さて、鎌達稲荷神社をあとに竜と坂本龍馬に関係する神社に行く予定が、何だか見覚えのある通りに差し掛かり、目にした神社は以前気になりつつもタイムアウトでお参り出来なかった神社。
こちらの神社は、以前西院野々宮神社の御朱印を頂きに今宮神社から走っていた際に通り過ぎた神社です。
そりゃ、目の前を通ったら通り過ぎるわけにも行かず、これも何かのご縁。
お参りに立ち寄らせて頂きました。
【御祭神】素戔嗚尊神を主祭神とし、宇賀御魂御命、伊弉冉命を配祀
御供石の立札がありますが、一体どこにあるのかと奥を覗いてみると
ありました!
根元の木の根といい、ちょっとすごいエリア。
大々的に宣伝というのか、表示されていないので見過ごしてしまいそうですが、側にある木の根といい、一見の価値ありです。
その御供石、自動センサーの手水舎からも確認できますが、側に立札が無い為、手水舎だけの利用であれば気付かない方がほとんどかもしれません。
(手水舎後方に注連縄がかかった御供石)
境内には年季を感じさせる狛犬さん。
一瞬目の錯覚かと思う拝殿。
横に広く、左右対称のような形ですが、良く見ると屋根の部分が異なります。
こちらの拝殿、左右で分かれており、左手は素戔嗚尊がお祀りされている元祇園梛神社。
そもそも、なぜ元祇園神社と呼ばれているのか気になり、調べてみました。
社伝では、貞観11年(869年)3月朔日に京での疫病流行により播磨国広峰(広峰神社)から牛頭天王(素戔嗚尊)を勧請して鎮疫祭を行った際、牛頭天王の分霊をのせた神輿を梛の林中に置いて祀ったのが創祀という。
その後、牛頭天王の神霊を八坂に祀って祇園社(八坂神社)を創建する際、梛の住民が花飾りの風流傘を立て、鉾を振って楽を奏しながら神輿を八坂に送ったといい、これが祇園会の起源であるとしている。また、このことから梛神社は「元祇園社」と呼ばれるという。
【出典元:梛神社 - Wikipedia】
八坂神社に元祇園社があったとは、初めて知りました。
元伊勢、元出雲、元春日、そして先程お参りした鎌達稲荷神社は元稲荷。
神社へ行くことが観光ではなく、お参りを主目的とするようになってから同じ神社への参拝でも気付くことが沢山あり、こうやって神社のルーツを辿っていくこともとても面白く、勉強になります。
見渡せば学ぶべきことは沢山あり、自分が学びたい事は学校の勉強とは違った面白さがあり、一生を通して学び続けたいと改めて思います。
右手は隼神社。
【御祭神】武甕槌神(隼大神)を主神として、経津主神、塩土神、手力男神が配神
こちらのお社は力強い神様の面々。
拝殿以外に、境内には摂社が二社ありました。
【川上稲荷社】
地主神の【田中神社】
北側の鳥居から参拝しましたが、東側にも鳥居がありこちらにも狛犬さん。
東側の鳥居から入ると、ちょうど正面に拝殿となります。
日の出が射す位置に拝殿ですね。
その拝殿左手にあたる社務所の一帯はとても清々しい空間でした。
そんな清々しい社務所の前には、こんなに可愛い手水舎があるのです。
ガーコのお風呂みたい(笑)
そして、ビックリしたことに御朱印の数がビックリするくらいに多く、見ているだけで楽しいエリアです。
他にもまだまだありましたが、さんざん見はするものの結局いつも最初にお願いする御朱印はシンプルな昔からある御朱印です。
そして、先程の鎌達稲荷神社と同様、こんなところにこんなお守り!
自転車バカ好きな息子に最適な自転車お守り。
緑は残り一つで、緑好きな息子。
これは買わなきゃいかんでしょと息子と即決。
ふらりと立ち寄った梛神社でしたが、とても良いご縁でした。
そして、今調べていて初めて知りましたが、こちらの梛神社の御神木の梛の木は、葉の葉脈が引っ張っても切れにくく丈夫なことから
『縁が切れない』
『ご縁を結ぶ』
とご縁繋がりのご神徳があるようです。
そんな交通量の多さも忘れてしまう境内は、木が境内を護っているのが一目瞭然なご神域。
さて、お次こそは竜と坂本龍馬に関係のある神社へ。
つづきます。