さて、お次はどんな神社なのでしょうか。
【樹下神社】
御祭神は玉依姫命
扁額がとても立派です。
参道を歩いている時点で、とても良い神社だとは感じていましたが、手水舎を見て確信。
溢れんばかりの清らかなお水に、この手水鉢の自然の造形美と言わんばかりのこの造り。
良いお水が境内をながれているようです。
拝殿の大きさとは打って変わってこちらが本殿。
玉依姫命がお祀りされているお社。
その右手に摂社
その奥まった位置にまたしてもお社
手前に可愛らしい牛。
その後ろには対になったかのような杉の木
こちらが本殿では?と言わんばかりの立派なお社です。
このお社のあたりの木は素晴らしく、
参道前の雰囲気とは一変します。
またしても奥に続く道があり、もうこうなると行ってみないと気が済まず、先に進みます。
少し前まで山ビルで騒いでいたのは何だったのか。
見ている先は足元よりもこの先にある、何か。
我ながらゲンキンなものです(^^;
またしても鳥居が見えてきました。
簡素ながらも、境内の奥まった場所にお祀りされているだけで何かを感じずにはいられません。
中央に白玉大明神とあります。
この辺りの木もとても立派です。
こちらは幹が空洞ですが、それでも溢れんばかりの生命力。
この木とは別に、更に奥にとても気になる木があり、ただもう道がなく、さすがに山ビルに噛まれたばかりの足で道なき道を行くのは憚られ、今回は見送ることにしました。
どう見ても、この木だけが他とは異なりました。
名残惜しいですが、諦めも肝心。
戻ってきて本殿左手の摂社。
その近くにお稲荷さん
参拝前ではわからなかったこの景色。
この参道を下りながら、こちらの樹下神社は琵琶湖を望む形でお祀りされたのではないかと。
参道から続く先の道も琵琶湖まで途切れることなく、まっすぐに続きます。
昔は、その続く道も参道だったのかもしれません。
樹下神社背後のお山のご神気を樹下神社を通して、参道から琵琶湖へ送っているような。
ふと、今しがた
お山=母(なる大地)
参道=産道
琵琶湖=羊水
のような図式が浮かびました。
こうやって思い返してみると、一日で起きたとは思えないくらいに密度の濃かった一日。
よきお参りとなりました。