シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都/上京区】上賀茂神社の二葉葵と、二葉姫稲荷神社

藤木社をあとにし、3年ぶりにやって来たのは上賀茂神社

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この日は境内がとても賑やかで、鳥居の前には神馬が来られていました。
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あとで神馬餅食べるの(笑)

とは、言ってはいませんが本物のお馬さんはやはり良いですね。

いつもとは違うことがあると、何か良いことがありそうな気がして仕方がありません。

 

この木がちょっと異彩を放っており気になりました。
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奥には幕がかかっており、太鼓のような音も聞こえてお祭りなのか、結局最後の最後まで何が行われていたのかは分かりませんでした。
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幕の中が気になりつつも、まずは本殿へとお参りです。

朱塗りの色が美しい楼門が見えてきました。
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日曜日、そして晴天ということもあってかなかなかな人の賑わいです。
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参拝される方は、右側に整列し順番を守ってお参りされていました。

こういう場面を目の当たりにすると、やはり真面目な日本人ならではなのかなと思ってしまいます。
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左手の赤い看板には『国宝・本殿特別参拝とご神宝の拝観』とあります。

この後宮司さんが出て来られよろしければ御参拝下さいのお声がけに、主人息子と三人で拝観することに。

 

受付で拝観料(大人500円。中学生以下無料)を納めると、紙製の浄掛をいただきました。こちらを首から掛けてお祓いを受けます。

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『参拝記念にお持ち帰りください』と浄掛の裏面に記載があり、ありがたく頂いて帰りましたが、大半の方は納札所におさめて帰られていたようです。

 

お祓いを受けた後は、通常一般の方が立ち入ることが出来ない権殿近くへと進み、その場で宮司さんから興味深いお話しを伺うことが出来ました。

 

 ・権殿・本殿・渡り廊下は上賀茂神社の御神紋の二葉葵を表している。

 

 ・本殿、権殿各々の左右に配置されている右の金の獅子(ネコ科)と左の銀の狛犬(イヌ科)は相反するもの。ネコとイヌ。金と銀。その相反するものを統合するのが陰陽思想。

 

 ・立砂の頂上に挿してある松の葉は二本と三本。偶数と奇数。ここにも陰陽思想。

 

ふと思ったのは、二と三を合わせたら五。

陰陽五行の五という意味なのでは?

偶数と奇数であれば、二と一でも良いはず。

 

 ・権殿と本殿に描かれている絵は、獅子と狛犬を炎で浮かび上がらせ、その影を絵として描いたもの。獅子と狛犬が権殿、本殿に封じ込められている。

 

お話しを伺った後は、社務所裏手にある高倉殿でご神宝の拝観。

なかなかない機会に恵まれたのも、鳥居前で神馬さんに出会ったからでしょうか。

ありがたいご縁でした。

 

さて、楼門を出ると何やらまたしても心地良い鈴の音が左手から聞こえてきます。

 

こちらは楼門前を流れる御物忌川のほとりに鎮座する

【川尾神社】

御祭神:罔象女神
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鈴の音の元は、この先にある新宮神社で巫女さんが鈴を持って舞われていました。

調べてみると第二・第四日曜日は巫女さんが御神楽祈願をされているそうです。

 

【出典元:新宮神社 | 賀茂別雷神社(上賀茂神社:かみがもじんじゃ)公式Webサイト

 

川尾神社の前では御物忌川。

南下して岩本社の前を通る頃にはならの小川へと名前が変わります。

【岩本社】
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このまま賀茂山口神社の前を通り過ぎ、目に入ってきたのがこちらの岩と木。
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そばには朱塗りの鳥居が連なる二葉姫稲荷神社の石柱。
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上賀茂神社への参拝はこれで3度目となりますが、二葉姫稲荷神社の存在を初めて知りました。

 

鳥居を抜けた先には、八嶋龍神のお社。
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『八』と『龍』いう文字から八岐大蛇を連想してしまいます。

 

【御由緒書】

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【天之斑駒(あめのふちこま)社】
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天之斑駒という名前を初めて目にしましたが、高天原にいたとされるまだら毛の馬だそうです。

 

まだお社は続きます。

金比羅宮】
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【御影龍神
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後ろ手にある木が気になります。

 

一番奥に

【二葉姫稲荷神社】
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ちょっと厳めしい感じのお社続きでしたので、『姫』と付いているだけでも少し和らぐような気がしないでも(笑)

 

さて、元来た道を戻ります。
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朱塗りの鳥居を抜けると、一番最初に目に入った岩と木。
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個人的にこの一帯がとても気になりました。

出来ればこの手前のベンチでゆっくりしたいところですが、ちょっと時間がなく、後ろ髪を引かれつつも退散です。

 

この日は4月の中旬とは思えない夏日。
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ならの小川のそばで、一人で本を読む人やお昼寝をする人、かと思いきや家族でお弁当を食べているそばで、お茶をしているグループ、更には小川に入って水浴びをしている人等々、ここが神社だとは忘れてしまうくらいの大賑わい。

 

私が知らないだけかもしれませんが、神社の境内でこんなにも思い思いに時間を過ごすことが出来る場所はそう滅多とないと思うのですがどうなんでしょうか。

 

三度目の正直ではないですが、上賀茂神社の三度目の参拝で感じたのは

『大らか』、『懐が広い』

そんな印象を受けました。

 

20年ほど前に参拝に来た時とは全く様相が変わった一の鳥居前。
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整備がどんどんと進んでいるようです。

 

さてさてこの後は、お楽しみの神馬餅。
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出来たてをその場でいただきます(^^)

気温も暑く、神馬餅も熱くでしたが、疲れた身体に心地よい甘みでした。

 

さてこちらは二の鳥居入ってすぐ、立砂の前に仮設テントで販売されていた二葉葵。

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1ポット1,000円と、園芸店で苗を購入することを考えれば決してお安くない値段ですが、上賀茂神社は園芸店ではありませんしね。

自分の出来る事でお役に立てればと、1ポット購入しました。

 

ちょうど鉢が一つ空いたところでしたので、これも何かのご縁でしょう。

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大事に育ててお花を咲かせたいと思います。

 

神馬に出会い、特別参拝、そして二葉葵の苗。

いつもとは違ったことが重なったこの日は、天一天上始まりの日だったそう。
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4月25日までの16日間は天一天上。

自宅、特に水回りを清潔にし祓い清めて障りなく。

 

お参りをするごとに、自身の生活する場の浄化が大切なことに気付かされます。

 

外だけ、見た目だけではダメ。

内が整って、初めて整ったものが外に出る。

 

表裏一体。

陰陽和合。

 

気付きを頂けるお参りに感謝です。