シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都/亀岡市】大本教の本部 亀岡城址と天上の木

遡ること2ヵ月とほんの少し前。

まだまだ寒さが残る3月の週末。

麒麟が来る!』の総集編の放送があることを知り、録画でその気になったのか『亀岡城に行ってみよう!』と。

家族一同、一度も『麒麟が来る!』を見たことないのですけどね(笑)

 

麒麟が来る!』=明智光秀亀岡城

 

の分かりやすい図式で高槻から一山超えて亀岡市へ。

 

亀岡運動公園で車を停めて、ここからはサイクリング。

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Googleマップを頼りに進んでいくと、亀岡城址とは思えない何とも立派な建物の前に到着。

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側にあった案内図を見ると、どうやらこちらの立派な建物は大元本部らしく、更にお目当て亀岡城址はこちらの大元本部の敷地内にある模様。

 

信者でもないし、はてさてどうしたものかと立ちすくんでいると、大本教の関係の方と思われる方が声をかけて下さいました。

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麒麟が来る!』の影響もあって、一般の方の拝観が増えているとのこと。

本部の受付で拝観料を支払えば(確か2~300円だったかと)、あとは館内でも神泉苑でも一般解放されている場所はお好きにご覧下さいとのこと。

 

亀岡城址に来たはずが、思いもよらぬ大本教本部への潜入となりました。

 

大本教のことは、戦前大掛かりな宗教弾圧があったとか、大本心諭、出口なお艮の金神、などなど、キーワードを断片程度の知識。

ちょうど館内で大本教の歴史の映像が上映されており、せっかくなので見てみることに。

 

その際、館内で『ご自由にどうぞ』のエリアから頂いてきた冊子等々。

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活字中毒ですが、積読の本の中に埋もれている状況です^^;

 

さて、館内を出て今日の目的は亀岡城址。

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歩きだして早速目についたのがこちらの幹が捩じれている赤松。

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広い敷地内を、案内板を頼りに散策。

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こちらの石に掘られた紋様のようなものは、天下普請の際、大名達が残した刻印。家紋。

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天下普請(てんかぶしん)とは?

江戸幕府が全国の諸大名に命令し、行わせた土木工事のこと。なかでも城郭普請が有名であるが、道路整備や河川工事などインフラストラクチャー整備などの工事も含んでいる。

【出典元:天下普請 - Wikipedia

 

経年劣化で消えかかっている刻印もあると受付で伺い、その間、息子は何故、石に刻印があるのかなどなど興味津々で受付の方に質問攻め(笑)

熱意が伝わったのか、受付の方が家紋の一覧表のようなプリントを息子にプレゼントして下さいました。

で、そのプリントを片手に一人必死に家紋を探すの図(笑)

石好き、ミステリー好きにはたまらん遊びです(^^)



歩いていくと、目の前に整然と積まれた石垣。
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お目当ての亀岡城天守台址はこの石垣の上。

 

階段を上がった先に立派な木がありました。

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辺りは神域の為これ以上立ち入ることは出来ず、石垣と立派な木が見れただけでも充分だと各々言い聞かせ(笑)、先に進みます。


亀岡城址のお堀に沿うように小径があり、周りの木々は手入れがされているのか程よく日が差し込み、とても気持ちの良い空間。
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ぐるりと一周して元来た場所へ戻って来ました。
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お昼ご飯は、そんな亀岡城址のお堀が外から見える場所でおにぎりを。
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さて、この場所からふと右手を見やると何とも気になる木を発見してしまいました。
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木を見たら素通りするわけにも行かず、喜々として側へ。

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木の根元にはお地蔵様。

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お地蔵様のお名前は、南郷地蔵。

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案内板によると江戸時代から南郷池のそばにいらっしゃる十一体のお地蔵さまになるのだそう。

 

そして、そのお地蔵様を後ろからお守りするかのようにエノキの御神木。

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天上の木のネーミングが気になり調べてみたところ、単なる木にはない不思議な魅力を持ち、勇気や癒し、感動を与えてくれる木を「天上の木」とし、京都府内に選ばれし40選の天上の木があるそうです。

森の京都「天上の木」40選/京都府ホームページ

 

・・・これはちょっと、行った方が良いんとちゃうんやろうかと、トップバッターの丹波国分寺町のイチョウの木の画像を見てビビビッときてしまいました。

 

さて、イチョウの木も立派ですが、目の前に迫るエノキのこの幹回り。

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惚れ惚れとしてしまう佇まい。

 

空に広がる枝ぶりも勢いがあり、まだまだ元気なご様子。

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亀岡城址の外堀に面してお祀りされているお地蔵様とご神木。

 

この地が聖地であるが故に、お城が建てられてのか。

はたまた、お城が建てられたが故に、お守りとしてお地蔵様とご神木が配されたのか。

 

真相は分かりませんが、いずれにせよ、亀岡城とお地蔵様、御神木は存在する上で一体であるかのような印象を受けました。

 

私一人であれば、行くことはなかったであろう亀岡城址。

思わぬ木との出会いに感謝です。