼
お次は、
・仲哀天皇の妃。
⇒となると、神功皇后からみると日本武尊は義理の父にあたります。
【武内宿禰大臣】
【滋賀】 姨綺耶山(いきやさん)長命寺で巨石と出会う - シロンプトンでパンとお参りと
・360歳まで長生きされた?
・神功皇后の臣下
【住吉大神】
以上のことから、桧山神社遥拝所の神様は、
伊邪那美命の子供、大山祇命と近く大野神社にお祀りされているお妃にあたる草野姫命。
そして、日本武尊のお子、仲哀天皇のお妃息長足姫命(神功皇后)とその臣下である武内宿禰大臣に、三韓征伐でご加護を授けられた住吉大神
と、面白い発見でした。
さて、お次は武富稲荷神社。
その左手に八柱神社。
こちらの神社でひときわ目を引いたのが、こちらの狛犬さん。
焼きものだと思うのですが、目が生きているよう。
歯並びも綺麗(笑)
足元の台座も見たことのないタイプで、レンガ調?とでもいうのでしょうか。
沖縄のシーサーを彷彿とさせるお姿です。
神宮遥拝所
木の根は『彌栄(いやさかえ)の御神木(産霊(むすび)の樹)』
松の根になるそうで、かつてのご神木になるそうです。
枯れていても、生きているような感じを受けました。
こちらの宝物殿に気になった女神座像が保管されているそうで、社務所で拝観が出来るか確認しようと思いながらも、後で気が付いたパターンです(^^;
次回必ず!
こちらは、先程大野神社へと続く橋を渡った池に出っ張るような形で設置された板場のような箇所。
単純な私は、朱塗り、池、となると弁財天様がお祀りされているお社があるのでは?
と想像してしまうのですが、どうもそのような跡もなく。
鯉に餌をあげる場所?
何だかスッキリしないものを感じながらも、続きます。