シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都】久我神社、樹齢600年の御神木

玄武神社から北上した先で出会った神社。

 

賀茂別雷神社 境外神社【久我(くが)神社】

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【御祭神】賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)

賀茂県主(賀茂氏)の祖神。

上賀茂神社祭神の賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)の祖父にあたり、 神武天皇の東征で先導した八咫烏(やたがらす)と同一視される。

 

【出典元:久我神社 (京都市北区) - Wikipedia

 

伏見区にも同じ漢字で読みが異なる久我(こが)神社が存在します。

久我神社の存在を知ったのは、先日お参りで訪れた神足神社を調べていた時のこと。

shironpton.hatenablog.com

 

神足神社の御祭神である天神立命は山背久我直等の祖先とされており、伏見区にある久我(こが)神社の境内社 歯神社の御祭神。

 

天神立命高御産巣日神の孫。

邇芸速日命(にぎはやひ のみこと、邇邇芸命の前に天孫降臨した神)の天孫降臨に同行しました。

天神立命は山背久我直等の祖先になったともいわれます。

古い時代にこの地を支配した豪族が祖先を祀っていた可能性もあります。久我神社(伏見区)にも同じ神様がお祀りされています

古代には久我神社を作った一族が長岡にもいたのかもしれません。

 

【出典元:神足神社 の紹介|京都府長岡京市 | 開運日和

 

 

上賀茂神社には賀茂別雷命(子)

下鴨神社には賀茂建角身命(祖父)、玉依姫(母)

 

が祀られており、久我神社(伏見区)の御祭神と全く同じ。

 

 

参道を進んで目に入ってきたのは、根元から切り倒されていますがきっと御神木。
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高さはなくとも、枝はなくとも、生い茂る葉はなくとも、この根が悠々と語ってくれるかのような存在感。
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根元には、沢山のすみれが咲いていました。

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調べたところ、樹齢600年にもなる木だったそう。

 

手水舎の『こころ』と書かれた手拭いがなんとも心憎い。
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拝殿前の提灯には二葉葵の御神紋。
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双葉葵の御神紋といえば、賀茂氏秦氏にゆかりのある神社や寺院の御神紋。

参拝したことのある神社で思いつくのは、

 

 ・日吉大社 東本宮

 ・松尾大社

 ・賀茂別雷神社上賀茂神社

 ・賀茂御祖神社下鴨神社

 ・木嶋坐天照御魂神社木嶋神社蚕ノ社

 ・広隆寺太秦寺)

 ・伏見稲荷大社

 

キーワードは磐座、発酵、養蚕、神南備山。

他にもまだあるのかもしれませんが。

 

【拝殿】
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拝殿後ろの木々。

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木々の隙間から覗いた先に、一本気になる木を見つけました。

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明らかに他とは異なる木。

面白い。

 

木々の手前には彩りの桃。
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入ってきた東側と真反対の西側にも鳥居がありました。
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掲示板より、気になった箇所を下記抜粋。

この付近は大宮の森と呼ばれ、神社付近にはその面影を残す巨樹が繁茂し、また、祭神の伝承から古代氏続の賀茂県主との関係も深く・・・

 

久我神社の境内に残る樹齢600年の御神木の根。

そして、拝殿裏手にある気になった木。

どちらも他を圧倒するばかりの巨樹で、大宮の森の面影を残しているかのよう。

 

そして、偶然なのかどうなのか伏見区にある久我神社の所在地は久我森の宮町。

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久我神社(伏見区)の周りがどのような状況なのかは分かりませんが、久我神社(北区)の周辺が大宮の森と呼ばれたのと同様、深い森に包まれているのかもしれません。

 

そして、こんなタイミングで今から久我神社(伏見区)に行く流れとなり、心は久我神社の森です(笑)

 

そんな森に思いを馳せながら、こちらは西側の鳥居の側にあった木。
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湾曲した枝振りは見事としか言いようがなく。 

 

振り返った先の境内は規模は決して大きくはないものの、大小だけでは決して図れないものを感じます。

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さて、これからどこへ向かおうかと何気なく空を見上げると面白い雲。

雲に誘われるかのように向かった先には神社がありました。
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つづきます。