シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都】今宮神社 弁財天の木々と花傘繋がり

東門から境内へと入っていた時はあまり気にもとめていなかった箇所がありました。

東門入って左手すぐの宗像社。

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楼門から見ると、入ってすぐ右手に東を向く形で配されているお社です。

 

ここのお社の何に惹かれたかと言うと、この木の根。
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お社の礎石にあたる部分にナマズの絵があると立札に記載があり見て見ると、
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消えかかってはいますが、確かにナマズの絵のようなものが見てとれます。
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ナマズは弁天様(宗像社)のお遣いだそう。

 

さて、お社前のご挨拶は早々に周りの木々と戯れます。

石の柵はもう無意味な木の根(笑)

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こちらの木の根もすごい生命エネルギー。
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上部も雄々しい感じ。
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まだまだ宗像社の周りには素晴らしい木が沢山。
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この木の根の側に石で囲まれた溜め池の跡のようなものがあり、水が引かれていたのではないかと思われます。
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楼門よりも、この木の根の素晴らしさにちょっと興奮気味(笑)

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こちらの木の根もすさまじく、
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上部は思うがままに捩じれ、二股に分かれていました。
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橋が架かっていることから、やはり水が引かれていたのではないかと。
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素晴らしい木はまだまだ続きます。
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枝の湾曲っぷりに目がいきました。
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こちらの木は、木の皮が鱗模様のようになっていました。

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宗像社の側には神馬舎。
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東門から、宗像社の全景を見ると、
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朱塗りの橋に、水(池、川)とくればな弁天様のお社。

一見、何の変哲もない小さなお社のようなのですが、見るとその場に入るでは全然違うと実感した宗像社周り。
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今宮神社の境内で、一番心惹かれた場所でした。

 

境内でもう一か所目を惹いた場所はお手洗い裏の木々達。
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御手洗いの裏手には立ち入れないようになっていたので詳細は分からないのですが、この一帯も木々のエネルギーを強く感じました。

 

さて、今宮神社の境内を後に、楼門から目の前の道を南下していくと両脇に狛犬さん。
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むかしむかしは、この辺りは今宮神社の参道だったのかもしれません。

 

頂いた御朱印に薄紙が一緒に挟まれていました。

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見るからに花傘。

先程お参りした玄武神社の玄武やすらい祭りで使用されるのは、花傘

無形文化遺産の玄武やすらい祭りの花傘は、玄武神社が発祥の地

 

少し気になり調べてみました。

 

現在は、今宮神社(紫野今宮町)、玄武神社(紫野雲林院町)、川上大神宮(西賀茂南川上町)、上賀茂(上賀茂岡本町)の4つのやすらい踊保存会によって伝承されており,踊りかたや囃子言葉はそれぞれの保存会により相違する。

やすらい祭の発祥は、玄武神社であるとされる正式な書物が玄武神社に保管されている。玄武神社では「玄武やすらい祭」「正統やすらい祭り」といわれている。

 

花傘を使用するやすらい祭りは、今宮神社、玄武神社、川上大神宮、上賀茂神社で個別に保存会が存在するよう。

その4つの中で発祥元は玄武神社とあります。

更にWikipediaの説明は続きます。

 

毎年4月の第2日曜日(上賀茂のみ、葵祭と同じ5月15日)に行われる。花傘を先頭に、風流(ふりゅう)の装いを凝らして、鉦(かね)や太鼓をたたき、踊りながら氏子区域をくまなく練り歩き,疫病を納める最後に神社に参拝して(それぞれの保存会により相違する。)、無病息災を祈願する

囃(はや)したり踊ったりするのは、豊かな稲の実りを祈るとともに、花の精にあおられていたずらをして回る疫神を、踊りの中に巻き込んで鎮めるためといわれている。 

今宮やすらい,川上やすらい,上賀茂やすらい(今宮遥拝)は,今宮神社の疫神(やくじん)を参拝する。

玄武やすらいは,今宮神社の疫神(やくじん)を参拝は行わない。 祭の行列は、「練り衆」と呼ばれる。旗、榊台(さかきだい)、唐櫃(からびつ)、鉾、御幣(ごへい)などの後に、花傘を先頭に20名(各保存会により人数は相違する。)ほどの踊りの一団が続く。この一団には、世話役のほかに、間鼓(子鬼)、大鬼(鉦、太鼓)、囃子方(笛)がおり、赤毛・黒毛の鬼たちが、笛や太鼓のお囃子(はやし)に合わせて、長い髪を振り乱しながら、「やすらい花や」の掛け声とともに踊り、練り歩く。

【出典元:やすらい祭 - Wikipedia

 

花傘を先頭に、疫病を治めるやすらい祭り。

玄武神社で宮司さんがやすらい祭りを開催できないこともどかしさをおっしゃっていましたが、

 

『コロナ禍だからこそ!』の想いと、

『コロナ対策としてやらねばならないこと』

 

の狭間での判断は、宮司さんとしてとても苦しいものだったのではないかと思います。

 

それにしても、偶然と笑ってしまえばそれまでですが、偶然お参りした神社が花傘で繋がり、その花傘が象徴することは疫病を治めるということ。

それもこのコロナ禍での計らい。

 

心憎い演出に、『やはりこれだからお参りは止められない・・・。』と思わずニヤリとしてしまう瞬間です。

 

さて、このあと京都駅で娘と合流する予定が、せっかく南下したのであれば西院春日神社に立ち寄って、前回お参りに行った西院野々宮神社の御朱印を頂いてくれば良いのではなかろうかと、ちょっと欲を出して西院へ。

shironpton.hatenablog.com

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西院野々宮神社を後に、気付けば前回同様西京極の川沿いへと辿り着くと13時過ぎ。

いい加減お腹も空き、これまた前回と同様同じベンチでおにぎりを食べることに(笑)
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このカラスが、妙に私と距離を詰めてくるのです。
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この雀も(笑)
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妙な距離で近づいてくるカラスは目が合うと、後ろにピョンと下がるものの逃げるでもなく、また近寄っての繰り返し。

 

私のおにぎりが欲しいのは一目瞭然。

 

久我神社の八咫烏で親近感のようなものを感じていたこともあり、少しですがおすそ分けしておきました。

 

さてさて、娘と京都駅での合流はもう間に合うわけもなく、ここまで来たら帰れるところまで自転車で。
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高槻です(笑)
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この芥川沿いの坂道を上がればあともう少し。

 

今宮神社から自宅まで40キロ弱。

帰ってこれました。

京都駅から今宮神社までの走行距離を含むと、この日で50キロ程走ったことに。

 

京都から自宅まで自転車で帰ること2回。

意外と出来るもんですね(笑)

 

頭で考えるよりも、まず動く。

私に足りない要素を、こうやってお参りすることで補っているような気がします。