絶好のハイキング日和。
あいにくと午前中は用事があり午後からの出発。
どうしてもお昼ご飯を山で食べたいが為に、片道30分程で行けるハイキングコースを探して向った先はお隣の茨木市。
龍王山荘で車を停めて、
目指す竜王山へはどうやって向かえば良いのかわからず、龍王山荘でハイキングマップと、いつか自転車で来る日もあるかも?(車中から見た激坂を見る限り私は絶対にないですが(笑))でサイクリングマップもいただきました。
そして、サイクリングマップがあるだけあって、龍王山荘の入り口にはレンタサイクルがありました。
更にこちらの龍王山荘は宿泊施設になるそうで、茨木市民であれば一人二千円、他市民であれば三千円で宿泊が出来るようです。
隣の高槻市民ですが、こんなに近いところに楽しい施設があったとは!な嬉しい発見です。
本日はどんな出会いがあるのでしょうか。
宝池寺の鳥居から竜王山を目指してスタートです。
鳥居をくぐってすぐ、石が敷き詰められた参道が気持ち良く、
道中、『蛙岩』なる巨石がありました。
そして、ずんずん進むと左手に突如として出てきた巨石群。
その中でも、こちらの巨石は迫力満点。
この大きな割れ目の岩は岩刀山(いわたちやま)というそうで、昔この岩の割れ目から薬師如来が出現したとか。
割れ目の中に入ってみました。
奥に行けば行くほど狭くなります。
後を振り返った景色
左側面
右側面
巨石の側に石碑がありました。
巨石群の中に気になる木がありました。
そんな木々の合間に並んでいる巨石が、なんだか意味ありげに点在しているように見えます。
こちらの木は根元が大きなカーブを描いており、生命力を感じました。
のちほど住職さんにお話しを伺うことになるのですが、この森の無残な姿は2018年の地震によるものだそうです。
そんな荒れ果てたように見える森の中で、白髭大神の側には新しいお酒が奉納されていました。
こちらの薬師如来は先程の岩刀山から出現されたと言われている薬師如来でしょうか。
真言の木札が新しく、棒読みですがありがたく唱えさせていただきました。
こちらの巨石は地震の影響で参道横にどうやら落ちてきたようです。人的な被害が無かったのがなによりです。
森の中がとても楽しく、気付けばかなりの時間を過ごしていました。
先を急ぎます。
参道左手にお地蔵様。
ご真言が書かれた木札がこちらにもあり、息子と一緒『オン カカカビ サンマ エイ ソワカ』と唱えてみました。食べる秋刀魚と言っていたのは息子(笑)
またもや石碑が見えてきました。
それにしても、本当に辛くなる森の状況です。
後の倒木なんてなんのその、石碑に力があるように感じます。
森の至る所に石碑が点在しており、お酒が奉納されている石碑もあり大切にされているのではないかと思います。
荒れた森の中でもひと際立派な『八大竜王』の石碑。
そして、『チリーン チリーン』と微かに音が聞こえてきます。
音の聞こえる方に進んで行くと裏手にズラリと横並びの石碑。
石碑の周りは燦々たる状況ですが、石碑が倒れず(倒れたものを起こされたのかもしれませんが)祀られているのを見ると、それだけ少しホッとします。
枯葉まみれなのが気になり、出来る範囲で枯葉を除いて石碑が埋もれないように掃除をしたところ、モヤモヤしていた心が少し晴れたような気がしました。
お墓参りも同じですね。綺麗にしてご先祖様も自分も良い状態でいたいと思いました。
そして、音の正体はこの風鈴でした。
『チリーン チリーン』
この風鈴のおかげで森の中の石碑にお参りが出来ました。
さて、ここからもうすぐで宝池寺です。