阿倍王子神社から自転車で5分もかからない場所に次なるお参りの神社はありました。
【安倍晴明神社】
安倍晴明と言えば、陰陽五行、呪術者。
その安倍晴明公が御祭神の安倍晴明神社には占いコーナーがあるようで、毎日午後1時から催されているようです。
【手水舎】
手水舎の水は横の井戸からひかれているようです。
そばには晴明水の恩恵で大きくなったのか、立派な木。
振り返ると、鳥居をくぐった際には気付かなかった由緒書きがありました。
由緒書きを今読んでビックリしたのが、安倍晴明の出自。
父、安倍保名と白狐の間に生まれた子とあります。
あとでどうしても気になった授与品を1つ頂いて帰るのですが、何故白狐なのか今分かった次第です。
由緒書きの記載にはもう一点気になる箇所があり、大江山の鬼退治を指導されたのは安倍晴明とあります。
元伊勢神社の裏手には大江山。
大江山の鬼退治に安倍晴明公が関わっていたとは驚きで、その時には気付かなくとも、こうして繋がっていくのが参拝後の楽しみでもあります。
同じ七夕飾りで境内も華やか。
阿倍王子神社の狛犬さんは青の前掛けで、雄々しい感じがしましたが安倍晴明神社の狛犬さんは赤の前掛けで柔らかい表情。
赤と青。
女と男。
陰と陽。
本殿そばには大きな木。
注連縄を張られていることから御神木のようですが、こちの木も対なるもののような気がします。
境内はお世辞にも広いとは言い難いのですが、その境内に所狭しと像や石碑が安置されています。
こちらの狐の前掛けも赤。
無知な私は、境内に稲荷社があったことからあまり深く考えていなかったのですが、こちらのお像は安倍晴明の母とされる白狐の葛乃葉。
そして、左手には安倍晴明。
母と子で並んでいたのですね。
その母と子の並びには、安倍晴明公が産まれた時に使用した産湯の井戸を再現されたものがありました。
その側にはまたしても巨木。
巨木が寄り添うように【泰名稲荷神社】
てっきりこちらの稲荷神社が境内の狐と関係するのかと思っていましたが、泰名=保名で安倍保名は安倍晴明公の父。
こちらの稲荷神社は父上がお祀りされていたようです。
何気なく撮った一枚ですが、この一枚に安倍晴明公親子がおさまっています。
【由緒書き】
由緒書きに記載されている『葛の葉子別れ』が気になり調べてみると、晴明公の母が御祭神の『信太森葛葉稲荷神社』と繋がりました。
これも何かのご縁。
なるべく早くに参拝に伺いたいと思います。
さて、社務所で御朱印を頂く際、とても気になったこちらの白狐。
中におみくじが入っており、おみくじよりもこちらの白狐に惹かれて頂いて帰りました。
当初は知りませんでしたが、晴明公の母上にあたる葛乃葉だと思われます。
Wikipediaに下記一文がありました。
『葛乃葉は、稲荷大明神(宇迦之御魂神)の第一の神使であり、 安倍晴明の母とされる。』
【出典元:葛の葉 - Wikipedia】
大事そうに両手に抱えている五芒星は我が子なのではないのでしょうか。
そして、左脳偏重バリバリの現実主義、上昇志向、物欲・拝金主義(←書いてて嫌になりますが)だった私がまさかのこちらの方面に足を踏み入れることになったきっかけも五芒星。
5年前の出来事が色々と繋がりつつあります。
繋がる作業は、いつもこうしてブログとして記録しているからこそ。
写真を撮って終わりでは、何も『気付けない・見えない・聞こえない』のが現実です(^^;
さて、安倍晴明神社をあとに天王寺駅からはミドンプトンと電車に乗車。
自転車という相棒があるからこそ色々とお参りに行くことが出来、今や私にとって自転車はなくてはならない存在。
自転車に乗れる身体、環境に感謝しつつ電車に座るや否や、心地良い疲れは電車の揺れで加速→爆睡です(笑)
ここ最近は待ったなしのお参りで、サインがあればなるべく早く動くのが当たり前の流れとなってきました。
今までは『ご縁があればいつか行けるだろう』と、暢気に構えていましたがサインはチャンス。
逃すのも、モノにするのも自分の行動次第。
動かなければ何も始まらず、白馬の王子さまは待っていても目の前にはやっては来てくれません。
そんな訳で、年明け以来ずっと気になっていた神社と繋がるかのような今回の天王寺区の堀越神社、そして阿倍野区の阿倍王子神社、安倍晴明神社へのお参り。
その週末、そのずっと気になっていた神社へとお参りです。
ありがたし!