家族の利害が一致した週末のサイクリング。
息子:山間部、坂道盛りだくさんのサイクリング希望!
娘:高槻から移転した乾物屋スモールさんに行きたい!
私:上記全て+店長のまどかさんに会いたい!
主人:みんなが揃うならそれで良し
さて、茨木の山間部を本日のナビ(←主人ともいう)が不調でなかなか目的地へ着けず、坂を上っては下っての繰り返し。
そんな中、結構な坂道を上がった先のカーブ上に素晴らしい木のある神社を発見。
【宇賀大善神】
宇賀と聞いて思いつくのは宇迦之御魂神(うかのみたま)
宇賀神を調べてみました。
その姿は、人頭蛇身で蜷局(とぐろ)を巻く形で表され、頭部も老翁や女性であったりと諸説あり一様ではない。
元々は宇迦之御魂神などと同様に、穀霊神・福徳神として民間で信仰されていた神ではないかと推測されているが、両者には名前以外の共通性は乏しく、その出自は不明である。
また、蛇神・龍神の化身とされることもあった。
この蛇神は比叡山・延暦寺(天台宗)の教学に取り入れられ、仏教の神(天)である弁才天と習合あるいは合体したとされ、この合一神は、宇賀弁才天とも呼ばれる。
竹生島宝厳寺に坐する弁天像のように、宇賀神はしばしば弁才天の頭頂部に小さく乗る。その際、鳥居が添えられることも多い。
出自が不明で、経典では穀霊神としての性格が見られないことなどから、宇賀神は、弁才天との神仏習合の中で造作され案出された神、との説もある。
【出典元:宇賀神 - Wikipedia】
ナビ不調の原因は、こちらの神社へご挨拶をする為だったのかもしれません。(ということにしておきます(笑))
一惚れしたのが境内にあるこちらの木。
台座が壊れてこの岩の上に置いたのか、はたまた最初から台座はこの大きな岩だったのか、なんとも面白い石灯篭。
そして、祠の裏に回りこんだ息子が『あった!』と一言。
表面に文字は彫られている形跡は見当たらなかったので、石仏や石碑ではないかとおもうのですが、祠の裏手に鎮座されているかのような佇まい。
小さいお社ながらも、木と岩が揃った見どころ満載の宇賀大善神社でした。
さてお参りも済んで、さぁ石階段を降りようとしたらこの有様。
続く坂道でケタケタと、膝の笑いが止まりません(笑)
そんな下半身ボロボロ状態で漕ぎだした先はまたしても道が違ったようで(やはりナビ不調(笑))、Uターン。
引き戻した先も、また新たな坂(笑)
さーかみち続くーよ、どこまでもー♪
やっと目的地へ着きました。
大好きなお店乾物屋スモールさん
乾物屋スモール│大阪府高槻市塚脇 - 乾物屋スモール| 生産者さんの顔が見える乾物量り売りのお店
乾物屋スモールさんのある場所は隠れキリシタンの里、茨木市は千提寺地区。
お隣のすぐ横にキリシタン遺物資料館があり、その道を挟んでのお隣さんのお宅からあのかの有名なフランシスコザビエルのイラストが発見されたそうです。
伺った話しによると、一子相伝、長男のみに引き継がれたザビエルのイラスト。
あの有名な教科書に掲載されているイラストです。
そもそも高槻城主であった高山右近がキリシタンであり、その領地であった千提寺地区は隠れキリシタンの里として大正9年9月までの300年間、公にされることはなかったそうです。
そんな聖フランシスコ・ザビエル像の発見100周年記念として、キリシタン遺物資料博物館で企画展が開催されています。
【開催決定】「聖フランシスコ・ザビエル像」発見100周年記念 キリシタン遺物史料館企画展「ザビエル・ストーリー」/茨木市
会期は9月16日~10月12日までだそうで、ご興味のある方は是非。
教科書で見た、知っている、読んだ程度の分かったつもりだった勉強が、少し身近に感じました。
やはり、体感、経験に勝ることなしの瞬間です。
こちらは帰路、お弁当を広げてお菓子を食べてエネルギー補給をさせて頂いた場所。
テントウムシに、かまきり、バッタにチョウチョと、次々とあいさつに来てくれる生き物に、何だか楽しいサイクリングとなりました(^^)